AKB48の旅

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中央公論二月号 「新春対談 新世代AKB48論」

2014年01月14日 | AKB
ついに「中央公論」なる雑誌まで手を出してしまうことに。「中央公論」については、まったく知識がないんだけど、目次をざっと見た感じでは、そんな「過激」なオピニオン誌とかではなさそう。それでもそこにAKBが、高橋さんが取り上げられることに、なにがしかの意義づけを感じてみたいところ。

小さいとは言え、表紙には高橋さんの写真入りの紹介が載ってる。グラビアにも、カラー写真による、2ページの紹介ページがある。対談本文も8ページ分。扱いとしてけっこう大きいんじゃないか。

記事はいちおう、東大教授 本郷和人氏と高橋さんの対談の形を取ってるけど、「司会・構成 横田由美子」という言わば署名入りになってて、実際読んでみると、編集の手が隅々まで入ってる印象。少なくとも、素の口語調の文章ではなくなってる。

内容的にも、AKBについての、高橋さんについての、よく知られた事実関係が述べられてるだけという理解で合ってると思う。たぶんこの「中央公論」という場所は、根拠とかはないけど、完全アウェイだろうと思うので、この記事内容は、言わば説明台詞みたいなものになってるんだろう。AKBのことを知らない人に対する「啓蒙」活動とでも言うか。

そんな中、一番興味深く感じられたのは、本郷氏のAKBについての認識が、かなりのところまで本ブログと親和的に感じられたところかも。伝え聞くこれまでの本郷氏の言動が、必ずしもそうではなかっただけに、これはちょっとだけど意外だった。

中でも一カ所を上げるとすれば、「指原さんは、いち早くテレビメディアに対応したメンバーだと思うのですが、その他のメンバーは必ずしも・・・・・・、という印象です」という指摘。当たり前のことを言ってるだけのように思われるかも知れないけど、対談全体の文脈の中では、これは本郷氏がさっしーをテレビサイドとは見ていないという主張に取れる。つまり、小林よしのり先生との認識の違いということになるし、私の認識に近いと言うことにもなる。

なんにせよ、こうして高橋さんが、リーダー論的な取り上げられ方をするのは素晴らしいことだし、先日の「AKBINGO!ラッキーガールズ2014」でも、執筆依頼が来てる旨の発言があったことだし、ここは、高橋みなみ著による「AKB48論」「AKB48史」そして「リーダー論」を、是非とも読んでみたい。