
熊谷市指定文化財 名勝 星 溪 園(せいけいえん) 所在地:埼玉県熊谷市鎌倉町32
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星溪園は回遊式庭園で、熊谷市の産業・土木面に大きな功績を残した竹井澹如(たけいたんじょ)翁によっ
て慶応年間から明治初年にかけてつくられました。回転式庭園とは、江戸時代からの庭園の一様式で、池
の周囲に通路を巡らし、園内を回遊しながら鑑賞できるようにつくられています。
星溪園の由来
元和9年(1623)、荒川の洪水により当園の西方にあった土手(北条堤)が切れて池ができました。
その池は清らかな水が湧き出るので「玉の池」と呼ばれ、この湧き水が、星川の源となりました。のちに
澹如翁が、その場所に別邸を設け。「玉の池」を中心に木竹を植え、名石を集めて庭園としました。
明治17年(1884)に時の皇后(昭憲皇太后)がお立ち寄りになり、大正10年(1921)には秩父宮がお泊
りになるなど、知名士の来遊が多く見られました。
昭和25年に熊谷市が譲り受け、翌年星溪園と名付け、昭和29年市の名勝として指定されました。
建物の老朽化が著しかったので、平成2年から4年にかけて建物と庭園の整備がなされ、建物は数寄屋感
覚を取り入れ、格調高いものとし、日本的文化教養の場として復元されました。
《星溪園内においてある見学者向けチラシから抜粋》
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を散策して来ました。
園内には、園内には、星溪寮、松風庵、積翠閣の3つの建物があり、植物が百数十種類植えられ、庭
石は40数個置かれています。
写真順番はランダムです。また、沢山の庭石や石塔類がありましたが一部のみしか載せられません。


『星溪寮』


『玉の池』




『松風庵』







「珪化木」の門(中門)

『枯滝石組』



散策日:令和3年(2021)12月2日(木)