
名 称:矢太神水源(やだいじんすいげん)
指 定:国指定史跡(新田荘遺跡 矢太神水源 平成12年〔2000〕11月1日指定)
所在地:群馬県太田市新田大根町(旧新田郡新田町)
国指定史跡 新田田荘遺跡は、「新田荘」に関連する寺社境内・館跡・湧水地など11の遺跡から構成されていますが、重殿水
源を訪ねた後、もうひとつの水源
である「矢太神水源」を訪ねてみました。
■ 新田荘遺跡(矢太神水源)
太田市の北西部は大間々扇状地に立地していることから、「扇端部」の標高60mの地点を中心として多くの湧水が見られ
ます。矢太神水源(やだいじんすいげん)は、これらの中でも最も豊富な水量を誇っています。
北側に湧水点があり、この南側には東西15m、南北80mの沼(矢太神沼)があります。
湧水点では湧水が砂を舞い上げる自噴現象を観察することができます。この地点には「ニホンカワモズク」という、貴重な
紅藻類が生息しています。これはかつてこの地が海であった時代に陸に閉じ込められたものが、次第に環境に適応して現在の
姿になったと考えられています。
仁安3年(1168)の「新田義重置文」(長楽寺文書、国重文)は、「空閑の郷十九郷」を頼王御前(世良田義季)の母に譲
ることが書かれた古文書で、新田荘が開発された様子を知ることができます。ここには「上江田・下江田・田中・小角・出塚
・粕川・多古宇(高尾)」などの郷名が書かれています。これらの郷は石田川水系に立地していることから、新田荘の開発に
石田川の水が利用されたことが分かります。矢太神水源は石田川の源流であり、新田荘の開発に湧水地の水が利用されたこと
を証明する貴重な史跡です。
《太田市ホームページ 太田市の文化財 より引用》

「国指定史跡 新田荘遺跡 矢太神水源」説明板
説明文の内容は、冒頭に引用した太田市のホームページにあるものとほぼ同じで、最初の”太田市の北西部は”の部分”が、新田
町は”となっていることと、ホームページの文面にはない”町指定天然記念物”の文言があります。この説明板は、合併により新
設の太田市(平成17年)になる以前の新田郡新田町のころに設置されたものですから、太田市のホームページの文面と若干の相
違があるのは当然でしょう。

新田町時代の名残である「新田町指定天然記念物 矢太神沼湧水地」と刻まれた石標

北側から水源を見ています 東側(写真左側)が「矢太神ホタルの里公園」

同上

同上

北西から

南西から標柱・説明板のある北側方向を

南西から

南東から

南側部分

南側から北方を

南側部分

水源から水路となって流れていきます

矢太神ホタルの里公園内東側にある「千五郎池」

「千五郎池」説明板

千五郎池①

千五郎池②

「矢太神ホタルの里公園」園内図
天気が良かったせいで、水面は鏡面のように周りの景色を映し、とても素晴らしかったです。
散策日:平成30年(2018)10月2日(火)