本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

OHBA オオバ創業50周年フェア

2012-01-20 21:57:56 | 住職の活動日記
 今日明日と 「 株式会社 オオバ 創業50周年 」 が

興南会館で開催されています。

 ずいぶん前から計画されていたようです。

何回もご案内状を頂き、社員の方も大変な力の入れようです。



   



 今日の1:30 「 富士ゼロックスの考える 『 クラウドサービスの活用 』 」

というセミナーに参加しました。


クラウド   今とても興味のある課題です。

    


「 クラウドってなに ? 」  というところから  …

なるほどと思いながら、  



   



 話は進んでいきます。


   でも、 「 クラウド 」  という言葉も、

私が勝手に想像しているのかもしれませんが、

私が考えていた クラウド とはニュアンスも少し違うようです。

 お寺全体の情報をどこか安全な場所 - それをクラウドと思っていたのですが、


 「 そんな大切な情報はクラウド上には置けません ! 」


というような答え、 

 それぞれの会社の方が考えているような クラウド があるような ?

ま~ 『 雲 』 ということですから、ふんわりと曖昧模糊のようなものかもしれません。

情報という雲が集まって   、恵みの雨のように   、

情報を共有する方たちに

恵を降らせてくれるようなものかもしれません。

 
 もっともっと勉強する必要があるようです。



   



 今日は色々とお世話になりました。

右に鎮座まします方が 「 オオバ 」 の社長さんです。

先代の社長さんからのお付き合いです。

菩提樹苑にも立派なお墓を建立していただいています。

懐かしい、先代の社長さんのビデオが流れています。

皆さんでお墓を掃除されているところでした。

 真ん中の方が 「 坂本さん 」 技術担当です。

『 困ったときの坂本さん 』  すぐさま駆けつけていただき、

何でも直していただけます。

 左におわす方は 「 了戒さん 」 です。パソコンとかのスペシャリスト、

色々ネット環境を整えていただいています。



 明日も色々 セミナーおよび講演会も目白押しです。

1時からは 「 熊本放送アナウンサー 木村和也 さんの

『 再起可能 』 という講演会も予定されています。


    ですよ 

お時間が取れる方は足を運んで見られたらいかがでしょうか。




         



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お寺の事務

2012-01-19 21:20:30 | 住職の活動日記
 昨日からちょっとうれしいことがあります。

「 ゆうちょ銀行 」 より、振替が届いたのですが、

午前中にそれも速達で届きました。

普通の郵便物は夕方の配達となります。

 今は、1月28日の 『 初不動 』   それから、

2月3日の 『 節分 星祭 』 の申し込みがたくさん届きます。

パソコンに入力し、星回りを確認したりと、  …

お札を書き出すまでの、準備が結構かかります。



   



そこで、こうやって朝方に速達で 「 振替 」 が届くのは

入金確認だけでも、夕方までに済ませることが出来てとても助かります。

これが、今までですと、普通の郵便物と一緒に夕方届くのでは

その手間がとても増えて時間がかかってしまいます。

 このご配慮に 「 ゆうちょ銀行 」 へ感謝です。   



 かわらんな~

こんなことをしていて、つくづく思います。

 30歳のとき 「 東寺の御影堂 」 をまかされ、

さいしょに取り組んだのは、ご信徒の方々の 名簿作成 でした。

その当時は名簿らしきものはなかったのです。

 なにか合理的なものをと考えついたのが、 カード  による

信徒の方々の名簿作りでした。

 自分なりに考えた カードを印刷してもらい、

それから、お見えになった方の名前の確認、新しい方はカードを作る、

再びお参りの方はその用件を書き込む、

この作業が門を閉めてからの仕事でした。

お参りが多いと、その時間は結構かかったのです。

 しかし、そのことが上の方に知られてしまい、

  「 本山たるものの名簿がカードとは何ごとか  」

と、大変なお叱りを受けました。

 重複せずに、一目瞭然に見るにはこのカードが一番なのです。

ということを説得したのです、

 カードとは別に重みのある 「 金襴 」 の帳面もつけなさい。

そして、アイウエオ順ではなく、イロハ順に並べなさい、

ということで、決着したのですが、

 ( イロハ順に並べてみたものの、青木さん、という方が見えたとき、

   イロハニホヘト …  ア が出てこない。

   内緒で、アイウエオ順に戻しました。)


成長してないな~ !!

 あの頃と同じことを未だにやっているのです。

カードがパソコンに変わったぐらいです。

 しかし、パソコンのソフトを作るときはこの考え方が役に立ちました。

東寺でやっていたことをそのままソフトにしてもらったのです。

大きな紙にその流れを書いていって、今のソフトが出来上がりました。

ですから、当院のソフトはまったくのオリジナルなのです。


 昔は、お寺というところは結構アバウトなところもあり、

そんな中で、文句を言われながらも、毎日の事務日誌、売り上げの報告、それに金種別票

まで作ってもらいました。


 あんがい、人間というものは自分に合ったことをしている、

そこらは成長がないのかもしれません。

 時代と共に、ソフトの開発も進んでいます。

当院のソフトも作成してから20数年が経とうとしています。

また、新たなソフトの開発が必要にも思います。

そしてこれからは、大切な壇信徒の方々の記録は、

いまはやりの クラウド というものでしょうか、

お寺に存在するのではなく、

どこか、雲の上 ( クラウド ? ) の安全な場所で管理すべきでしょう。

 当院も 「 本蔵院 」 「 菩提樹苑 」 「 サラの苑 」 と合わせると、

かなりの量の情報になります。

この壇信徒の方々の大切なデーターを安全に末永く、

取り出しやすく管理していくということが

これからの課題のようです。


 しかし、お寺の事務は原点はアナログであるということを忘れてはいけません。


  ( 今日も病院の院長先生、電子カルテ化になっていくなか、

    私はパソコンも使えません。

    私がやめたら電子カルテでも何でもしてください。

    と、言っておられました。)


複式簿記の発見は、教会の牧師さんと聞いたことがあります。

宗教にかかわるということは、簿記を明瞭にしていくということが

大切なことなのでしょう。





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永代供養墓島崎観音廟 「 初観音 」

2012-01-19 13:00:58 | 住職の活動日記
 18日は毎月の 「 お観音さま 」 のご縁日です。

    「 観音さまの日は雨が降らない !! 」

というジンクスのように、先日までの雨も上がり、朝からは晴れ、

しかし、予報では夕方にはまた雨ということです。




   




 永代供養墓の島崎観音廟では1時から毎月のお参りです。

「 初観音 」 ということもあり、珍しい方のお顔をお見受けします。

永代供養墓の 『 過去帳 』 も、2冊目、

お一人お一人に読み上げにも少し時間を要するようになりました。

永代供養墓のひな壇も5段目まで埋まり、

残すところ最上段の2列だけとなりました。

 これだけ並ぶと壮観でもあり、求められる方のスピードも上ってくるようです。


天気も穏やか、お観音さまの前からは


    



 遥かに 「 阿蘇の連山 」 を見渡すことが出来ます。

山頂にはうっすらと雪化粧をしているようです。

気持ちのよいお参りができました。



天気予報の通り   今日は朝から  

( 一日違いでよかった  )

雨の日は 「 スマート君 」 屋根のサンシェードを開けて、


   



 雨の様子を感じながらの運転です。

気分的にも開放感もあり、鬱陶しくもなく、

ちょっと快適         






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僕らはみんな 生きている

2012-01-17 12:01:38 | 住職の活動日記
 昨日は久しぶりの雨、生きものには恵みの雨でした。

雨の中でも、一生懸命でした。

 やはり気になったのは、スパイダー ( 蜘蛛 ) です。

この寒空、雨も降っているのに、ここ数ヶ月何も食べていないようです。




   



 けど、雨にもマケズ、元気な様子でじっとしています。

春が来て、虫たちが動き出すまで、ひたすら待ち続けています。




その下に目をやると、



   



 あの、山茶花とかにつく、触ったらとても痛く腫れ上がる、あの虫です。

この時期はずれに生まれたのでしょうか。

あまりの寒さに葉っぱから落ちてしまったのでしょう。

この小ささでは枝には上れないと思います。

つまんで枝に乗せてあげるには、ちょっと痛い です。


 そのそばには

   




 小さな水仙も咲いていました。

しばらくは花もつけなかったのですが、去年ぐらいから咲き始めました。





 というと、

   



 バラの蕾もじっくりではありますが、少しずつ蕾を膨らませています。



お正月に撮ったのですが、下の写真です。

   



 これくらいの蕾でした。

冬の蕾は枯れてしまうかと思っていましたが、

いのちは着実に営みを積み上げていっているようです。





菩提樹苑では


事務所の中では、ケージに入った 「 玉三郎と真っ黒黒すけ 」 が

仲良く抱き合って寝ています。


   



 とても    なお二人さんです。




その二人の様子がどうも気になるのが、

 「 ノンちゃん 」 です。事務所に来ては、遠めにこの二人を眺め、

 


   



 「 ノンちゃん 」 羨ましそう !!

この子も 「 島崎観音 」 の前で、しれ~と やって来て

観音さまにちなんで 『 ノンちゃん 』 と命名、

一時期は花形でお観音さまの前で縄張りを張っていたのですが、

すっかりお年を召してしまいました。


 でも、この子でも相性があって、



    




 黒っぽいノラですが  『 ぎんちゃん 』 とは仲がいいのです。

それぞれが自分の場を持ちながら、一生懸命に生きているのです。



はたまた  慧亮部長  宅の

『 太郎ちゃん 』 

   




 目も見えず、耳も聞こえず、歯を取ってしまい食べられず、

部長が注射器でご飯を口から注入して、命をつないでいます。

けど、この顔、風格を持っています。

トイレも壁やら障害物に当たりながら、トイレのあるドアを開けてやると、

その隙間風をたよりにトイレまで行って、済ませたら

また、回り道しながらでもあちこち当たりなが、自分の場所へ戻ってきます。


 自分でものが食べられない !  毛並みも悪くなった !

やせこけてきた !  と、

私たちのように悔やみません。

 堂々と立派な姿です。  

この威厳ある姿に感動して、立派な姿を残しておきたいと、

  しました。


 
 私たちも、幾つになっても、たとえ寝たきりになって

回りに迷惑かけたとしても、

 この 「 太郎ちゃん 」 のように、威厳を持って

いのちを全うしたいですね。


 ( 慧亮部長が注射器でご飯をやらなかったら、いのちはゆっくりと終わっていくのです。

   慧亮部長におべっか使って、 「 どうもすみません 」  と

   こびへつらうのでもなく、

   食べれなくなったときが死ぬとき、

   覚悟を決めているのでしょう。)



     『 僕らはみんな 生きている

       生きているから 歌うんだ

       僕らはみんな 生きている

       生きているから かなしいんだ

        …       』

と続きますが、

 「 生きているから かなしいんだ 」

というくだり、はてなと思ってましたが、


 今日の命の姿を見ていると、

その歌の意味が身にしみてきます。


 だからこそ、  2番で

  生きているから うれしいんだ

となってくるのでしょう。


 どんな ちっちゃないのちでも  いのちバンザイ  です。








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サラの苑の 『 サラちゃん 』

2012-01-16 17:41:59 | 住職の活動日記
 「 サラの苑 」 にやって来て、はや7年ほどになるでしょうか ?

愛護センターから    よろしく   ということで

今では当苑では欠かせない存在です。


 昨日の日曜日、 サラの苑では 『 月例総供養 』 がありました。

このときは、サラちゃんの出番です。




     




 お見えになる方々へ、お出迎えのご挨拶です。


   「 サラちゃん  げんき~ ! 」

と、皆さんに声を掛けていただき、

サラちゃんもこのときばかりはテンションが上ります。  


しかし、


    




皆さんがお参りの席に疲れるころには、お疲れモードです。

よる年波には勝てません。

でも、彼女なりに義理をはたしているのでしょか ??

お見えになった方には必ずお出迎えに出て行きます。





    




 顔も白くなってきました。

ほんとに、やさしいいい子です。

老体に鞭打って、一生懸命、自分の命を全うしているようです。


『 サラちゃん 』 にこころ慰められた方は数え切れないほどです。


 いるという存在  が大切なのです。


愛護センターからやって来て、自分の居場所を見つけ、

自分の生き方も出来て、そのお役目をはたしていることは立派です。


     長生きしてください  





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今週の言葉 1/16~1/22 『 夢は見るものではなく … 』 澤穂希

2012-01-15 22:55:22 | 今週の言葉
          『 夢は見るものではなく、

                      かなえるもの 』

                              澤 穂希



 なでしこジャパン ・ 澤穂希選手の言葉です。

ワールドカップで優勝したときに、インタビューで話しておられました。

また、今回は世界最高峰の賞を頂かれました。

 彼女の言葉通り、願っていたことが現実のもとなったのです。

なでしこジャパンの大野選手、さっそく、

     「 さわ ブランドール ほまれ 」   と

メールを送られたそうです。

 彼女の名前の通り、 「  」 という字は、「 願う 」 という意味を持っています。

たゆまず願い続けたことが、単なる夢で終わらずに、

願ったことを現実ものものとして引き寄せたのです。

 心より祝福申し上げます。

いま、私たちはいろんな意味で、震災、原発問題、経済問題、

どれをとっても解決の糸口が光からない、閉塞感のなかでの日暮です。

澤選手、の受賞は一筋の明るい光のように思います。


 また、 「 小林 旭 」 さんは

   『 夢とロマンがあるから楽しい人生 』

と、おっしゃっておられました。


 三浦先生も、一番困難なとき、皆が希望を見出せないとき、

色紙の寄せ書きで、一番先に、

   『 いつでも夢を ! 』 

と、書かれました。

 この言葉には、励まされました。

一番先輩、年齢的にも上なのに、

このような若々しい、みずみずしい言葉が出たのが驚きでもありました。


 どのようなときでも、「 夢 」 を持ち続けることが大切です。


 「 願 」 といってもいいと思います。

願い続ける、その願いがその人の人生に方向付けをするのです。

かなう、叶わない、をこえて、願い続けることが ミソ です。

 梅原猛先生は

        「 仏になれない  けれど

          仏になりたいという気持ちを

         持ち続けることが仏教です 」



と、 『 仏教 』  という本の中で述べておられます。


 願い続ける、

 夢を手繰り寄せてくる、

澤選手が実行されたことは何よりも私たちの励みになります。

 次回の 「 ロンドンオリンピック 」 でも、

金メダル   を、叶えられると念じています。




      



 という、「 猫カレンダー 」 が目にとまりました。







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「 後七日御修法 」 後拝み

2012-01-14 09:30:23 | 住職の活動日記
 今日で 「 後七日御修法 」 ( ごしちにちみしほ ) が結願します。

お昼、1時ごろから、道場の公開 「 後拝み 」 があります。

密教の最高の道場荘厳ですので、お近くの方は    です。


 東寺の南西に位置します 「 灌頂院 」 というところです。

道場内には6メーターの大きさの 「 両界曼荼羅 」 

その周りには 「 五大尊 」 ( 五大明王 ) の掛け軸、

秘仏である 「 聖天壇 」 それから、

息災と増益の二つの護摩壇、この護摩壇も漆喰で作ります。

お勤めのたびごとに、新たに作り直されます。

黄色と白の色で作られています。  これも必見です。

その周りには 「 十二天壇 」 が飾られています。

「 じ・ぼん・び・い・えん・ら・たい・か・すい・ふう・にち・げつ 」 と

掛ける順番を覚えました。

 ( 地天・梵天・毘沙門天・伊遮那天・閻魔天・羅刹天  …  )


 
ちょっと早めにいかれると、

「 結願 」 の最後のお参りに行かれるところをお参りすることが出来ます。

そして、勅使の方の参拝もあります。

そのときは 『 御衣 』 は勅使の方には返しません。

結願のお勤めが終わると、 『 御衣 』 は 「 唐櫃 」 に納められ、

一旦、弘法大師の 「 御影堂 」 まで運ばれ、

弘法大師の御宝前にお供えされ、お勤めが無事に終わったことの

ご報告のお勤めが勤められます。

 ここの場面も見ごたえがあります。


 そこで、御影堂のお扉は閉められて、お坊様方はいったん本坊へ帰られます。

軽くお昼をいただかれ、 『 御衣 』 は 「 大阿闍梨 」 によって、

御所まで運ばれて、無事終了ということになります。


 道場公開は約1時間ほどですので、早めに行かれて、いろいろなことを見学されても

おもしろいと思います。



  です。



これは    ですよ。




 
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「 OJIGI 」  長友選手

2012-01-13 22:31:26 | 住職の活動日記
 「 MOTTAINAI 」 と同じく、

「 OJIGI 」 も国際語になるのではと、ローマ字で書きました。


 インテルの 「 長友選手 」 ゴールを決めるとお辞儀をしています。

 「 OJIGI Performance 」 として、新聞にも取り上げられ、

向こうの方もぎこちなくも、お辞儀を真似ておられました。


 「 頭を下げる 」   東洋独特の作法でしょう。

このことは、仏教に由来しているのではないかと思います。


 「 南無阿弥陀仏 」  とか  「 南無妙法蓮華経 」 とか

真言宗では 「 南無大師遍照金剛 」 と、唱えます。

「 南無 」  インドの言葉で 「 ナマス 」 という言葉が訳されずに

そのまま音写されたのです。

今でも、インドでは朝夕の挨拶は 「 ナマステ 」 と、合掌して頭を下げます。


 そういうと、西洋人は挨拶といっても、頭を下げることはしないようです。

握手して、顔を見て、目と目をそらさないようです。

ここらにも、生きてきた歴史の違いがあるようです。

目をそらし頭を下げたら、殺されるかもしれない ??  というような

こともあったのでしょうか。

頭を下げるということは、あまりしないようです。


 仏教では、お辞儀、という簡単なものでなく、

「 五体投地 」 といって、体全体を投げ出すのです。

チベットの方々が 「 ポタラ宮殿 」 へ向かって、

尺取虫のように、体を投げ出しながら進んでいかれる、という

とても感動的な姿を拝見したことがあります。

 あの姿が 「 南無 」 という、自分の身を投げ出すという

姿なのです。

 一見、今の時代からすると、

「 頭を下げる 」 

どことなしか、人に負けたような、屈服したような

感じさえ、にもとられ、あまり進んでされなくなったように思います。


 若いときは、人に頭を下げる、ということは

自尊心が許さないものです。

 しかし、年とともにでしょうか ?

頭を下げるという、安心感のようなものを感じます。

 厳密には 「 頭を下げたのではない 」 

      「 頭が下がる 」  ということです。

人間の本質は 「 頭を上げたい 」 のではなく、

ほんとうは 「 頭が下がる道 」 が欲しいのです。 

なにか、「 道 」 というものにふれて、

満足して頭が下がる、ことが出来るのだと思います。


 偉人といわれる方々は、

自分が満足して、頭が下がるものを発見されたのだと思います。

茶道にしろ、歌の道、または各宗派のお祖師といわれる方は

その 「 頭が下がる 」 ことによって無限の道を見つけられたのです。



 長友選手も、自分だけの力ではない、皆さんのおかげで

ゴールを決めることが出来た、

そういう思いをこめて 「 OJIGI 」 をされたのでしょう。

「 おれが決めた 」 といわずに、

すべてのおかげと、謙虚に頭を下げる、

西洋の方には 「 OJIGI Performance 」 と、

とても新鮮な行為と写るのでしょう。


 このことも、国際語として皆さんに認識されると、いいですね。





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どうもすいません !!

2012-01-12 22:26:47 | 住職の活動日記
 昨日、印刷・紙折り、まで完成、

今日は朝からセットして封入に取り掛かりました。

がんばったおかげで、夕方には発送することができました。

 熊本中央郵便局は集荷に来ていただけるのですが、

熊本東郵便局は持っていかなければいけません。

 受付の方は前回と同じ方でした。

別納料金の用紙に書いて、手紙と一緒に出しました。

いつもですと、奥に持っていかれ、  「 しばらくお待ちください 」

      …    …

と、しばらくして、料金を支払うということなのですが、

 今日は、やおら受付のその場で数を数え始められました、

そして、丁寧にも重さも計られ、郵便番号の違いがないか確認作業、

受付の前で約25分、

 ( そして意地悪のつもりではなかったのですが、

   料金が2円と半端な数字が出たので、1円切手を二枚持参しました。)

現金と切手を混同して支払うとなると、また別の用紙が必要だったようで、

受付の方も要領がわからず、別の方に聞きながら作業、

申し訳なくも、思いながら、   気がつくと、

私の後ろには、長蛇の列

   




 「 どうもすいません ! 」


 ( この坊さん、何で手間取っているの、という視線を感じながら

   失礼しました。)


でも、この受付の流れ、改良の余地ありと感じました。

「 済生会病院 」 では、日々システムの流れの改良が考えられているようです。

患者さんを 「 クライアント 」 というか  お客様と考えて、

失礼がないように、待たせないように、という

気遣いが感じられます。


 郵政も民営化になったのですから、

受付のシステムをもっと工夫すべきところがあるように思います。

やはり、お客様ですから、

 「 いつもありがとうございます。」

 「 またよろしくお願いします。」

とかなんとか、ご挨拶もあってもいいように思うのですが ???


 最近はなくなったのですが、

市内特別郵便・バーコード付の割引料金も認知が徹底してなく、

毎回、すったもんだしていました。

また、受付の人によって、数の読み方も違うということも

統一してほしいように思います。

 ( 一つ一つ重さをはかり、数える方、

   まとめて計りにかけて、逆算して確認される方、)

中央郵便局の方は、取りに来ていただいて、

こちらの申請した数を確認、1通だけ重さを量り、それで終わるのです。

そして何より驚いたことは、

夕方の集荷でしたが、今日13日の朝には届いてました。

ここら辺の機械化の進歩は優れたものがあります。


 なんとか、毎回出しているのですから、スムースな受付の流れ、

よろしくお願いします。  


 毎回、終わってみると、私の後ろに波長だの列、

「 どうもすいません ! 」  と、

小さくなって失礼しています。

  そこのところ  よろしく  




 
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今日は印刷屋さん ??

2012-01-11 22:30:58 | 住職の活動日記
 今年の 『 初不動 』 にむけて、準備が大童です。

 今、事務所では 「 印刷機 」 「 紙折り機 」 がフル稼働しています。


 1月は 「 初不動 」 の護摩法要があり、同時進行で、

2月3日の 「 星祭 」 節分の準備も着々と進んでいます。


リソーの印刷機、

    




 この機械ですと、1000枚ほどは、あっという間に印刷してしまいます。

もう3代目ほどになりますが、日々進化しているようで、

使い勝手もだんだんよくなっています。


 印刷が終わると、紙折です。

デュプロの紙折り機、

    



 この機械も優れもので、二つ折りそして三つ折から何でもこなしてくれます。

この機械には本当に助けられます。

 この機械を導入するまでは、ご案内の発送といったら、

毎晩、夜なべして手で一枚ずつ紙折していくというのが仕事でした。

この機械も1000枚ぐらいは10分かからずに折ってしまいます。


 明日からは、総出で封筒に封緘作業です。

「 不動の光 」 ( 隔月に発行している当院の新聞です。)

「 大祭のご案内・申込用紙 」

「 不動講のご案内 」 ( 当院の護寺会の名簿とご案内、

              次回には当院再建という大事業が控えています。)

このご案内を封筒に入れていくのですが、

これだけは機械化というわけにはまいりません。


 家内工業ですが、これもお寺の大事な仕事なのです。


やっと、印刷と紙折作業が完了しました。


   あすから     ぞ~ 

   みなさんご協力よろしくお願いします。









      



 「 みなさんがんばってね !!

   どうぞよろしく    ニャン 」












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