土曜日の山形は小雨。気温も温かく霧も出るほど。
日曜日は曇り。雪の降る気配もなく半分諦めモードの中来週の降雪に期待する。
そこで以前からど~しても行きたい場所があり、そこにチャレンジしてきました。
あれは確か小学校3年生の分校に通っていた時のこと。
当時分校には同学年の4人の生徒がいて、先生も同じ村のMちゃんのお父さんが教壇に立っていた。
その先生は、週に一度のペースで、教室から出て村の名勝などを訪ねて、事細かく歴史などを教えてくれたのだった。
雪も締まった3月頃、その日も野外授業ということでその場所へと辿り着いた。
どのルートでそこへ辿り着いたかは忘れてしまったが、その遺跡を見たときの感動は30数年経った今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。
そこは風穴と村では言われる場所で、山深い谷間に突然現れる見事な石垣の城。まるで風の谷のナウシカに出てくるような建造物。
しかしその建造物には屋根が無く、上部に上がって覗いてみると出入り口らしい通路が見えた。
しかしそこに入っていく勇気がどうしてもなく、熊が冬眠している可能性があるとの先生の言葉にゾッとしたものでした。
それから30数年。近くに寄ると頭の中に行ってみようという思いはあるもののなかなかタイミングが合わず、木々の葉が落ちた本日実行に移したのでした。
実は10年前にも一度チャレンジしたのですが、藪に阻まれ撤退した事もあり、今回はルートを考えてのチャレンジ。
なんとか藪はクリアしたものの、30数年前の記憶はだいたいこの辺という曖昧さでしかなく、右往左往しながら道なき道を登りつめていく。
しかし全くそれらしきものはなくそろそろ帰ろうと思い下り始めた時に、それは突然現れた。
まるで導かれるように。
下り始めると突然ダムが現れ、「こんな山奥にまでダムなんか創るなよ」とぼやきながら近づいていくと、それは城壁のような石垣だった。
30数年前に比べると周りに木が生えたり、倒木があったり完全に山と同化していたが、積み上げられた石垣は苔が生えているもののしっかりしている。
3年生に見たときとは、私が大きくなった分遺跡は小さく見えたが感動は当時と変わらない。
この建物は、昔蚕の種となる幼虫を育てていた場所で、それで屋根は萱か何かで覆っていたようだ。
風穴の場所は夏涼しく冬は暖かいということでこの場所で飼育していたのであろう。
しかしこんな山奥のこの場所を御先祖様たちはよく見つけたな~と感心するとともに敬服いたします。
帰りに村の総代を務めるおじさんに話をすると、なんとか村の手を入れて保存していこうと言う話になった。
何年掛かるかは分からないが未来に残していきたい村の宝だと私は思う。
私の夢が一つ叶った一日でした。
日曜日は曇り。雪の降る気配もなく半分諦めモードの中来週の降雪に期待する。
そこで以前からど~しても行きたい場所があり、そこにチャレンジしてきました。
あれは確か小学校3年生の分校に通っていた時のこと。
当時分校には同学年の4人の生徒がいて、先生も同じ村のMちゃんのお父さんが教壇に立っていた。
その先生は、週に一度のペースで、教室から出て村の名勝などを訪ねて、事細かく歴史などを教えてくれたのだった。
雪も締まった3月頃、その日も野外授業ということでその場所へと辿り着いた。
どのルートでそこへ辿り着いたかは忘れてしまったが、その遺跡を見たときの感動は30数年経った今でも鮮明に脳裏に焼き付いている。
そこは風穴と村では言われる場所で、山深い谷間に突然現れる見事な石垣の城。まるで風の谷のナウシカに出てくるような建造物。
しかしその建造物には屋根が無く、上部に上がって覗いてみると出入り口らしい通路が見えた。
しかしそこに入っていく勇気がどうしてもなく、熊が冬眠している可能性があるとの先生の言葉にゾッとしたものでした。
それから30数年。近くに寄ると頭の中に行ってみようという思いはあるもののなかなかタイミングが合わず、木々の葉が落ちた本日実行に移したのでした。
実は10年前にも一度チャレンジしたのですが、藪に阻まれ撤退した事もあり、今回はルートを考えてのチャレンジ。
なんとか藪はクリアしたものの、30数年前の記憶はだいたいこの辺という曖昧さでしかなく、右往左往しながら道なき道を登りつめていく。
しかし全くそれらしきものはなくそろそろ帰ろうと思い下り始めた時に、それは突然現れた。
まるで導かれるように。
下り始めると突然ダムが現れ、「こんな山奥にまでダムなんか創るなよ」とぼやきながら近づいていくと、それは城壁のような石垣だった。
30数年前に比べると周りに木が生えたり、倒木があったり完全に山と同化していたが、積み上げられた石垣は苔が生えているもののしっかりしている。
3年生に見たときとは、私が大きくなった分遺跡は小さく見えたが感動は当時と変わらない。
この建物は、昔蚕の種となる幼虫を育てていた場所で、それで屋根は萱か何かで覆っていたようだ。
風穴の場所は夏涼しく冬は暖かいということでこの場所で飼育していたのであろう。
しかしこんな山奥のこの場所を御先祖様たちはよく見つけたな~と感心するとともに敬服いたします。
帰りに村の総代を務めるおじさんに話をすると、なんとか村の手を入れて保存していこうと言う話になった。
何年掛かるかは分からないが未来に残していきたい村の宝だと私は思う。
私の夢が一つ叶った一日でした。
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