本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

「乳母日傘」 !?

2013-10-30 06:55:19 | 住職の活動日記

 「 乳母日傘 」

この字もちょっと読めない字です。

「 ちちははひがさ 」 ?  かな

 

 いつもお参りに見えられる方で、

「 おんばひがさ 」  ということを

口にされる方がいらっしゃいました。

私も、つい最近まで漢字で書けば

こうなるものとは知りませんでした。

ただ、話のなかの流れから、

あらかたの意味は感じ取っていました。

 

 辞書を引いてみると、

「 乳母日傘 」  とこういう漢字があったのです。

 昔は立派なところのお家では、

子供が生まれると 「 乳母 」 ( うば ) がつき

日が当たるのを防ぐようにと日傘をさして、

大切に育てということです。

 

 いま、我が家はめずらしく、

全員集合ということになりました。

長男夫婦も 「 紗和ちゃん 」 をつれて、

長女は今月17日に生まれた子を、

次女は6か月になる子を連れてと、

まことににぎやかです。

 今朝も6時前に起きてみると、

もう、長女の子は起きているようで

しばらくは抱いて、それでもダメなようで

おっぱいをやり始めました。

紗和ちゃんは熱をだし、と

母親は休む暇がありません。

 

 それこそ 「 乳母日傘 」 で育てなければいけません。

本来は なに不自由なく甘やかされて苦労知らず

ということで、あまりいい意味では使われてなかったようですが、

子育てということをみていると

本当に 「 おんばひがさ 」 で育てないと

子供は育たないようです。

母親は眠る暇もなく、抱っこしたり

お乳やったり、おむつ替えたりと、

大変さが身に沁みます。

 

 孫の子育てを見て思い知るとは

何とも情けない限りですが、

母親の大変さを改めて感じます。

 

 

 

 

コメント
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