本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

旧三井家下鴨別邸

2022-03-10 20:20:37 | 住職の活動日記

下鴨神社の正面、南の鳥居

 

 

その横に旧三井家別邸は

位置しています

 

 

中へ進むと

 

 

一階の座敷から庭を眺めます

人も少なく

ゆっくりと座って

 

 

なかなか風情のあるガラス戸

ガラスは当時のもので

全体に歪みがあるところが

歴史を感じます

 

 

ちょっとしたスペースに

風情のある坪庭

この建物には三階に楼望が

設けてあります

 

 

ロープを手に捉まりながら

よじ登るように急な階段を

上がると

 

 

そこからの光景は

なんとも素晴らしいものです

正面には比叡山を見て

 

 

横に眼をやると大文字

出来た当時は高い建物もなく

それはなんとも素晴らしい

光景だったのでしょう

 

 

今は

ガラス戸が入っていますが

以前は吹きっさらしで

丸い半月のところに

手を入れて中から

雨戸を引き上げるという

仕掛けになっています

 

 

半分持ち上げたところで

もう一枚上げると

 

 

このように閉まるという

仕掛けです

しばし周りを見回して

京都市内を一望します

 

 

そして、下の庭を見下ろすと

屋根のむくりが美しい線を

表しています

屋根の線も

お寺のように反ったもの

もあれば

丸く柔らかい線を出す

むくりという拭き方もあります

二階へ降りて

 

 

二階から見る庭の風景も

また違った趣があります

 

 

この欄干もおしゃれです

また、

二階の広間のシャンデリア

 

 

ちょっと天井を盛り上げて

その下に照明をつるす

この工夫が一味あるようです

 

 

内部の洗面所も

 

 

お風呂もやはり

しっかりしたつくりです

 

庭の出て

 

 

庭から見上げても

つくりの良さがうかがえます

 

 

横には茶室もあり

申し込めば利用できるように

なっています

この庭には花は少なく

 

 

わずかに一本だけ梅の木が

今を盛りのように咲いています

 

 

夫婦のムクノキ

別々に生え延びて

 

 

上の方で結ばれるように

重なり合って

付かず離れずいい距離間で

結びあっているのでしょうか

 

 

ここから見る家の作りも

面白いものです

その当時としては斬新な

建物だったのでしょう

 

やはりこの付近は

何かにつけ美しいところが

いたる所に見受けられます

 

 

鴨川の水を利用している

のでしょうか

こういう自然な流れは

何とも好いものです

 

 

帰り際にあった

さくらの木

まだ蕾も堅そうですが

膨らんでくる力を感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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