本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

発見 ! 最栄阿闍梨の墓

2007-12-15 00:14:54 | 住職の活動日記
   

 これもまた、本当に不思議なご縁で、最栄阿闍梨のお墓が見つかりました。

製作会社のディレクター山口さんとの出逢いです。

ひょんなきっかけから、おみえになり、いろいろ話すうちに、

今ではお経の稽古を一緒にしています。

 そんなわけで、山口さんは当院のことを一生懸命勉強されたようで、

南阿蘇に取材の折、これはどうも 『 最栄阿闍梨のお墓 』 では 、

ということに遭遇され、メールとかで墓石の写真や付近の状況を送っていただきました。

 それから、崇正が下見に行き、「 これは、どぎゃんかせんと、いかん 」

彼の熱意で、今日のお墓の掃除ということになりました。


 菩提樹苑の職員も総出で、トラック2台、クレーン車、チェーンソー、草刈機、

などなど、苑の機材一式持参し、大木を取り除き、一面に生えている竹や雑草を刈り取り

ました。

 ( 実は私はお参りもあり、お墓に到着した時には、きれいな状態になっていました。

  草の中に埋もれているのは写真で見ただけです。あまり偉そうなことは言えませ

  んが。)   だけ言ってました。

 隣のご婦人も出てこられて、

 「 昔はここに立派なお堂が建っていた。冬になると山の上にいた偉いお坊さんが

  下りてきて、このお堂で修行していた。」

 ということを聞いていた、とお話していただきました。

 県の文化財の方も調査に見えられて、やはり、最栄阿闍梨のお墓のようだと、話してお

られたそうです。


 『 最栄阿闍梨 』  インドの生まれの方で、京都の比叡山よりお見えになり、

 阿蘇の当院の元である、西巌殿寺を開かれた方なのです。

 当院本堂に懸かっている額は 『 最栄室 』  と書かれてあります。


 山口さんからの不思議なご縁で、本蔵院の源に出会うことができ、また今日

こうやってお参りできたことは、何よりも有り難いことでした。

息子の崇正も京都から帰って以来、ずっとお寺の歴史を気にしておりました。

それも、目に見えない大きな力が働いたのでしょう。


不思議なご縁に 感謝! 感謝! です


 
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ツーショット | トップ | 頑張りました ! »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
目に見えない素敵な力 (兼平)
2007-12-15 19:38:07
本蔵院とのご縁、最栄阿闍梨とのご縁。
自分から動いたのか、はたまた世界から動いたのか、
頭で考えようとするとなんとも不思議な感じです。

でもこのことを文字通り、思議せずに受け入れると、
思わず笑みがこぼれるような、幸せな心持ちになります。

それにしても…ああ~
その場にいたかったです
住職、崇正くん、スタッフの皆々様、
本当にご苦労様でした

追伸
 私、一制作会社のディレクターでございます故、
 そこはひとつよしなにご紹介くださいますよう
 運転中の阿声ロングトーンに悪戦苦闘しております。
返信する

コメントを投稿

住職の活動日記」カテゴリの最新記事