場所:岡山県岡山市南区海岸通2丁目1
保存車両:岡山臨港鉄道102
(2016年3月7日訪問)
かつて宇野線大元駅と岡山港を結んでいた岡山臨港鉄道で活躍した機関車です。
保存されているこの地はかつての南岡山駅に近く、岡山臨港鉄道の後身である(株)岡山臨港本社前に置かれています。
1953(昭和28)年に汽車会社で製造された20tディーゼル機関車です。DMH17エンジンを1基搭載する出力150馬力と入換用機関車ほどの性能しかありませんが、1960年にDD13が入線するまでは本線牽引機として活躍しました。
1984(昭和59)年に鉄道が廃止されたため、廃車されました。
キャブ横には、臨港鉄道のロゴと製造銘板が残ります。
下回りは2軸のB型機関車で、右側には動力を伝えるジャンクロッドがあります。製造当時はエンジン出力を振り分ける減速機や推進軸の技術が未熟だったため、ロッド式のディーゼル機関車が多数誕生しました。
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