本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

声を残そう !

2008-01-16 23:10:48 | 住職の活動日記
 安田先生のテープが届きました。

安田理深という方が、東寺の宝菩提院という場所で 『 十地経 』 という経典を

1971年より講義されたものです。

 崇正や山口さんという方が、『 安田先生の声が聞きたい! 』

ということが発端でした。

 先生の講義は 『 東寺十地経の会 』 という有志の方々による、ご努力で

全30巻の本になりました。

 私はそのとき、末席でわからぬまま聞いていました。

届いた本を読むたびに、昔の講義のことが思い出されて、そのときなにかしら

先生の声が思い浮かぶのです。

 でも聞いてない方にとっては、先生がどんな声でお話されるのだろう?

聞いてみたいという、衝動に駆られたのでしょう。それと、語尾とかのニュアンス

で、内容も微妙に違うものなのです。


 そんな中、編集が終わり、本になってしまえば、その後テープはどうなるのだろう?

素朴な疑問が起こりました。そのまま眠ってしまうのか。

今ならまだ間に合う、その声をデジタル化しよう、そういう声が本蔵院の有志の中で起こ

ったのです。

 「 東寺十地経の会 」 の方々も、残したいけどつてはないし、ということだったら

しいです。でしたら、是非私たちにやらせてください。 

 という次第で、今日テープが届きました。

早速開けて、テープを聞きました。小さい音ながら先生の声です。

ふっと昔に返り、そのときの緊張が戻ってきます。

 数分の中にも、ほとばしる言葉があふれています。


 さっそく、山口さんにメール。 「 届きました 」 だけです。

夜、電話があり、今からでもいいですか?   

 そこえ、崇正夫婦も到着、安田先生の声を聞くのは初めてです。

結構やさしい声なんだ、でも、すごい言葉よね!

 それから、どういう方法が一番いいだろうか? 90巻あまりのテ-プ

どのような時間配分でデジタル化を進めていくか?

 今日のところは、時間もなく、興奮の中に分かれることにしました。


これから、一年がかりになるかもしれませんが、素晴らしい事業になると思います。

やはり、こういう仕事は感動した人がすることなのでしょう。

 今年一年間、楽しいことになりそうです。でも、一番頑張っていただくのは  

どうも、山口さんのようです。 

     よろしくお願いします。
コメント
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