IDEHA山楽会の山行で蔵王熊野岳から蔵王ダムまでの下りのコースを行ってきました。
朝6時40分に刈田岳の駐車場に到着すると、既にカメラを構える方々が沢山。
宮城県側は見事な雲海で、しばし見とれてしまう。
蔵王のお釜も視界がくっきりとして、奥には雲海が広がる見事な風景。
今回のメンバーは山楽会のS木氏とK藤氏そしてスキーパトロールで登山道の管理をしているO山氏の3名。
素晴らしい景色のサプライズに、自然と笑みがこぼれてしまう。
熊野山頂からは朝日、月山、鳥海山がくっきりと見えました。
見えづらいですが左が大朝日、右が月山。
宮城県側の雲海が山形県側に滝のように流れ込む様子。
このように奥羽山脈を挟んで、宮城県と山形県の天候が異なる。
蔵王最高峰熊野岳山頂(1840M)
本日のまともな登りはここまで。
後はひたすら下るのみ。
追分に向かう途中で見つけたコマクサ。
もう他のコマクサは葉だけになっていたが、ひっそりと花をつけて耐えている様子が、何とも愛おしい。
蔵王ダムへの分岐「追分」
道標が多分クマと思われるが、齧られたり爪で削られたりしている。
以前西蔵王の長峰林道をトレッキングした時も同じ光景を見たことがあった。
何となく「家の敷地に変な看板立てるんじゃね~ガリッ」という感じであろうか。
蔵王ダムへのコースに入ったとたんオヤマリンドウが登山道脇に多く見られる。
紅葉も上部は見頃になってきました。
上部にトラロープが張られているが、スキーツアー等でこれ以上進むと八方沢の沢に落ちてしまうため警告のロープ。
ロープの張ってある所まで雪があるんですと、ロープを張ったO氏が教えてくれた。
この蔵王ダムへのコースは古くからの道で、とても歩きやすくアオモリトドマツからブナの原生林そして
クヌギや杉などの雑木林へと変化があり、展望はほとんどないのだが、飽きのこないコースだ。
ただ交通のアクセスが悪く、このコースを利用する人はほとんどいない。
今回もすれ違ったのは一人のみ。
ただこの静かで自然豊かなコースを私は大変気に入ってしまった。
当初の予定では午後1時頃には蔵王ダム着いているはずだったが、出ていたんですナラタケがそれも沢山。
もう登山どころではありません。
皆片手にはビニール袋、そして常に目線は根もと。
でもそこが小グループ登山の良さ。
何と言っても山を楽しむ会ですから。
山ブドウも沢山採れました。
コースの中間地点に突然現れる雨量計。
蔵王の降雨量はここで計測されているんだね。
ツアーも終盤、最終地点の蔵王ダムももう秋の気配。
予定より1時間オーバー7時間のツアーも無事終了。
今回も天候に恵まれ楽しい山行が出来ました。
S木氏、K藤氏、O山くんありがとうございました。
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