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地球散歩♪

いもとなおこのBLOG

モザンビークの楽園編。

ミャンマーの叫び

2007年10月01日 | development

UN(国連)ハウスにいたら

すっごく大きなシュプレヒコール・・・

在日ミャンマー人によるデモが行われていたのでした

 

安保理に影響与えるような人はここにはいないと思うのだけど・・・

そんなことは関係ないんだろうな

何かしなければ いてもたってもいられないんだろうな

 

私、ミャンマーに縁もゆかりもないけれど

ミャンマー軍事政権は本当に 早く倒れて欲しい政権のひとつです

21世紀にああいう政権が平気で君臨していることが信じられない!

 

どうしたら平和裏に政権交代されるかな

国民の力で何とかできればいいのですけれど・・・

 

ちなみにミャンマーの首都って今までずっとヤンゴンだと思っていたら

正解はネーピードーっていう町だったよ

知ってました?

ちょっとソーピードー(Thorpedo)に似てるよ


地球にやさしく

2007年08月02日 | development
ブラウン管の中の政治家がノーネクタイなのを観て、父が

「クールビズっていいながら、ネクタイしないでジャケット着ているのは変だ。本当は冷房ガンガンかけているんじゃないかぁ~」


今日、外務省に用事があったのですが、

省内、かなり暑かった。

打ち合わせ中、汗がじわりと額に出ていました。

ちゃんと冷房設定温度、上げていました。

首相官邸とかは知らないけれどね。



それに比べて寒いのは、地下鉄、私鉄!

めっちゃキンキンに冷えていませんか?

電車用にわざわざカーディガンかショール持って出掛けますもん。

特に日比谷線と東横線!

寒すぎだってば。

じっとしていられなくて動きたくなるよ。もうヨガのポーズとかやってしまいたいよ

それかめっちゃくちゃ辛い坦々麺、電車の中で食べてもいいっていうならいいよ。

その前に辛いのダメで食べられないけど。



実行しようよ!地球温暖化対策。

あなたのオフィスも実行していますか?



・・・でも中国のなりふり構わぬ行動を見ていると、私たち何やってんだろって思っちゃいますね

日本人って偉い。


・・・地球はどうなっちゃうんだろう?

開発援助ワーカーの憂鬱

2007年05月31日 | development

ずっと使ってきた鞄がハゲてきたので、新しい鞄が欲しくてここ何ヶ月も探している私。

欲しい鞄がなくて・・・ やっと見つけたのは高級ブランドのモノでした

良い鞄は10万円はくだらない。

でも果たしてそれは必要か?

どうせ日本でしか使わないのに。

悩んで、同じく開発援助ワーカーのN国に滞在中の友達に相談した。

A子「買っちゃいなよ!」

私「ん~ でもさ~」

A子「それいくらすんの?」

私「○万円」

A子「げぇぇぇぇぇ!!!

私「そうなんだよねぇ

A子「N国ではランチ1000回分だね・・・

私「でもさー いつも贅沢してないしね。日本にいればランチだ、ディナーだ、飲みだ、洋服だ、娯楽だっていつもお金使ってるのに私たちは全然使ってないんだからさ」

A子「そうだよ!」

私「それに今は考えられない額だけど、日本にいると感覚麻痺しちゃうっていうか、どっちが異常なのかわかんないけど・・・」

A子「こっちにいるときはどーでもいいんだけど、日本にいると欲しくなっちゃうんだよねぇ、不思議なことに。ねー、買っちゃいなよ!」

私「今度買おうと思ってたドレスやめたから、お金浮いた気分だしね!」

A子「あー じゃあなおさらじゃん!ちょっと違うけど。私なら買うね。この間日本で○万円のランチ食べたし。至福を味わったよ」

私「そうだけどさ。もーなんでこんなことで悩まなきゃいけないんだー」

A子「でもさ、それ買ったからって実際にはこっち側の現状はそんな変わらないじゃん。それだったらそれ買って、満足して、さらに現場でがんばって仕事すればいいじゃん」

私「でも私たちは実際に自腹でワクチン買って届けられるけどね

A子「そんなひっかかるなら、妥当なのにしといたら?もうちょっとお手ごろな値段の」

私「いっぱい見たけどイマイチないんだよねぇ、気に入ったのが」

A子「じゃー買いなよ!援助の仕事してるからって良い物持っちゃいけないなんてことないよ!欲しいものは欲しい!欲求は満たさないと」

私「でもさ、その鞄持ってたら、『この鞄のために命何個・・・』って考えて暗くなっちゃうよ。鞄が重たいよ」

A子「背負いすぎだよ」

 

・・・さて私はどうするでしょうか?!


心得

2007年01月07日 | development

今度のアフリカ出張はたった3ヶ月弱なのに、ちょっとした緊張感というか、気合いというか、むしろ”憂い”に近い気持ちが消えない。

初めてアフリカに行ったときは、辛いなんて感じたこともなかった。今考えると、けっこうオンボロホテルに泊まっていたけれど、本気で御殿だと思っていた。

あれから3年強、一丁前にいくつかのアフリカの国で仕事をしてきて、そんな潔い姿勢もどこへやら・・・

2年ぶりに思い出のシエラレオネに戻ることはとても楽しみ。アフリカでのお仕事再開も楽しみ。

でもやっぱり色んなことが不便で、ストレスは溜まるんだろうって。停電とか、電話の不通とか、ネットの遅さとか・・・

だけど一番嫌なことは、

          汚い(流れない)トイレ。

 

ほんと、トイレが汚いのだけは、辛い。大抵は水が出ない場合が多い。

外国人が利用する綺麗なホテルかレストランじゃない限り、大抵はトイレが酷い。

とてもじゃないけど便座に座りたくないし、「あのー これはどうやって使うのでしょうか?」というトイレも地方に行ったりするとある。

これだけはカンベンなのです。

トイレをガマンするから膀胱炎になりそう。

そうすると、すべてにおいて心が安らげなくなってしまう。

 

・・・何て弱気になることもある今日この頃ですが、せっせと渡航準備と壮行会の毎日です。

今日、沢山お土産を買ってきた。

久しぶりに会う人たちに持っていくものだけでスーツケースが埋まってしまいそうです(>_<)

再会が楽しみな人たちばっかりだけど、中でも沢山お土産を買っちゃったのは、首都から少し離れたルンサーという小さな田舎町にいる、宣教師のシスター根岸です。

もう何十年もシエラレオネで子どもたちを支えているシスター。内戦時には銃口を突きつけられて生き延びた話をしてくれました。そんな恐ろしい体験をしても、シエラレオネの田舎で生き続けている。日本で資金集めをして、身を粉にして捧げている。

本当に、同じ人間でこういう方がいるんだって感動したし、言い表せないほど尊敬するし、普段はあまり関心がないキリスト教さえも、ちょっとかじってみようかなとまで思ってしまった。

あともう一人シスターがいて、その方はまだいるのか怪しいのだけれど、前に行ったときに、スパゲティにのりたまふりかけかけて食べているのが笑えました

こんな地の果てみたいな場所で、のりたまふりかけスパかよっ 

 in 2004

 

だからこのシスターお二人に日本の味を持って行こうと買ってきました↓

 

私は首都のホテル暮らしで、たった3ヶ月弱。

お二人の足の爪にも及びませぬ。

 

いざ、2年ぶりのシエラへ。


ワールド・スイム・フォー・マラリア 近況報告

2007年01月02日 | development
このブログをずっと見て下さっている方は「今更・・・」と思われるかもしれませんが

2005年12月3日を中心に「マラリアで苦しむ人々を助けるために泳ごう!」と

世界中で行われたチャリティ・スイム・イベント『ワールド・スイム・フォー・マラリア』

日本では

スイム参加人数: 28,107名
募金総額: 4,913,405円

世界では

スイム参加人数: 262,411名
募金総額: 1,300,330ドル (約 1億4613万円)

が集まりました


その後どうなっているかと申しますと・・・

こちらをご覧下さい

ごらんのように、みなさまの募金によって購入された”蚊帳”がアフリカやアジア、カリブ海の各地に配布されています

「配布完了」っていう赤いチェックが入っている国をクリックすると
蚊帳が実際に配布されている場面の写真も見られます!

ご協力下さった皆様、本当に有難うございました。

この場をお借りして、スタッフ一同より、心から感謝申し上げます。

私の10キロ泳を応援してくださった方々、本当に感謝感謝です。皆様のお陰で、20℃ない激寒のナイロビのプールで泳ぎ切れました。また改めてメールさせていただきます。


ところどころ、和訳ができていなくて大変申し訳ございません。

それだけでなく、すべてにおいて本当に足りない面ばかりで、折角ご協力頂いた方々に不愉快な思いをさせてしまっていることも多いと思います。


英国本部では2008年のWSM2実施に向けて動きがあるようで・・・
私自身、正直、脆弱な体制のもと、2008年の開催は非常に困難と考えていまして、
今、関係者と協議を進めているところです。

しかし日本だけ参加しないわけにはいきません。

自分が関わらないわけにいかないのも百も承知です。

よく考えて、結論を出したいと思っております。


いつものブログと打って変わって、真面目な文章になってしまいましたが、私の反省と自戒と感謝の念をこめて。

今後ともどうぞ宜しくお願いします。

井本直歩子 拝

バルサの胸にユニセフ

2006年09月22日 | development
スポーツクラブのユニフォームにデカデカと幅を利かせているスポンサーロゴに
ついつい目が言ってしまう

この間 ロナウジーニョの胸にUNICEFのロゴが躍っていて驚いた

まさか!
国連児童基金(ユニセフ)がスポンサー料払うなんてことアリエナクナイ?!ナクナクナイ?


そうしたらやっぱり これはバルサの慈善事業でした プレスリリース

バルセロナFCは 今まで地元の人々によって運営されてきているので
107年のクラブ史上 ずっとロゴはつけてこないチームだったんですよね

今回の無償ロゴのアイディアも 多額の寄付も素晴らしい行為だと思うけれど
それ以上に私が感心してしまうのはユニセフ

国連機関の中では断トツにPRと集金が巧くて
おまけにスポーツを通じた事業を沢山展開していて
いつも注目しています

FIFAと組んでサッカー選手を利用したプログラムをやったり
我がマンUもサッカー教室とかやってるし
チャリティーオークションも

←好きです アンリ


やっぱり開発援助の世界でスポーツができることってすごくいっぱいある

子どもたちは健康になるし

辛いことも忘れて元気になれるし

平和だって実現できるかも


・・・と思う私はナイーブでしょうか


※写真勝手に拝借しちゃった~

ま、またやるの。。。

2006年06月04日 | development
昨年の12月3日に
ワールド・スイム・フォー・マラリア
というイベントをやったことは
このブログをずっと見てくださっている方はご存知だし
実際泳いでくださった人も沢山いると思うのですが

日本だけで500万円近く集まって
3万人以上が泳いだのですね

で、日本はものすごい貢献をしたのですが
世界では 目標の100万人には遠く及ばなかったし
当初の12月3日で終わりにせず
7月3日まで期間を伸ばしたけど
その後 勢いは一気に衰え
今は蚊帳の配布に忙しい毎日
配布先に関してはこちらをご覧ください
      (ルワンダはギセニに2000張の蚊帳!ワーイ

今のところ 国際赤十字
子供たちのベッドに蚊帳をとりつけてくれています


このウェブサイトなんですけど
大体日本語への翻訳は私がしてきたのですが
手が回らなくて
英語のままの部分も多々あるし
勝手にイギリスでウェブ翻訳にかけてて
めちゃくちゃな日本語のときもある
ごめんなさい。。。

この間久々に見たら
ページの上のバナーの「Tell a friend!」
本来なら「お友達に広めよう!」と訳すところが・・・

「友人に言いなさい」

となっていた

・・・め、命令形かよ!!Σ( ̄ロ ̄lll)


これはすぐに直してもらいましたが
他にも変な箇所があります
教えてくださるか
目をつぶってください


で先日 言いだしっぺのロブからメールがきて
「いろんな人たちが『ここで終われないだろう』ってことになってね、またやることになったんだ。2008年頃かな。スポンサーたちもみんな継続して支援してくれる。日本はすごく成功だったけど、今回の教訓も生かして、次はもっとうまくやれるよね!」

。。。

なんかさぁ、どうでもいいですけど
私がまたやるって決めつけてませんか

もうイヤだよ わたしゃ。。。


とはいいつつ 
自分が逃げられない運命にあることを私は知っています ハイ

素晴らしいイベントだったと思うし
自分がやらなきゃとも思うし
みんなで本気でやったら
もっともっと大きなことができると思う

でも もしまた自分が日本にいない場合は
私はぜったいに中心人物にはならないよ

だってみんなに迷惑かけるだけだもん

ゼロ着地

2006年03月30日 | development
「年度末」につき

死んでいます・・・

このハリケーン・カトリーナのような慌しさのさなか 
調査団等ビジターの応酬。。。

いや、ウェルカムっす!

担当Nさん 来て下さってありがとうございました
SD Mさん 飯島でお願いしまぁす


「年度末」でいつも疑問なのは
継続案件でも 何でお金を「使い切らなきゃいけない」の?
繰り越せばいいじゃんか!
だから不要なコンピューターとか年度末に買っちゃうんじゃないの?
ウチは買ってませんけど・・・

ここが変だよ ODA!

誰か知ってる人 教えてください


っていうかさ 「ゼロ」にするって無理じゃない?

どうやったらきっちり1ルワンダフランまで使い切れるように
物品の購入などできるのか?


でもちゃんとどうにかしてゼロ着地しましたけど!
ぱちぱちぱち


今週を乗り切ったら
桜の夢でも見ながら寝よう

明日は新隊員が来ます
6名来るので 日本人人口がどっと増えます

LIVE 8

2005年07月02日 | development
はじまりましたね
LIVE 8

アフリカにこれだけ注目が集まるのは
素晴らしいことだと思う

それに このイベントが
募金を集めるのが目的ではなく
G8リーダーたちにアピールするためというのは
とてもスマートな行動だと思う
必要なのはお金だけではなく
貧困を削減するための体制だものね

そこで
エンドユーザーの現場にいる私としては
結果が何よりも気になります

G8リーダーたちはグレンイーグルス・サミットで何を達成するのか?
ここアフリカの中でも
最貧困層に届くアクションがとられるのか?

債務救済もいいけど
貿易は?

もし これだけの動きによって
G8が動けば
あとはアフリカと私たちが
今よりももっともっと汗を流す番です
(実際には汗なんか流していない
ナイロビは今寒いからさっ

といいながら
現場にいる私の周りには
『貧困削減』を悲観している人が実に多いと思う
やってもやっても
貧困はなくならないもの

頭のいい人たちが
みんな一生懸命頭を悩ませているのに
うまくいかないことばかり

そうしているうちに
「自己満足」の世界になっているような
それでもやっぱり仕事し続けるの

日々そんな気持ちをどこかに持ちながら
でもまだまだナイーブな私は
いつか変えてやると思ってる

  ・・・どうやって?

それを解明するのは
私の一生のテーマかもね

まずは先進国が
どこまで真面目に アフリカのことを考えるか
自分たちの利益を犠牲にできるか
あまり期待しすぎずに 見守ろう

復興支援

2005年06月01日 | development
私の専門である『戦後復興支援』というのは
非常にやっかいな分野である

ケースによって全然違うのだが
どんなケースであれ
戦争後の国を立て直すことは容易ではない

兵士に武器を捨てさせる
新しい政府を作る
警察を育てる
道路、学校、保健施設を建て直す
難民を戻す

・・・とてもとてもここに書き切れることではない

その前に国全体が
スーパー貧困ですからね

そんな中 
元兵士、障害者、孤児、レイプ被害者、母子家庭
自信と希望を失ったいろんなカテゴリーの人たちに
援助を行き届かせなくてはいかない

いつも思うのは
お先真っ暗。

どないすんねん。

おまけに厄介なのは
政府はじめ
住民も
「早く何とかしてくださーい」
と実に他力本願なことだ 

緊急な場合はある程度仕方ない
でも
いつまでも援助が続くわけではない
自分たちで何とかしなければいけないのに
注文ばっか

先週の「復興支援ワークショップ」でも
これから発足する南スーダン政府の関係者が
「日本は何をしてくれるんだ」
「世界銀行は何をしてくれるんだ」

ていうか
まずはお前が何するか言えよっ!
と怒鳴りたくなります

そんなとき
ルワンダの元女性省大臣ファトゥマさんが言った

「今のルワンダがあるのは
94年の大虐殺のあと
みながボランティア精神で助け合って生きてきたからです
先生も医者も
皆 給料が払われなくても
一生懸命奉仕してきたのです」

会場がし~んとなって
皆 ファトゥマさんのお話を聞いていた

私は感動したけど
本当にそんなことがあるの
少し半信半疑にもなった
それほどめずらしいことだから

ファトゥマさん ありがとう
世の中のみんながそういう気持ちになれば
貧困はなくなるのにね