グッドウィル給与天引き問題、返還請求応じず

産経新聞
　｛人材派遣大手「グッドウィル」（東京都港区）が、派遣スタッフの賃金から１勤務当たり２００円を天引きしていた問題で、派遣スタッフでつくる労働組合「グッドウィルユニオン」は３１日、同社と労使交渉を行い、過去の天引き分の返還を請求した。ユニオンによると、同社は要求に応じなかった。ユニオンは天引きは労働基準法違反にあたるとして、６月１日以降、各地の労働基準監督署に調査要請をする。

　同社は登録スタッフの情報管理のためなどとして「データ装備費」名目で１勤務当たり２００円を控除。同社は「契約書に明記し、同意を得ていた」としていたが、任意性をめぐり登録スタッフとトラブルがあったため今月、廃止した。

　データ装備費の返還について同社は「一般的な返還請求には応じない。個別的事情に応じた対応になる」と話している。｝

　人材派遣会社の「グッドウィル」が、派遣スタッフの賃金から１勤務当たり２００円を天引きしていた問題で、「グッドウィルユニオン」は、同社と労使交渉を行い、過去の天引き分の返還を請求した。違法性のある天引きを調査要請されるまで、労働基準監督署は、何の調査もしていない。労働基準監督署は労働者を守るための役所なのにおかしい。