前回の記事で作っておいた塗装手順についてM113A2の塗装を開始します。
▼履帯に塗装の付きを良くするためにバンパープライマーを吹いておきます。
▼サーフェイサーは、クレオスのマホガニーサフを使いました。
車体、転輪類、装備品、履帯に吹きました。
▼基本色はタミヤアクリルXF-59デザートイエローを使いました。
基本塗装はラッカー系と決めているので、塗料はアクリルですが、クレオスのラッカー溶剤で薄めてエアブラシしています。
車体側面は下地のマホガニーがほんの少し透けてみえる加減になるようエアブラシしています。
ちょっとボディの色が随分暗いですね。何故かな? 本当はもっと明るいです。
▼XF-59デザートイエローにXF-57バフを加えハイライト1としました。
タミヤのつや消しはかなり強いので弱めるためにX-22クリアを少し加えています。
ハイライト1は、車体側面では上部から下部へカラーモジュレーション的にグラデーションを付けて吹き、車体上面は各平面の中心部に重点的に吹きました。これもボディの色が暗いです。本当はもっと明るいです。
▼ハイライト1にXF-2ホワイトを加えてハイライト2としました。
う〜ん、何故かまだ写真が暗いですね。何故だろう、すいません。
▼ハイライト2にさらにXF-2ホワイトをくわえてハイライト3としてエアブラシしました。
ハイライト3は、車体側面はハイライト2と同じ部分をハイライト2より狭い範囲に吹いています。
車体上面は、ハイライト2を吹いた部分にスポットでランダムに吹いてムラっぽく紫外線焼けしているイメージでエアブラシしてみました。
ようやく写真が実際の状態と近くなりました。
今回はここまでです。時間を少し置いてみてハイライトの状態を確認し、ちょっと修正するかもしれません。
その後は、転輪ゴムなどの細部の塗り分けをしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
いい感じのグラデーションですね。
下方を暗く、上に行くほど明るくグラデのお手本です。
こういう透かし技法が筆塗りだとなかなか出来ないんですよね。
どうも砂漠色は写真映りが難しいですね。
おそらく光量に起因する問題なのだろうとは思うのですが・・・。
塗装はこれからまだまだ変化して行きそうで、楽しみです。
アルミ車体のチッピングをどう考えるか・・・何もしない方が良いのか・・・悩みどころですね。
実は側面のグラデーションは特に意味はなく、なんとなく感覚的にマホガニーが透けてみえるようにやってしまいました(汗)
そうですね、グラデーションは筆塗りだとなかなか難しいと思います。階調の変化を筆だと表現しにくいですね。
チッピングは今回はしないとおもいます。もしかしたらウォッシングもしないかもです。カッサカサの状態にしたいと思っています。
写真は室内の照明が直接あたっている状態なので、照明からずれると光量不足になる部分が出てしまうのだと思います。撮影用ライトがあれば違ってくるとは思いますが、カメラマンではないのではてさてうまく使えるかの問題が出てきそうです。
ご存知の通り、バック紙(布)や模型のベースに置く色にも色調は引っ張られるのでそのあたりもやりにくいといえばやりにくいですよね。極端に言えば印刷インクもそうですが。
バックは白か黒(グレー)で撮影用照明を使えば、実際の色味に近い状態で撮れるとは思いますが.....どうでしょう。