喜多院法興寺

住職のひとりごと

備蓄医薬品33種類、32種類は期限切れ 柏崎市

2007-07-25 07:23:13 | Weblog
朝日新聞
 {新潟県中越沖地震で被災した柏崎市で、市が災害用に備蓄していた薬や医療器具などの医療品の大部分が、使用期限切れで使えない状態になっていることが分かった。市は医療品を購入した02年以降、期限の確認を怠っていた。このため今回の地震では、発生時に避難所から受けた要請に対応できなかったという。

 市防災・原子力課によると、市は02年6月までに消毒薬や風邪薬、鎮痛剤など33種類の医薬品を購入し、市健康管理センターに備蓄。うち精神安定剤をのぞく32種類の使用期限が切れていた。聴診器、電子体温計、血圧計など8種類の医療器具のうち、体温計と注射器も使用期限が切れていたという。}

 市は医薬品を更新するため今年度予算に80万円を盛り込んでいたが、職員が昨年に点検した際、期限切れに気づいたにもかかわらず、業者に発注していなかった。購入前に地震が発生した後から、24日朝に業者に発注したという。市は食料品などの防災備蓄品の点検に気をとられ、医薬品まで気が回らなかったという。全く、呆れた言い訳だ。

廃止・売却の年金施設、1兆円が回収不能に

2007-07-24 06:50:58 | Weblog
読売新聞
 {厚生年金と国民年金の保険料計約1兆4000億円を投じて建設されながら、廃止・売却が決まった年金福祉施設計412物件の資産価値が約2000億円に過ぎないことが、厚生労働省所管の独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」(RFO)の鑑定結果でわかった。

 このうち、4分の1の102物件が今月中旬までに売却されたものの、総額は約400億円にとどまっている。売却期限まであと3年余。売却益は、年金特別会計に繰り入れられるが、すべてを売却できたとしても、1兆円以上が回収できない見通しだ。

 厚労省の内部資料によると、1945~2005年度に国民が支払った年金保険料のうち、約6兆4000億円が年金給付以外に使われた。このうち、厚生年金分の約1兆1700億円、国民年金分の約2300億円の計約1兆4000億円が年金福祉施設の建設・整備に充てられた。}

 国民が支払った年金保険料のうち、1945~2005年度に約6兆4000億円が年金給付以外に使われた。保険料計約1兆4000億円を投じて建設されながら、廃止・売却が決まった412物件の資産価値が約2000億円に過ぎない。
すべてを売却できたとしても、1兆円以上が回収できない見通しだ。無駄に使った金を返せ。


国際物理オリンピック、日本代表2人が初の金メダル

2007-07-23 06:30:05 | Weblog
読売新聞
 {大学入学前の世界の若者が物理分野の思考力を競う「国際物理オリンピック」が22日までイラン・イスファハンで開かれ、日本代表5人(高校生)のうち、私立灘高校3年の高倉理さん(17)と同高2年の村下湧音さん(17)が金メダルを獲得した。

 残る3人も銀2、銅1と、代表全員が好成績を収めた。日本は昨年大会から参加しているが、金メダルは初。

 大会には69か国・地域から326人が参加し、10日間の日程で理論・実験問題に挑んだ。その結果、成績優秀な上位37人に金メダルが授与された。

 高倉さんは「入賞さえ難しいと思っていたのに、びっくりした」、村下さんは「自分の誕生日(7月21日)と金メダルの獲得が同時になり、感激しています」と、それぞれ喜びの声を語った。}

 若者が物理分野の思考力を競う「国際物理オリンピック」の存在を初めて知った。日本は昨年大会から参加しているというが、金メダルに私立灘高校の二人、残る3人も銀2、銅1と、代表全員が好成績を収めた。将来、日本の物理部門の中心で活躍して欲しいものだ。



理不尽な親に苦慮…学校の苦情対応外注、10教委で試行へ

2007-07-22 07:08:43 | Weblog
読売新聞
 {理不尽な要求に各地の学校が苦慮している問題を受け、文部科学省は来年度から、悪質なクレームの対応を外部の専門家に任せる「外部委託」を、一部の教育委員会で試験的に導入する方針を固めた。

 全国の教委から具体策のアイデアを募り、事業費も支援する。

 国が親のクレーム対策に乗り出すのは初めてで、同省では、学校現場の知恵も生かしながら、成果が確認された対策については全国に広げていく方針だ。

 親が学校に、「子供に掃除をさせるな」「(けんかをした)相手の子供を転校させろ」といった理不尽な要求を繰り返すケースが増え、こうした保護者は「モンスターペアレンツ」とも呼ばれている。長時間の苦情や抗議の電話が授業中にまで及び、教師の日常業務に支障が生じているほか、ストレスで体調を崩す教師も多い。今回の対策は、教師の負担を減らし、児童生徒と向き合う時間を確保する目的がある。}

 親の良識のかけらもない、自分本位の理不尽な悪質なクレームの対応を外部の専門家に任せる「外部委託」を、一部の教育委員会で試験的に導入する方針を固めた。長時間の苦情や抗議の電話で、ストレスで体調を崩す教師も多い。こうした保護者に育てられた子供の将来に危惧する。




「大学合格73人」実は優秀な1人が受験 大阪の私立高

2007-07-21 06:46:28 | Weblog
朝日新聞
 {私立大阪学芸高校(大阪市住吉区、近藤永(えい)校長)が大学入試で、優秀な生徒の受験料を負担し、志望校とは関係なく多数の有名私大を受けさせ、合格実績を「水増し」していたことがわかった。大学入試センター試験の結果だけで合否を判定する私大の入試を利用。06年度入試を受けた生徒は、1人で「関関同立」と呼ばれる4私大の73学部・学科に合格していた。同校は、合格実績を上げた生徒に対し5万円の「激励金」も払っていた。

 同校によると、73学部・学科に合格した男子生徒は特進コースに在籍し、成績は理系トップ。国公立大志望だったが、関西、関西学院、同志社、立命館の「関関同立」の5学部・学科も受けるつもりだった。大阪学芸高は受験直前、センター試験の成績だけで合否が決まる枠のある、「関関同立」の文系を含む計68学部・学科にも出願することを持ちかけ、同意を得たという。

 男子生徒は元々受けるつもりだった5学部・学科と合わせ73学部・学科にすべて合格した。受験料と願書の送料計約143万円は全額、奨学金の名目で学校側が負担。さらに激励金5万円と数万円相当の腕時計を贈ったという。}

 私立大阪学芸高校は06年度の4私大の合格者数を延べ144人と公表、この男子生徒が半数以上の実績をあげていた、しかし実際の合格者は33人だった。同校は02年度から、模擬試験で成績優秀だった生徒を対象に、有名私大の受験料を負担する「進学奨学金制度」を始めた。07年度は、1人で十数学部・学科に合格した生徒がいるという。高校のイメージアップのために、私大の合格者数の水増しをしていた。教育者が生徒に八百長をさせていた。呆れた話だ。