本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

 『 鎹 』

2010-05-22 21:48:45 | 住職の活動日記
 この字も読めません。

聞いてみると、なるほど、昔はたまに聞く言葉でした。


    


「 かね 」 偏に 「 送る 」 という字からなっています。

「 送る 」 には 「 続ける 」 とか 「 つなぐ 」 という意味があるようです。

それで、ものをつなぐということで 「 かすがい 」 という字が生れたのでしょう。

大工さんとかが使う金具で 「 ホッチキス 」 の針を

大きくした金具で木と木をつなぐ役目をします。


 昔は 『 子は鎹 』 という諺のように使いました。


この漢字を知ったのはお店の名前からです。


     



 これはお店の前にある 「 看板 」 です。




      



 玄関には重厚な感じで作ってあります。




    



 名刺はちょっとおしゃれに作ってあります。


『 鎹 』 づくしです。

 「 木と木をつなぐ 鎹 のように、人と人とをつなぐ場所になれるよう

   季節のご提供してまいります。 ( 店主 ) 」

という思いを込めて開かれたのです。

若い店主なのに、結構難しい文字を店の名前にされたのです。

上手なネーミングには驚かされます。


 『 兎に角 』 という字が読めないかと思うと、

 『 鎹 』 という難しい、最近ではあまりお目見えしない言葉を捜してこられる。

言葉の使い方に へ~ と思ったり 驚かされたりです。




     



 このお店の名物 『 美人まんじゅう 』 です。

そのせいでしょうか ?    お店には美人ぞろいです。  



      



 おトイレに貼ってありました。


  「 アリが十 」 です。


江越にあるお店です。    です。


   『 京仕込みの伝統の技に

     美味創造の

     アイデアを活かして。 』

                      と店主の言葉です。




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