喜多院法興寺

住職のひとりごと

大腸がん転移に骨髄が関与、促進たんぱく質を確認

2007-03-19 10:43:07 | Weblog
がん広げる「案内人」は免疫細胞 京大グループ発見(朝日新聞) - goo ニュース
読売新聞
 {悪性化する大腸がん細胞は、“サイン”を出して骨髄細胞を呼び寄せ、増えたり転移したりするのに利用していることが、武藤(たけとう)誠・京都大大学院医学研究科教授(遺伝薬理学)らのグループによって明らかになった。
 骨髄への働きかけを止める物質を見つければ、がん治療薬の開発に応用できるかもしれない。米科学誌ネイチャー・ジェネティックス電子版に19日掲載される。

 グループは遺伝子操作したマウスを用いて、大腸がんの増殖などにかかわるたんぱく質の働きを分析。その結果、大腸がん細胞が「CCL9」と呼ばれるたんぱく質を大量に放出すると、骨髄細胞の一種が骨髄から血液に溶け出し、がん細胞の周囲を取り巻くように集まることがわかった。骨髄細胞は、がん細胞の増殖を促進する2種類のたんぱく質を出していた。}

大腸がん細胞が特殊なたんぱく質を出し、骨髄細胞を呼び寄せて増殖や転移に利用している事を実証した。原因となる骨髄細胞を呼ぶ、たんぱく質を止める物質があれば、がんの侵攻や転移を防ぐことが出来る。今後がん治療薬の開発に利用できれば良いと思う。