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テレマーク&マウンテンガイドIDEHA

第16回山岳技術講習会

2009年12月21日 21時57分18秒 | バックカントリーツアー
第16回IDEHA山岳技術講習会が湯殿山スキー場エリア内にて開催されました。

各地より11名の参加者が集い、ヒュッテ丸森にてプルージックロープの作成、
ガイド装備の披露、簡易ハーネスの作り方を行い、その後実技会場へと移動。

昨年はシールを付けて30分位移動した場所での講習でしたが、今回は土曜日の
下見で、とっても近い場所で実践講習に適した広さと斜度のあるフィールドを
見つけたのでした。
移動時間が少ない分講習に時間を費やせるので、今後このフィールドが技術講習
会場の定番になりそうです。

実践講習では、支点の見つけ方、8の字結び、プルージックの使用方法、カラビナ
の使い分け、ムーンターンヒッチでの懸垂下降など、よりその状況を想定してシン
プルで分かりやすい講習内容を意識しました。
午後からそれら応用と弱層テスト、ビーコン操作を行い午後3時過ぎに終了。

もう16回目になる山岳技術講習会。
年を重ねる毎に、内容も濃くなってきました。

参加された方には、もし万が一冬山で危険な場面に遭遇した際、この講習会で学ん
だことで助からななかった命もひょっとしたら助かるかもしれない。
まあそんな場面に遭遇しないための講習会でもあるのだが、ただそのリスクを少し
でもこの講習会で減らせればと思い続けております。

参加者の皆さま、大変お疲れ様でした。
今後講習を受講した皆さんがIDEHAのツアーに参加して頂くことは、私としてもリスク
を減らす要因でもあります。
より安全にバックカントリーを楽しむため、お互いにレベルアップしていきましょう。

堤先生が言ったように、絵に描いた餅ではなく実践の中での技術を。



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