場所:ロシア連邦サハリン州 ユジノサハリンスク市 鉄道歴史博物館
保存車両:多数(画像と共に紹介)
(2013年7月9日訪問)
引き続き、ユジノサハリンスク駅近くに保存されている車両を紹介していきます。
詳細不明ですが、1067㎜線用のタンク車です。「93028」という車号と製造年を示すと思われる「1955」の標記がありますが、その他は一切不明です。短い車体に狭苦しくボギー台車を履いた独特の形態です。
これ以降はナローゲージの車両になります。機関車と貨車が連結され、現役の列車であるかのように展示されています。
これらナローゲージは軌間750㎜(旧ソ連国で多用された規格でした)だと思われます。
ТУ7-015ディーゼル機関車です。ソ連で大量に製造された軽便鉄道の標準的な機関車です。各地の軽便鉄道で活躍すると共に、各都市のこども鉄道にも納入されました。ユジノサハリンスクのこども鉄道でも2011年頃まで同型が活躍していました(現在は新型機に取り換え済)。
ディーゼル機関車の後ろに連なる貨車たち。線路が貧弱なためか軸重の関係からかボギー車ばかりです。これらの貨車はサハリン北部のオハ付近で活躍していたそうです。
こちらはナローゲージの蒸気機関車です。タンク機関車に見えますが後ろにテンダーを連結しています。社会主義国らしい赤い星マークが特徴です。
動輪が異常に小さいながら4軸備わります。
今回の訪問では資料館へ立ち入ることや、屋外展示車両がある柵の内側へは入れませんでした。画像はありませんが、本線から見える場所に操重車のようなクレーン車や貨車が置かれていました。
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