「 乳母日傘 」
この字もちょっと読めない字です。
「 ちちははひがさ 」 ? かな
いつもお参りに見えられる方で、
「 おんばひがさ 」 ということを
口にされる方がいらっしゃいました。
私も、つい最近まで漢字で書けば
こうなるものとは知りませんでした。
ただ、話のなかの流れから、
あらかたの意味は感じ取っていました。
辞書を引いてみると、
「 乳母日傘 」 とこういう漢字があったのです。
昔は立派なところのお家では、
子供が生まれると 「 乳母 」 ( うば ) がつき
日が当たるのを防ぐようにと日傘をさして、
大切に育てということです。
いま、我が家はめずらしく、
全員集合ということになりました。
長男夫婦も 「 紗和ちゃん 」 をつれて、
長女は今月17日に生まれた子を、
次女は6か月になる子を連れてと、
まことににぎやかです。
今朝も6時前に起きてみると、
もう、長女の子は起きているようで
しばらくは抱いて、それでもダメなようで
おっぱいをやり始めました。
紗和ちゃんは熱をだし、と
母親は休む暇がありません。
それこそ 「 乳母日傘 」 で育てなければいけません。
本来は なに不自由なく甘やかされて苦労知らず
ということで、あまりいい意味では使われてなかったようですが、
子育てということをみていると
本当に 「 おんばひがさ 」 で育てないと
子供は育たないようです。
母親は眠る暇もなく、抱っこしたり
お乳やったり、おむつ替えたりと、
大変さが身に沁みます。
孫の子育てを見て思い知るとは
何とも情けない限りですが、
母親の大変さを改めて感じます。