AKB48の旅

AKB48の旅

”A NEW HOPE”

2016年06月20日 | AKB
76位 加藤美南 13,571票

NGT48の選択はこうなった。似た立場だったとも言えるだろうNMBデビューの山本さん、HKTデビューの宮脇さんとの順位とか票数とかとの比較は、とりあえずあんまり本質的ではないかもしれない。新潟という都市の規模とか、関東圏のファンの動向とか、まあいろいろあるんだろう。

メジャーデビューも決まったことだし、これでいよいよ本格的に、加藤さんの「試し」が始まることになる。心折れて砕け散るのか、それとも磨かれ輝くのか、後者になることへの期待を持って見守りたい。

速報の行方
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/96a303234e6f88bb37aee8efb9c95d3e

「神の見えざる手」

2016年06月20日 | AKB
15位 高橋朱里 40,648票
14位 岡田奈々 43,318票
13位 向井地 美音 47,094票

今年の選抜総選挙結果を例年になく興味深いものにしてくれたのが、この3人が揃って選抜に届いてくれたことかと。この小さな奇跡を、敢えて「神の見えざる手」と表現してみたい。

高橋みなみ前総監督の不在は「構造問題」と指摘してみた。つまりは複雑系組織におけるアトラクター課題ということになるんだろうけど、そんな上段に振りかぶるんじゃなくて、シンプルに横山総監督体制という疑似静的視点から見た場合でも、これほど望ましい展開はないんじゃないか。

アンダーガールズにも込山さんをはじめ有力な若手が上がってきてくれてるし、つまりは「神の見えざる手」が働いたかのごとく、「構造問題」は解決に向かっていると見ることができる。これでいよいよ横山新体制、つまりは「次世代」が動き始めることが期待できそう。


kazuさんのコメントへのお返事

2016年06月20日 | AKB
原始のAKB48の立ち上げ時においてのみである先輩古参メンバーがいない状態は異常であり、その時に出来た常識を疑う意識を早急に持つことは急務だと思うのです。

この辺の議論はあらかたしてきたかと思うのですが、これは古典的にはアルケー問題ということになると思います。大げさに言えば宇宙の始原、時間の始原、そして個としての人の始原、そういうものと同等になる。なので答えは、それは決して問えないもの、特異点ですらない、おそらくはそういうことになる。

つまりそれは「異常」ですらないのであり、決して問うことのできない始原から生み出されてきた複雑系組織というものは、なぜそうなっているのかという内部構造を問えない存在なんであり、秋元氏流の「予定調和を壊す」という「努力」でしか対応できないものとなってる。

だからこそ、秋元氏は何度失敗しても予定調和を崩す努力を続けるのだし、その数少ない成功例の一つが、指原さんという存在、そのように私などは理解しています。

選抜メンバーのスピーチ短感

2016年06月19日 | AKB
16位 にゃんにゃん仮面
なぜこんな「茶番」を、という思いもないではないけど、テレビサイドの回し者のように見えて決してそうではない、大島さんの無駄使いも含めて、なんか不思議なさわやかさだった。強いて言うなら、小嶋さんらしい潔い、小嶋さんらしい後進へのエールだったように思う。

15位 高橋朱里
たぶん立ち位置も含めて悩んでる、混乱してるだろうなというのが、そのままスピーチ内容になってたかな。

14位 岡田奈々
すばらしいスピーチだったけど、そんなことも吹っ飛ぶ、病気がとても心配。

13位 向井地美音
これまたすばらしいスピーチ。感動した。

12位 北原里英
北原さんらしからぬ、というと失礼かもしれないけど、とても力強かった。やはり自分以外に守るべきものができると、女性は強いということか。

11位 横山由依
この1年で、もっとも成長したメンバーの一人であることを示してくれたかな。もとが低かったからとか、総監督なんだからとかの揶揄は聞き捨てればよいこと。あとは、フジサイドがタイムキープしてるのをあっさりばらしてたのが、なんというか、らしかった。

10位 武藤十夢
スピーチ内容は置いといて、ある意味、この選抜総選挙のシステムを象徴するメンバーかも。ルールはルールなんだよね。

09位 兒玉遥
とても兒玉さんらしいスピーチだった。と同時に、ここは指を滑らせてしまうけど、限界もさらけ出してしまったのかもしれない。

08位 島崎遙香
やはり見えづらいのかもしれないけど、この人の使命感と覚悟には敬意しか持てない。そして改めて確認できた「知性」。気づけるからこその使命感と覚悟なんだろう。凄い人だと思う。

07位 須田亜香里
そこに去年の須田さんはいなかった。見事に修正し、さらなる成長を遂げる。さすがとしか。

06位 宮脇咲良
これは素なのか戦略なのか。意地悪に見るなら、素を戦略的に使ってるのかな。もしかしたら宮脇さんの最大の弱点は、この賢さそのものなのかもしれない。

05位 柏木由紀
ストーリーをうまく作ったなとかまずは思ったけど、それって実は秋元氏謹製だなと。与えられた役割を十二分にこなしてるとも言えそうで、柏木さんの優秀さがよく伝わってきた。何を今更だけど、すばらしい。

04位 山本彩
「みなさんは私にとってアモーレです」「みんな、アモーレ!」

03位 松井珠理奈
ここでも指を滑らせるけど、松井さんはどこへ向かうんだろう。そういう「未来は霧の中」な感触も、まさに秋元流ということなんだろう。

02位 渡辺麻友
「海外のファンのみなさん」という言葉があったのが、なんというか潔いなあ。AKBGについて、公の場でこうして熱く語る渡辺さんの姿は初めてなんではないか。受け身ではなく積極的にAKBを背負う覚悟を、渡辺さんがようやくにして表明してくれた。それだけの危機感とも言えるんだろう。

01位 指原莉乃
ついにスピーチすらも外連味まみれを遥かに超えたまっすぐさ。「最高のライバルは麻友です」と言える強さ、その高み。とかなんとかより、sa-shi.comさんの票読みの正確さ、見事さに拍手。

「AKB裏ストーリー 北原里英24歳、アイドルの生き方 超完全版」

2016年06月18日 | AKB
通常版と完全版の違いは、ディテールというか、良い意味での通常公開版とディレクターズカット版だったと思うけど、この「超完全版」は、単純に最初と最後にあわせて30分ほどのNGT48関連のシーンの追加だった。

そういう意味での新味はなかったけど、ラストの北原さんへのインタビューで、「誰一人、道を外させない」「一人残らず、ちゃんと幸せな人生を歩んで欲しい」という言葉が、正に北原さんの存在様式そのもののように思う。一見、過酷な「競争社会」のAKBGにあって、けれどもそれこそが人生の真理みたいなものでもあるんだろう。そこまで意図されてはいないにしても「最大多数の最大幸福」みたいなテーゼは、掲げておくに如くはないのだし。