
埼玉県立嵐山史跡の博物館
企画展 城ってなんだ
会期:2025年1月11日(土)~3月2日(日) 終了
会場:埼玉県立嵐山史跡の博物館
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「お城ブーム」と言われる近年、多くの人々が城を訪れるようになりました。観光、学習などの面で、城
は一層人々の興味をひく存在となっています。
中世に城が出現して以降、社会の中で担った役割は時代を経るごとに少しずつ変化してきました。城とは
どのような場所だったのか、研究はどう進められてきたのか、現地に残る遺構をどう読み取るかなど、城
をより楽しく深く理解するためのポイントを紹介します。
《企画展「城ってなんだ」チラシ裏面から》
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を観覧してきました。
展示は、
プロローグ
第1章 「城」を構える
1 中世前期の城ー城と館の関係
2 戦国時代の城ー築かれ方と使われ方
第2章 「城」を調べる
1 江戸時代の城郭研究
2 近現代の城郭研究
第3章 「城」を掘る
1 発掘された城ー比企地域を中心に
2 小規模な城郭
エピローグ
からなり、100資料約260点の出土品や絵図(パネルも含む)、書物等が紹介されていました。
事情があって会期末に2日続けての閲覧となりました。
展示品についてはほんの数点の紹介に留めておきます。

観覧料を支払って展示室に・・・

展示室に入るとまずは畠山重忠公が迎えてくれます・・・音声あり

あいさつ

展示パネル 左から【プロローグ】・【城郭関係用語】・《城跡の遺構の名称図》・
【第1章 城を構える】・【城の出現】 内容は省略します

城跡の遺構の名称図

写真パネル:阿津賀志山防塁(福島県国見町)
左:和名類聚正抄(わみょうるいじゅうしょう) 右:吾妻鏡(あずまかがみ)九巻

写真パネル:太平記絵巻 巻第二 右下:絵入太平記 剣巻共

南北朝時代の城館 千早城跡(大阪府千早赤阪村) 霊山城跡(福島県伊達市)
関 城跡(茨城県筑西市) 瓜連城跡(茨城県那珂市)
小田城跡(茨城県つくば市) 大宝城跡(茨城県下妻市)

【武士の本拠】 【文献から見る築城】 【築城に伴う儀礼の実際】

写真パネル 上:北条氏房判物(豊島・宮城文書) 下:北条氏邦定書写(武州古文書十二)

第2章「城を調べる」

上:士鑑用法 下:甲陽軍鑑 九之下

師鑑抄

右写真パネル:金沢昨推定地の遠景(秋田県横手市)

城築規範(武州菅谷城)

城築規範(武州松山城)

後三年合戦絵詞・中巻(摸本)

左:埼玉の城館跡 右:埼玉の中世城館跡

【第3章 城を掘る】 菅谷館跡(菅谷城跡)-館から城へー 杉山城跡 「山城の教科書」

杉山城跡出土品

小倉城跡 -山城と「聖地」 独特な石積みー

小倉城跡出土品

松山城跡ー地域の中心であった城郭ー
【県内他地域の城郭】 鉢形城跡ー大名権力と在地の技術ー 騎西城跡ー戦いの痕跡が色濃く残るー

松山城跡出土品

加須市・騎西城跡出土品

小規模の城の用途とは?

縄張図作成用具

現地見学・調査時の服装 調査前・調査時のポイント
※城郭の書物を多数出している某先生に山城へ行くときは赤い上着がよいと教えられて用意したものの
着る機会がありません

企画展「城ってなんだ」図録(¥300-) ・ 展示資料一覧
観覧日:令和7年2月27日(木)・28日(金)