第3回ツェルト講習会を西蔵王で開催いたしました。
5名の参加者が集い、まずは座学から。
講習会の主旨、ツェルトの歴史、メリット、デメリット、ツェルトのいろいろな使用法等を学ぶ。
一通り説明が終わった後、まずは自分が今持っている道具で何の知識もなく組み立ててみる。
じつはこれがとても重要。
教えたことをやるのは簡単だが、自分で考えアイデアを出して作るツェルトは自分の身にしっかりと根付く。
答えは一つじゃない。
実に面白い組み立てで、こんな方法もあるんだなと改めて勉強になる。
H川さんの一人用のツェルト。
四苦八苦しながらも綺麗に組み立てました。
寝れるスペースは無いが、一晩過ごすには十分。
中に入ると以外にスペースもあり、狭い分温かい。
I松君のツェルト。
ペグが無いので、ゾンデを利用した方法。
なるほど、これはこれで雪に埋めて使用できるかも知れませんね。
Kさんもペグの代わり、細引きとカラビナを使用して四隅を張綱のペグに固定した方法。
これもなるほどですね。
福島からお越し頂いた、A路さんのツェルト。
ノルディック用の長いポールで張綱一点での支持。
これも面白い。
不安定に見えるが、意外に安定していて驚いた。
S司さんのツェルト。
張綱、ストック、ペグ全てが揃ったオーソドックスなツェルト。
安定性が違いますね。
2回目は、ツェルトの張り方を伝授。
私がツェルトを張る時間は5分以内。
当初15分近く掛かっていた皆さんも、ほぼ10分以内で貼る事が出来、3回目は更に早く、且つ綺麗に張れるようになりました。
明るいうちに記念撮影。
風の影響を受けにくい、木立を利用した張り方を伝授したあとは、実践形式でもうすでに暗くなっている森の中へ。
立地条件等安全な場所を選び、2グループに分けて実際に現場でツェルトを張る。
画像は明るいが、実はヘッドランプを必要とするほど薄暗い。
ロープとストックを併用したツェルトは、しっかりとした張りがあり安定して、見た目も綺麗。
中の空間も余裕がありとっても快適。
A路さん、S司さんグループも上手くできました。
今回ツェルト講習会に参加頂いた皆さん大変お疲れ様でした。
ツェルトの重要性、可能性を実感頂いたのではないでしょうか。
一回も袋から出してないで、緊急時に何が出来るのか?
この講習を受け、実際に自分の力で組み立てたのと、否とでは雲泥の差があります。
受講された皆さん、緊急時だけでなくもっといろんな場面でツェルトを利用してくださいね。
実際に建てて、入って、撤収してと繰り返したので、本を読むのとは違いわかりやすかったです。
特に今回は、樹幹にロープを渡して天井部を固定するのが勉強になりました。
来シーズンは、ツェルトお泊まり会に参加したいものです。
追伸:
帰ってから、ロープワークの復讐を繰り返してます。
頭で分かっているつもりでも、実際に組み立てると思うようにいかなかったりしますよね。
来年はぜひ芋煮会&ツェルトでお泊りやりましょう。
いざという時の為にも、ロープワーク自分の物にしてくださいね。
次回はキリンカップでお会いしましょう。