AKB48の旅

AKB48の旅

CX「中居正広の終活って何なの?」

2015年02月23日 | AKB
10年後の日本が突入することになる「多死社会」を想定した番組。明らかに団塊世代をターゲットにしてる。だからと言って良いと思うけど、SMAP中居さんが司会で、パネラーが中村玉緒、綾小路きみまろ、坂上忍、北斗晶、光浦靖子(敬称略)、そして指原さん。

このテーマにしてこの出演者。明らかに若者代表として指原さんが選ばれたことが分かるし、確かにいろいろ考え巡らしてみても、指原さん以上の適任がいないどころか、指原さん以外には候補すら思い浮かべない。これが仮に高橋さんだったとすると、全くトーンの違った番組にならざるを得ないし、そんな番組はフジテレビには作れない。

フジテレビが終活というテーマを中居さんで作るという設定時点で、若者代表を入れるとすれば、指原さん以外にはあり得ないように思う。そしてそれこそが、指原さんの存在様式、そして立ち位置を如実に現してることになる。

番組の内容的には、流通ジャーナリスト金子哲雄氏の例を始め、内海桂子師匠夫婦による「終活」、若くして逝った母親の例、乳癌の緩和治療を選択した例と、よく考えられて選ばれたであろう実例を示して、それに対するパネラーによるトークからなってて、なかなか見応えがあった。こういう内容でも、見事に「適切」とも言える対応を示してくれた指原さんには、あらためて感心することしきり。

というわけで、「指ヲタです」さんへ。今回もですが、指原さんには、ことあるごとに絶賛というか、驚嘆させられ続けてますよ。

another sky 2月20日 GUEST 秋元康

2015年02月22日 | AKB
とても興味深かった。中でも何よりオモシロイと感じさせてくれたのが、ここではプレーヤーとしての秋元氏がいて、その秋元氏をプロデュースする、と言うと語弊があるけど、滝澤真一郎氏で良いのかどうか分からないけど、言わば「演出」のわざとらしさというか。けれどもこれはやはり、メインの視聴者層を意識しての意図的なものと見るべきなんだろう。

と言うか、優劣ではなく異質の価値観の衝突を楽しむという秋元氏の立ち位置がよく表現されていたと言う意味では、良番組だったと評価できる思うし、日本文明の先頭に立つかのような、そんな立ち位置に無頓着な秋元氏と、その凄さをことさらに強調したい番組サイド、という風に好意的に捉えるべきか。

まあ何にせよ、何らかの明確な編集意図というスコープというか、自ら進んで視野狭窄を選択しないことには、秋元氏の姿はうまく捉えられないということの証明でもあるんだろう。先頭に立つと言うことはそういうことでもある。そして、そんな秋元氏の存在様式は、正しくAKBの存在様式そのものでもある。

秋元氏が最後に、「僕らの世代は欧米に憧れた」「昔は国境があった」「自分たちの作りたいものを作りたいように作れば、勝手に欧米の人が面白がる」「欧米にないものだから、日本のものを見たい」と語ってたけど、ここにたぶん如実に現れてる、秋元氏の無自覚さ。

それは「国境」なんかではないんだよ。それは「文明の衝突」なんだよと、訳知り顔に言い募るのは控えるべきか。書いちゃってるけど。

AKB公式サイトのリニューアル

2015年02月21日 | AKB
そんなに頻繁に見に行ってはいなかったんで、以前のウェッブページがどうだったかうろ覚えだけど、それでもホームページを一目見るだけで、全面改装であることくらいは分かる。それにしても、最初に表示されるのがチュートリアル画面、しかも握手会の説明になってるってのが何とも。

まだ階層の奥まで見たわけではないけど、そんなウェッブページの設計以上に重要な情報と思われるのが、このタイミングでの改装だったというその事実そのものかと。「東京ドームへの道」だっけか、かつてそこにはAKBが目指すべき目標が掲げられてたわけで、コンセプトレベルでそこが書き換わったというのは、いろんな変化、それも激変を象徴してると見なせそう。

「AKB48とは高橋みなみのことである」の高橋さんが卒業する、ジキソー横山さんへと引き継がれると言うことは、それだけのこと、言わば「山が動く」ということなのは明白なんであり、運営サイドがその覚悟を前のめりで表明する、そんな表玄関たる「AKB公式サイト」のリニューアルと受けとめたいところ。

アイドルの寿命

2015年02月20日 | AKB
「AKBの中なら誰」ではなく「この子のここが好き」になる。それが「推す」だ
http://www.excite.co.jp/News/reviewapp/20150218/E1424198710725.html

竹中は本書の第一部の最後で、アイドルの寿命についても言及している。アイドルはごくかぎられた時間のなかで活動するものであり、いつかは引退するか卒業してアーティストなり俳優なりべつの次元に移行するか、グループなら解散するものだと思われていることが多い。

だが男性アイドルではSMAPがその常識を打ち破った。結婚して子供も儲けたメンバーがおり、メンバーの平均年齢も40歳を越えたSMAPのおかげで、20代でなくても男性ならアイドルを続けられるという考えが定着したといえる。竹中はそういった例が女性アイドルからも出てくる予感がしているという。「女性には賞味期限がある」との意見に対しても、「推す」ことの原動力を思い出してほしいとうながす。


竹中夏海著『アイドル=ヒロイン 歌って踊る戦う女の子がいる限り、世界は美しい』は未読なんで、この記事の情報だけから語ってしまうんだけど、ここに書かれてることは、けっこうなレベルで「理論武装」が可能だったりする。とりわけ上記引用部分がミソというか、この件に関連した議論は、何度か本ブログでも触れてる。

AKB補完計画
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/0f0b001af4243242e0d650e32b7b3db1

もっとAKB補完計画
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/e2433baf90f9a0bab81ad6de1745bee3

大人と子供
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/7ef06787dad6af3e0db2829f1ff801a7

掌が語ることMV
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/51b79979a3eb5112cf6990b1c17a27b0

カワイイ文化とネオテニー
http://blog.goo.ne.jp/ichthyophagi/e/5f71d70c2d6552e6fc33725f9ebbee79

ざっと検索してみたところではこのあたり。さすがに1000本を越えて書いてきてみると、自分でもどこで何を書いたのか思い出せない。本来なら、新たな記事に設えるべきなんだろうけど、リンクでお茶を濁す。

(AKB的人生論)大和田南那

2015年02月19日 | AKB
(AKB的人生論)大和田南那 同期がいるから、何でもできる
http://www.asahi.com/articles/ASH2B5JTZH2BUCVL00X.html

特にどうと言うことを語ってはいないんだけど、なんか大和田さんの等身大の今が伝わるような記事。適当に引用だけど、「マジすか学園1の板野さんがかっこよかった」「板野さんに会いたくて握手会にも行きました」「私は岡田奈々さんのようにはなれない」「宮澤佐江の演技力」「高橋みなみの統率力」「15期生はひとりひとりがしっかりしていて個性的」等々。

大和田さんの語り口は、以前のミュージャックでも絶賛させていただいたけど、とても15歳とは思えない。日本語がしっかりしてるし、語る内容にもそつが無い。かと言って背伸びでもない。これは大和田さんだけの事ではないのも既述だけど、AKBという環境がそうさせるのか、それともそういう子が選ばれてるのか。たぶん両方なんだろうけど。