喜多院法興寺

住職のひとりごと

原油高、世界が悲鳴 デモ暴徒化・マグロ休漁

2008-06-09 08:16:44 | Weblog
 {「現在の原油価格水準は異常」――。日米中印韓の5カ国は7日、エネルギー相会合の共同声明で危機感をあらわにした。米国産原油の先物相場は1バレル=140ドルに迫る。生活も直撃、世界各国にデモやストライキが広がる。「第3次石油危機」との声も出始めた。

 ニューヨーク商業取引所の原油相場は6日、国際指標となる米国産WTI原油の先物価格が一時、1バレル=139.12ドルまで上昇。史上最高値を大幅に更新した。1年前の2倍、この2カ月間だけでも4割増と上げ足は急速だ。

 インド政府は4日、原油高騰を受け、ガソリンと軽油の小売価格を10%引き上げた。途上国は、国営石油会社への補助金などで燃料価格を抑えてきた。だが、原油高騰による財政負担に耐えられなくなり、燃料の値上げに踏み切って混乱の火種になっている。

 インドでは5日から西ベンガル州で州政府与党の左派政党が主導、ゼネストが始まった。交通網はマヒ、銀行も閉鎖。役所もほぼ活動を止め、値上げを決めたシン首相の足元を揺らす。石油・天然ガス相は急きょ、青森市での5カ国エネルギー相会合出席をやめ、大使が代理出席した。 }


 この石油の異常な高騰で、生活も直撃、世界各国にデモやストライキが広がり「第3次石油危機」との声も出始めた。日本でも、「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」が、所属漁船250隻の2割の休漁を決めた。「全国漁業協同組合連合会」など計12の主要漁業団体の代表は、夏の一斉休漁を検討することを決めた。
 米国では大手企業のリストラが相次ぐ。航空大手のコンチネンタル航空は従業員3千人の人員削減を発表。自動車業界も苦境だ。顧客の大型車離れが止まらない。