保存鉄道車両巡りの旅2

鉄道車両の静態保存車を紹介するブログです。

滝上町 5t貨車移動機

2010-08-29 23:33:00 | 網走〔オホーツク〕(北海道)

場所:滝上町栄町 北見滝ノ上駅跡(滝上バスターミナル横)
保存車両:貨車移動機(5t)
(2010年6月24日訪問)


5tクラスの貨車移動機です。好ましい雰囲気です。
丸棒を使った華奢なロッドと、解錠機能を持たない簡易型の自動連結器など最低限の装備です。


正しく「凸」といった形態。10tタイプは比較的多く保存されていますが、北海道で5tタイプはあまり残っていません。


この場所には北見滝ノ上駅舎も保存され、内部に国鉄関連の資料が展示されています。わずかながら移築されていると思われます。

2019年5月18日 現存を確認

津別町の貨車移動機と10系寝台車

2010-08-29 23:01:00 | 網走〔オホーツク〕(北海道)

場所:津別町字共和572-2 津別21世紀の森キャンプ場
保存車両:貨車移動機、オロネ10-502、スハネ16-510
(2010年6月23日訪問)

貨車移動機にはスノープロウが付けられたタイプです。
機械番号は「06-28-01-276」です。
10系寝台車は以前はキャンプ場のバンガローとして宿泊可能でしたが、断熱材にアスベストが使用されているため現在は閉鎖されています。


車両全体に屋根が付けられ、片側にはホームもあります。


機関車の次位のオロネ10-502。「A」の標記はA寝台だから?


スハネ16-510。これら2台の寝台車は、宿泊出来る頃は車両の冷房を稼動させていたようです。床下の発電機を回す現役時代そのままの方式です。

車両は一部のガラスが割れ、車内に落ち葉が吹き込んでいる部分もありました。
アスベストの除去は多額の費用が必要なため再び宿泊出来るようにするのは難しいでしょうが、貴重な10系寝台車の生き残りをいつまでも残して頂きたいものです。

2017年11月12日 現存を確認

名寄市 名寄公園のキマロキ編成

2010-08-29 20:42:00 | 上川(北海道)


場所:名寄市東2条南12丁目 名寄公園(北国博物館)
保存車両:59601、D51-398、キ604、キ911、ヨ4456
(2010年7月7日訪問)

豪雪地帯の排雪列車である「キマロキ」。ここでは現役当時の編成(キ+マ+ロ+キ+ヨ)で保存されています。
これは先頭の「キ=機関車」、59601です。マックレー車を牽引します。


「マ=マックレー車」、キ911です。線路脇に積まれた雪を中央にかき集めます。


「ロ=ロータリー車」、キ604です。マックレー車が集めた雪を遠方へ飛ばします。


2番目の「キ」、D51-398です。ロータリー車を推進します。
近くには、廃止された深名線の駅名票が展示されています。


キマロキのさらに後ろに、保線係員が乗車するための車掌車や客車が連結される場合がありました。ヨ4456です。

2011年に再訪したところ、JR北海道の準鉄道記念物に指定された旨のヘッドマークが取り付けられていました。ここの車両たちは旧国鉄OBの保存会が定期的に塗装や補修を行っており、非常にきれいな状態です。
毎年10月中旬にシートをかけて保護され、翌年4月下旬頃にシートが外されます。

2024年8月19日 現存を確認


湧別町 計呂地のC58と旧客

2010-08-29 19:32:00 | 網走〔オホーツク〕(北海道)


場所:湧別町計呂地2620-2 計呂地交通公園(計呂地駅跡)
保存車両:C58-139、スハ45-17、オハ62-91
(2010年6月24日訪問)
国鉄湧網線計呂地駅跡に整備された交通公園で保存されている車両たちです。
C58-139です。SL末期には釧路や北見に配置され、石北本線や釧網本線で活躍していました。


スハ45-17です。客車はライダーハウスになっており宿泊出来ます(夏季のみの営業と思われます)。客車はかつては青色でしたが、2013年7月~2014年5月の間に茶色に塗り直されています。


オハ62-91です。客車の車番標記はなぜか通常の倍ぐらい大きいサイズで書かれています。
このオハ62は床下に軽油燃焼のウェバスト暖房器が付いており、釧網本線の混合列車で使われていたものと思います。


(2010年8月29日撮影)
青色だった頃のオハ62-91。現役当時にオハ62の青塗装は無かったと思われます。規定に照らし合わせれば60系客車はぶどう色が正しいのですが、オハフ61やオハ61では少数ながら青色に塗られた車両が実在しました。

2024年5月3日 現存を確認