
岩殿山安楽寺(吉見観音) -四季に生える文化財の宝庫ー
岩殿山安楽寺は今から約1200年前に行基菩薩がこの地に観世音菩薩像を彫って岩窟に納めたことが
始まりとされる古刹で、坂東11番札所としても広く知られ、多くの巡礼者が毎年訪れている。
平安時代末期には、源頼朝の弟、範頼(のりより)がその幼少期に身を隠していたとも伝えられている。
天文6年(1537年)、後北条氏が松山城を攻めた際の戦乱によって全ての伽藍が消失し、現在の建造物は主に江戸時代に再建されたものだ。
境内には埼玉県や町指定の文化財が数多くあり、三重塔や仁王門、甚五郎作と伝わる「野荒らしの虎」は必見。
また境内に植えられた木々や草花が、重厚な建造物を彩る春や秋のシーズンには、絶好の写真スポットとして多くのマニアが訪れている。
(吉見町商工会発行 「吉見町観光ガイドブック 吉見の歩き方」から 岩殿山安楽寺(吉見観音)の項より引用転載)
比企郡吉見町御所地内にある吉見漢音として知られるそんな岩殿山安楽寺を11月12日(土)に初めて訪ねてみました。「野荒らしの虎」とやらは失念してしまいましたが。

参道 この参道沿いに「厄除けだんご」を名物とする『どびんや』があります 現在参道に残る唯一の食事処

境内に入る階段

階段脇に設けられた吉見観音(安楽寺)の説明板 内容は冒頭のガイドブックの内容とほぼ同じです。

仁王門(県指定文化財)と2体の仁王像(町指定文化財)

仁王門に掲げられた「岩殿山」の山号額

仁王門を裏側(境内)から

多くの樹木がある境内と本堂(県指定文化財)

若干角度を変えて

露座の大仏

本堂 ①

本堂 ②

本堂 ③ 坂東11番札所であるとともに関東八十八ヵ所霊場の第75番霊場でもある安楽寺

本堂 ④

本堂 ⑤

三重塔(県指定文化財) ①

三重塔 ②

三重塔 ②

安楽寺三重塔の説明板

太子堂

坂東11番納経所

本堂裏にある鐘楼 ①

本堂裏にある鐘楼 ②

薬師堂 ①

薬師堂 ②

三重塔を階段下から 紅葉には少し早かったようです
散策日:2016年(平成28年)11月12日(土)