今年も本年撮影した写真の中から自己ベスト10を選んで締めくくりたいと思う。本記事は昆虫、次に自然風景をまとめた。
2019年の自己ベスト(昆虫編)
昆虫写真は、出会いさえ叶えば、図鑑的、生態学的見地から貴重な記録として残すことができるが、今年も細かな計画を立てて遠征したにも関わらず、目標達成率の低い結果であった。年々目標のハードルを高くしていることもあるが、春先の異常気象で発生が極端に少なく上手く撮れなかったり、悪天候で断念したり、大阪まで行って被写体を目の前にしたにも関わらず撮影できなかったり、あるいはまったく探し出せなかった種もあるなど、苦難の連続であり、またブログは、どこどこで今日はこんなものを撮りました的な日誌ではないため、更新頻度も低い年であった。
以下には、(1)目標の達成度、(2)撮影の苦労度と難易度、(3)写真の完成度、(4)学術的貴重度などから10点を選び並べてみたが、自己満足度が高いのはヤンマで、低い方にチョウが占めているのが今年の特徴。ただし、満足度がかなり低く、無理やりのランク入りである。来年は、様々な反省点を踏まえ、未だに撮影できていない種と未達の生態シーンなどを美しい図鑑写真、生態写真として残したい。すでに来年3月末から11月まで昆虫撮影の予定を組んでいるので楽しみたいと思う。
専門のホタルに関しては、マクロ的なものではなく飛翔風景ばかりを撮影した。写真も動画も満足度の高いものが撮影でき、それらは、次の記事「2019年の自己ベスト(風景編)」にランク付けした。
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マダラヤンマのホバリング

マダラヤンマの産卵

ルリボシヤンマ 青眼型メス

ヤブヤンマの青眼メス

ウスバシロチョウ不完全黒化型

クモマツマキチョウ(目撃したのはこの1頭だけ)

ギフチョウのイエローバンド(今年は個体が少なく、更には証拠程度)

ヒロオビミドリシジミのメス(オスかと思って粘ったらメスだった)

キバネツノトンボの産卵(知人のお陰で撮影)

オオルリシジミ(極めて希少な種だが、遠征の帰りについでに寄っての撮影)
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