本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

紅葉葉鈴懸の木(もみじばすずかけ)

2023-01-21 20:48:39 | 住職の活動日記

五条通の鴨川の近くに

小さな公園があります

 

 

葉が落ちてその幹と枝が

面白い造形美を

創り出しています

 

 

この肌からすると

プラタナスの木です

日本名が紅葉葉鈴懸の木

気になったのは「鈴懸」と

言葉です

あの、「勧進帳」でいう

「旅の衣は鈴懸の~」

という文句なんです

 

 

木の下にはその説明が

やはり、

山伏の鈴懸の衣から

きているのです

 

よく、木を見上げて見ると

 

 

この木の実は丸いボンボンの

ような形です

これが鈴懸衣の袈裟の

丸い梵天に似ているところが

名前の由来のようです

 

 

隣の有名な料亭に向かって

伸びている木の肌は

生きてきた歴史を感じます

 

 

また公園には柘榴の木もあり

実は採られずじまいで

そのままの姿で枯れ掛けて

いるようです

 

この公園は五条大橋のたもと

にあるので、

もとの五条大橋の礎石が

何気なく置かれています

 

 

彫られている文字を見ると

 

 

天正十年の文字が見えます

この年は明智光秀が

織田信長を討った年です

何とも年代物

 

 

今の五条大橋はRCで出来ています

しかし、擬宝珠はその当時の

面影を残しています

 

 

鴨川にはカモメたちが

群がっています

エサを持ってきた人が

おられるようで

そのエサを狙って騒いで

いるのです

カラスや鳩やトンビまで

加わり大変な賑わいようです

 

久しぶりに我が家には

 

 

花が活けられました

もとの宇治の教室まで

出かけて活けたのですが

 

 

電車で持って帰る途中

形も少し崩れたようです

が、なにせ

久しぶりのお花に

心が和みます

ベランダに置き窓越しに

眺めているのです。

 

 

 

 

 

 

コメント
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