昨日父の思い出の歌を見つけました.土井晩翠の詩で、星落秋風五丈原という題の歌!有名な「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という場面の、まさに孔明の死に直面しようという悲愁な歌です.父は帰宅すると和服に着替え、私達子供を膝に乗せて歌を歌ったり、話を聞かせてくれたものです.以前にも書きましたが、ハンニバルや、ナポレオンの話、平清盛の話、義経の話、楠正成の話、日本海海戦の話、目の輝いた楽しい父の顔を思い出します.子供達の顔も輝いていたに違いありません.孔明の話もまた同じですが、この悲哀に満ちた五丈原の歌は、子供にも深い思い出となりました.私はこういう風にして父から、美しさというものを学びました.
父親が子供に父性の美しさというものを教えられないから、こんな世の中になっているのではないかと思います.世の中がお金本意になってしまって、法律も事件の表面だけしか規制できない.美しさも何もかも何処かへ行ってしまって、法律に触れなければいいという世の中になっているのではないのでしょうか.だから毒とわかっているものも平気で売ることが出来るし、裏を隠して表だけを主張することが出来る.すぐには死なないけれども、徐々に体を蝕んでいって発病する.因果関係を証明できないから、罰せられることもない.世の中が自分の偽善に気がつかない.安部司さん(食品の裏側の著者)は、自分の作ったものを自分の子供が食べているのを見て愕然としたと書かれています.でも世の中はそうしたものなのです.自分が他人に投げつけたものは、遅かれ早かれ自分に戻ってくるものなのです.自分が食べられるものを売るべきなのです.そうしたら、こんなにマクロビオティックを実践することに苦労しなくてもいいのです.
父は特攻隊の生き残りです.明日死ぬはずだったのが生き残って私がいます.特攻隊の皆様の、「天皇陛下万歳!」は、「おかあさーん」と一緒なんだと父は言いました.武によって平和を守る意志が父性の源泉だと思います.字面ばかりを追いまわしても、心はわからなくなるばかりです.今の世の中は父性の精神性を忘れています.母性は今日のご飯でいいのです.今を生かす母と、明日を生かす父がいて、家庭は成り立つのですから.母は今日を明日に繋ぎ、父は明日のために今日を生きる.明日のために耐える父の、やさしさと厳しさの混じった顔が子供に見えなければいけません.男の美しさを見せることが必要です.男の美しさはお金に埋まってはいないのだと思います.真っ先に貧乏をしのばねばなりません.お金ばかり追及する男なんて!! さもしい心,貧乏な心は恥ですが、貧乏は恥ではないと教えられました.
父親が子供に父性の美しさというものを教えられないから、こんな世の中になっているのではないかと思います.世の中がお金本意になってしまって、法律も事件の表面だけしか規制できない.美しさも何もかも何処かへ行ってしまって、法律に触れなければいいという世の中になっているのではないのでしょうか.だから毒とわかっているものも平気で売ることが出来るし、裏を隠して表だけを主張することが出来る.すぐには死なないけれども、徐々に体を蝕んでいって発病する.因果関係を証明できないから、罰せられることもない.世の中が自分の偽善に気がつかない.安部司さん(食品の裏側の著者)は、自分の作ったものを自分の子供が食べているのを見て愕然としたと書かれています.でも世の中はそうしたものなのです.自分が他人に投げつけたものは、遅かれ早かれ自分に戻ってくるものなのです.自分が食べられるものを売るべきなのです.そうしたら、こんなにマクロビオティックを実践することに苦労しなくてもいいのです.
父は特攻隊の生き残りです.明日死ぬはずだったのが生き残って私がいます.特攻隊の皆様の、「天皇陛下万歳!」は、「おかあさーん」と一緒なんだと父は言いました.武によって平和を守る意志が父性の源泉だと思います.字面ばかりを追いまわしても、心はわからなくなるばかりです.今の世の中は父性の精神性を忘れています.母性は今日のご飯でいいのです.今を生かす母と、明日を生かす父がいて、家庭は成り立つのですから.母は今日を明日に繋ぎ、父は明日のために今日を生きる.明日のために耐える父の、やさしさと厳しさの混じった顔が子供に見えなければいけません.男の美しさを見せることが必要です.男の美しさはお金に埋まってはいないのだと思います.真っ先に貧乏をしのばねばなりません.お金ばかり追及する男なんて!! さもしい心,貧乏な心は恥ですが、貧乏は恥ではないと教えられました.