AKB48の旅

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「希望的リフレイン」MVふたたび

2015年02月25日 | AKB
来週には「Green Flash」が発売されるということで、何を今さら「希望的リフレイン」のMVを巡る疑問点を書いてみる。これは実際には最初に見た時点で感じてたものなんだけど、言わばMVの有効期限切れ?を待っての遅すぎたエントリということで。

まず最初に表示される文字が"SINCE 2005"で、これは素直にAKB48の始動年で良いとして、続くシーンでは、高橋さんがドラえもんのぬいぐるみのついたバッグを持って走ってる。このドラえもんには、バッグに四次元ポケット的なイメージを付与することが期待されてるんだろうか。つまり、バッグの中身がこの時点では不定という、まさに「無への跳躍」のイメージ。

中身が確認されず不明のまま、バッグは高橋さんから前田さんへ、前田さんから松井Jさんへ、松井Jさんから島崎さんへとリレーされる。ここで出てくる吉原駅は、静岡県富士市を走る岳南電車の駅。ここでロケをする必然性は、この駅名の「吉原」しか思いつけない。つまりは、AKBとは現代の「吉原」であり、その江戸文化の継承であるという、駅名繋がりの主張なんだろうか。いちおう私的には、その主張には賛成なんだけど。

バッグのリレーは続く。島崎さんが逃走を諦めかけたとき、篠田さんが現れて島崎さんの手を引く。その途中で、ドラえもん人形までそっくりの別バッグを持った渡辺さんが逃走に加わる。さらに同様にしてそっくりのバッグを持った大島さん、板野さんが現れ、計4個のバッグがシャッフルされて、それぞれ大島さん、板野さん、渡辺さん、島崎さんが手にして走り去る。篠田さんが取り残されるように残る。これはそのまま、センターの相対化を現してる?

板野さんが選んだバッグの中身は蛇のおもちゃ、大島さんが選んだバッグはペロペロキャンディー。つまりはダミー。これは板野さんと大島さんの評価ということ?

ここでようやく渡辺さんが自分の選んだバッグの中身を確認し、それが2本の黄金マイクであることが示される。これがホンモノということなんだろうけど、そこに不気味に現れるのが指原さん。渡辺さんは不安げな表情でバッグを指原さんに託す。

バッグリレーが再開される。指原さんから小嶋さんへ、小嶋さんから再び渡辺さんへ。その渡辺さんのもとに歩み寄る宮脇さん。これは放伐ではない禅定としての、正統なセンターの継承を示してる?

まあ、これまで判明してるMV製作過程に、秋元氏は直接関与してないようだし、今回特にコミットしたという情報もない。あくまでMV製作サイドによるストーリーというか、メッセージと捉えるべきなんだろうけど、それはそれとして、なかなか興味深い設定になってると言えそう。