AKB48の旅

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おずおずと「世界には愛しかない」について

2016年08月17日 | AKB
なんと表現すれば良いんだろう。なんか口ごもるというか、躊躇を覚えてしまって書きづらいんだけど、「世界には愛しかない」の、とりわけMVについて。

その虚構性とか浅薄性とかをあげつらっても良いんだけど、やはり正直に感動してしまう自分がいる。クリエーターのモチベーションということを何度か書いたけど、それがあからさまに鮮やかに爆発してるように感じる。

「世界には愛しかない」という楽曲自体、曲は心地よい開放感と疾走感があり、詩も恥ずかしいまでに瑞々しいんだけど、それを映像として見事に表現してしまってる。心の視野が極限まで開けるような爽快な大草原と林立する風車を背景に、無防備に精一杯、自己表現する姿が空しくも愛おしい。無に等しい自己と無限大の可能性の狭間が、残酷なまでに青春してる。

秋元氏を、そしてMVの監督の池田一真氏を、その気にさせている、平手さんはそれだけの素材なんだろうと納得させられる。

欅坂46の「作られ方」
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