喜多院法興寺

住職のひとりごと

揺れ、設計時の想定外 柏崎刈羽原発の耐震、甘さ浮上

2007-07-18 06:45:59 | Weblog
朝日新聞
 {新潟県中越沖地震で、東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)では、耐震設計の甘さが浮上した。設計上の想定を大幅に上回る、国内の原発で過去最大の揺れが観測され、放射能を含む水漏れも起こった。地震が起こった場所は「新潟―神戸ひずみ集中帯」とも呼ばれ、阪神大震災をはじめとする地震が、相次いで起こっている場所だ。

 放射能を含む水が漏れたとの東電の発表は午後10時すぎ。寺津邦信・原子力運営管理部長らによると、漏れた水に含まれる放射性物質の分析から、使用済み燃料棒を保管するプールから水が漏れたとみられるという。

 地震時、放射線管理区域内にあるプールから水があふれ、床が水浸しになるのは想定内のことだというが、管理区域外に漏れたことについて「約90センチの厚さの壁で遮断されているのに、なぜ漏れたのか。理由は不明だし、想定していなかった」と繰り返した。一方で、「漏れた(放射性物質の)量は、ラドン温泉に例えると約6リットルにすぎない」と話した。

 3月の能登半島地震でも北陸電力志賀原発1号機で、使用済み核燃料貯蔵プールから放射性物質を含む水45リットルが原子炉建屋内の床に飛散した。

 今回の地震では現在、原子炉などの重要機器に異状は確認されていないが、耐震設計が甘かった可能性がある。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、国内原発で観測された過去最大の揺れの680ガル(ガルは加速度の単位)を記録した1号機のほかデータが取れた5、6号機でも想定を超えた。}

 震源は同原発から北へ約19キロ離れた海底活断層とみられるが、東電は、これを設計時には見つけられなかった。海底で4本の断層を見つけていたが、耐震設計上、活断層として考慮しなくてよいと結論づけていた。原発を作る前から設置場所が不的確だった。チェルノブイリの様なことが有ったら、日本は崩壊する。