「家内から『おまえは幸運だ』とよく言われる」
「最大の幸運は(ともに名誉賞を受賞した)モーリン・オハラさんに会えたこと」
「本当のことを言ってしまうと、関係ないんです。アカデミー賞に関わることになるなんて
思っていなかった。視界に入ってなかった。賞ってもらえないと腹が立つけど、もらっても
幸せになれない。それで自分の仕事が突然よくなるとかないし、とっくに終わってしまった
仕事だし」
「黒澤さんももらいたくなかったんじゃないかと思います。今までのことを功労しますなん
て。映画を作るってもっと生々しい」
「いっぱい映画を見ないといけないじゃないですか。そんなの嫌ですよ」(アカデミー会員
候補について)。
「紙と鉛筆があればできますから、やっていくと思います。そうやって生きようと決めてい
るので。仕事になるのか道楽になるのかは判断がつきません。仕事かと言われたらこんなこ
とできないと思うし、道楽かと言われると仕事だと思うし」。
(“日刊スポーツ”によります)
長いものは無理だし、もうできないと思う。短いものは機会があればつくっていこうと思う。
と話されていました。宮崎駿・73歳。