2月に入り、まだまだ(と言うより、今が一番!)の寒さ*ですが
忘れてならないのが、雛飾り。
2月が終わると あっという間にその日がやってきてしまいますから。
お雛様・・・実家にあったのはガラスケースの中に飾る小さくて丸顔の~
姉と共有(と言い聞かされていた)お雛様でした。
当時は特別な想い~今感じているような感慨は、当然、何もなく
祖母や母に促されて 雛人形を並べていたハズですが、それでも
三人官女の持つ提子(ひさげ)や五人囃子の太鼓のバチを小さな手に持たせてあげる作業は
”子供”の私が許された静かな儀式のようでもあり、嬉しい時間でありました。
そして、お雛様が飾られると、商店街の大きなお菓子屋さんへ
お砂糖の茄子や桃や貝やらを買いに出かけるのです。
さあ、お雛様のお菓子を買いに行こう~と言って私の手を引いてくれる祖母(あるいは母)の様子が
いつもより少し愉しそうに思い出されるのは気のせいでしょうか。。。
そして何より、『好きなものを選んでいい』と言われた上に、私の指さすその特別なお菓子を
お店の人が小さな籠にそーっとそーっと盛り付けてくれる。
その一繋がりの幸福な光景は、今でも眩しく思い出されます。
あの、お雛様の砂糖菓子は『金花糖』という名だそうです。(今調べましたー)
暫く目にする事もなくなっていましたが、駅前のお店で見つけました!
この季節だけ特別なショーケースが出され、色とりどりの野菜、くだもの、貝、さかな、そして招き猫、張子犬、富士山!が並んでいました。
昨年は、ボヤボヤしているうちに売り切れてしまったので
まだ何の飾りも出していないのですが、鯛を一つ迎えました・笑
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家にあったお雛様はガラスのケースに入っていたので、眺めるだけで
一緒に遊んだ記憶はありません。それでも、小さな手持ち道具がいつの間にか無くなっていたりして。
太鼓のバチは楊枝を短くして代用したりしていました(苦笑)
金花糖はお砂糖を固めて彩色したものです。
私の記憶のものは半立体(裏面が凹んだ状態のもの)でしたが、今回のものは裏面もちゃんとある立体(中は空洞)です。
お店のおじさんの話では、一年中飾っておく人もいるし、お雛様が終わったら、砕いて普通のお砂糖として使う人もいるそうです。
先日、友人と話をしたのですが、金花糖のことは知らないそうで、どの辺りの風習なのか?謎めいています・笑
母が幼いときのものらしく、御殿がついててお雛様の顔も古風です。
姉たちはその雛人形で遊んだようですが、年の離れた私にはその記憶がない(涙)
飾ってあったのをうっすら覚えている程度です。
お雛様にまつわる思い出がないのは、ちょっと淋しい・・・
金花糖というお菓子を初めて知りました。
金平糖みたいなものなのでしょうか。
金魚の表情が、ちょっととぼけた感じで愛らしいですね。