本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

今週の言葉1/7~1/13

2008-01-06 23:04:45 | 今週の言葉
 ほとけさま ぼくたちまもる ひかりだよ

 熊本市立本荘小学校4年生の俳句です。

そういえば、毎年本荘小学校の子ども達の俳句を、年賀状の言葉につかわさせて頂いてお

ります。

 私にとりましては驚きです。この俳句を詠む、という感受性は持ち合わせておりませ

ん。この子ども達が、お寺にインタビューに来て、『 一句詠みます 』 といって

即興にすぐ詠んででくれたのです。

 でもこの感覚には恐れ入ります。ほとけさまの働きを見事に言い表しているのです。

事実、仏さまといえば 『 光 』 ということで象徴的に表すのです。

仏さまの働きに 『 智慧と慈悲と精進努力 』 とこの三つが上げられますが、

おろうそくの光が智慧ということを表している、し

お花が慈悲、線香が灰になるまで燃え尽きるということで精進努力を表します。

その中で、中心が 『 智慧 』 です。つまり 『 ひかり 』 なんです。

 この小学校4年生の子どもが、『 ほとけさまをひかり 』 と表現する、この直観力

には、本当に驚きます。


 仏像を見てみると、必ず仏さまの背中に 『 光背 』 ( こうはい ) といって

円形だったり、舟形だったり、形は少しづつ違いますが、背負っておられます。

仏像が作られる前の時代は、ほとけさまを光という形で表していたのです。

お寺のマークに使う 『 卍 』 まんじも 光を表し、それは仏さまを表しいるので

す。


 仏さまの光に包まれている、という感覚は智慧なんです。だから、いろんな生きとし生

けるすべてのものにたいして、慈しむという慈悲の心が出てくるのです。

そして物事を見通す智慧があるから、無限の精進努力に耐えていくことができる、という

智慧と慈悲と精進努力は別々のものではなく、非常に緊密な関係で結ばれています。


 ほとけさま ぼくたちまもる ひかりだよ

この俳句は一面悟りを開いた人の言葉のようでもあります。

こういう言葉が小学校4年生の子どもから出てくる、本当に不思議です。

子どもとて、侮るべからず!!

コメント (2)
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しもやけ

2008-01-06 22:01:30 | 住職の活動日記
 今はあまりご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、

昔の子どもはよく 「 しもやけ 」 になったものです。

 それが、わたしは大人になっても治りませず、年寄りの域に入ってきたのに、いまだ

治りません。この調子ですと、たぶん死ぬまで治らないでしょう。

 けど、いろいろ、試みてはいるのです。

『 千年灸 』 という、あまり熱くないというお灸がありましたので、

赤くはれ上がった、指の上に、一つづつ置いて見ました。

 今のところ、効果はあまり…?

ツボのところに置かなければいけないのかもしれませんが、

明日の朝効いてるかもしれません。

 ( お見苦しいところをお見せして申し訳ありません。 )
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私もお手前しようかな?

2008-01-06 21:52:21 | 住職の活動日記
 正月13日は、沙羅の苑にて 『 新年会・お茶会 』 が催されます。

第二日曜日ですので、定例の合同法要が勤められ、その後、新年のお茶の接待ということ

になります。今日は総出でお茶の道具を運んだり、ミニコンサートもありますので、

音響のセッティングもしたりで、おおいそがしです。

 今は、職員の一原さんが母より、お手前の練習をしているところですが、 

「 こころちゃん 」 もそばで、じっと見学中です。道具を運んでいる最中は、自分も

飛びまわって、一応お手伝いのつもりなのですが、お手前が始まると、横に来て、仕草を

じっと見つめています。

 院代の崇正も、何かやらかすつもりでしょうか? ギターを持ち出して、音の調整に余

念がありません。  ( たのしみです )  

 ピアノやらコーラスの方もお見えになるようです。


 合同法要  献茶式  お抹茶のお接待  ミニコンサート  飛び入り やら

なんか盛りだくさんの楽しい日になりそうです。 

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