
令和4年度テーマ展 埼玉の遺跡
東松山市反町遺跡 ー時代を彩る職人のムラー
会期:令和5年2月25日(土)~5月28日(日)
会場:埼玉県立さきたま史跡の博物館 企画展示室(行田市埼玉4834)
主催:埼玉県立さきたま史跡の博物館
共催:東松山市教育委員会
を観覧してきました。

会場の企画展示室

プロローグ「先史時代の反町遺跡」
※反町遺跡の所在地は 埼玉県東松山市大字高坂257番地他・・・現・あずま町4-3他
東松山市の南部、高坂台地と東松山台地の間の低地、都幾川右岸に立地

遺跡位置図 遺構配置図
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展示構成は
Ⅰ 弥生時代の反町遺跡
Ⅱ 古墳時代の反町遺跡① ー県内最大規模の集落ー
Ⅲ 古墳時代の反町遺跡② ー集落から墓域へー
Ⅳ 古代の河川祭祀
Ⅴ 古代・中世の反町遺跡
となっています。これらの中から何点か載せておきます。
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【 Ⅰ 弥生時代の反町遺跡】 弥生時代の土器

【 Ⅱ 古墳時代の反町遺跡① ー県内最大規模の集落ー】 古墳時代前期の土器のうちの
『外来系土器』

『外来系土器』のうちの「装飾器台(北陸系)」

『玉作りの工房』

反町遺跡出土の玉類

『木製品』

「臼」 古墳時代前期

【 Ⅲ 古墳時代の反町遺跡② ー集落から墓域へー】 古墳時代中期の土器

「円筒埴輪」・「人物埴輪」

「壺」

【 Ⅳ 古代の河川祭祀】 出土品

『第1号祭祀跡の出土状況』
※ここに説明されている「神矢」及び「弓」と墨書されている須恵器の碗、更に「雁俣鏃(かり
またぞく)」のことについては、平成31年(2019)1月に開催された【ほるたま考古学セミナー
「スポーツと考古学」】(主催:公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団)の講座で知り。写
真では見ておりましたが実物をみることができたことは有意義でした。

須恵器 碗 「神矢」と墨書されている

須恵器 坏 「弓」と墨書されている

「雁俣鏃(かりまたぞく)」

【 Ⅴ 古代・中世の反町遺跡】
中世 第36号溝跡出土「金銅製花瓶」

中世 第36号溝跡出土「籠」(写真)

展示室の状況の一部

エピローグ「現在の反町遺跡」

反町遺跡の現在は『ピオニウォーク東松山』(アピタ)という大型モール型ショッピングセンター
を中心にして周囲は電機店、本屋、ホームセンター等が並ぶ商業地域となっています。
この写真は、アピタと電機店を結ぶ連絡橋から撮ったものですが、この下に反町遺跡があるのだと
思うと感慨深いものがあります。
見学日:令和5年(2023)3月11日(土)