四季・めぐりめぐりて

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熊野神社古墳(埼玉県桶川市)

2020年06月21日 | 古墳


名 称:熊野神社古墳(くまのじんじゃこふん)
別 名:―
墳 形:円墳
規 模:直径38m 高さ6~6.5m 
築 造:4世紀後半
出土品:玉類、石製品類、筒型陶器など(出土品は国の重要文化財に指定)
指 定:埼玉県指定史跡(名称:熊野神社古墳 昭和42年(1967)3月28日指定)
所在地:埼玉県桶川市川田谷347

昭和3年、墳頂にある社殿を改築した際に主体部が発見され、様々な副葬品が出土したという桶川
市の熊野神社古墳を訪ねてみました。




熊野神社 御由緒




埼玉県指定史跡 熊野神社古墳 
                              (昭和42年3月28日指定)
 熊野神社古墳は、川田谷地域の荒川沿いに多く分布する古墳の1つで、河川交通上の重要な
位置にあります。
 墳形は円墳で、昭和59年度に行われた調査によって、直径38m、高さ6~6.5m、周溝の幅14
~16mであることが確認されました。
 粘土槨(粘土で棺を覆って安置したもの)と想定されている埋葬施設は、昭和3年、墳頂部の
社殿改修の際、偶然に発見され、玉類、石製品類、筒型銅器など、畿内の古式古墳と共通する多
くの副葬品が出土しました。当時の出土遺物は国の重要文化財に指定され、現在は埼玉県立歴史
と民俗の博物館で保管展示されています。また桶川市歴史民俗資料館では複製品を展示していま
す。
 出土した遺物からみて、古墳の年代は4世紀後半ごろと推定され、埼玉県内では比較的古い時
期に築造された古墳と考えられています。
  平成21年12月
                         埼玉県教育委員会 桶川市教育委員会






墳頂に鎮座する『熊野神社』




社殿正面右斜め前に建立されている『國寶 出土品之碑』




『國寶 出土品之碑』




目録




墳丘東側




墳丘南側(社殿裏側)




墳丘西側

散策日:令和2年(2020)5月30日(土)

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