M4A3 105mmのキットに付いていた米兵の塗装も終わりに近づいてきました。
今回は、半光沢コートをかけた後のウエザリング作業を行いました。
▼白目をタミヤアクリルXF-2つや消しホワイトで描いた後、クレオスラッカーC-181スーパークリア半光沢をかけました。
▼タミヤエナメルXF-1つや消しブラックで瞳を描きました。エナメルで描いたのでうまくいかない時はエナメル溶剤で修正できます。
瞳が何回も大きく描いてしまったので、かなり修正しました😓 でも修正できるので気が楽です。
▼顔以外の部分のウエザリングをしました。
左の兵がウォッシングとハイライトのドライブラシが終わった状態で、右の兵は未作業です。
油彩バーントアンバーでウォッシングをし、基本塗装で使ったタミヤアクリルと同色のタミヤエナメルにホワイトを足して軍服にドライブラシをかけてみました。
写真では左の作業後と右の未作業の差がほとんどわかりませんね。
肉眼では、ウォッシングしたので全体にしっとり感が出て、ドライブラシが陰影を少し強調させることが出来ています。
基本塗装〜細部の塗り分け〜ウエザリングまでタミヤの塗料を使ったので色の統一はとても楽でした。
今回、フィギュアの塗装もAFVの車体と同じ方法でやってみましたが、ここまで迷うことなく進めることができています。
基本塗装でエアブラシを使うのは対象物が小さいのでちょっと大変ですが、慣れればそれほど苦にならなくなるでしょう。
とりあえずやってみてこんなやり方もいいかなと今回思いました。
問題は顔の塗装ですが、白目と瞳はこのやり方でそれほど苦労することなく描くことができます。
あとは顔のハイライトとシャドウですが、行うとすればタミヤエナメルでブレインディングを伴うやり方になりそうです。
ただ、今はやるかやらないかちょっと迷っているので、やらないでこのままで完成させてしまうかもしれません。
今回はここまでです。残り2体も同じ作業をして次回は完成写真をアップしようと思います。
フィギュア塗装についての方法論が確立されつつあるようですね。
体系だった考え(仮説?)に基づくトライ&エラーが凄いなぁ~といつも感心しておりました。
こんな風に元々のキットの表情を超えた塗装が出来るようになれば、もう怖いものなしではないでしょうか、ほんと凄いです。
ミニアートのフィギュアをじっくり見た後だとこのタミヤのフィギュアがちょっと古臭く見えるのはしょうがないですが、それをうまくカバーされてるのがさすがです。
私も、もうちょっと頑張りたくなりました(笑)。
フィギュアの塗装は、ネットを見たりして参考にしていましたが、なかなかやり方が定りません。
もう車体と同じにしたらどうかと思って今回やってみました。迷うことなく出来るのは精神的に楽ですね。
お顔はもう割り切ることにしました。目さえブレなければそこそこOKかなと思うことにします。下手にいじると収拾がつかなくなりそうです。
タミヤよりミニアートの方が出来は良さそうです。
タミヤは目の造形が甘くて瞳が入れにくいです。もっとも今年はタミヤの古いキットばかりなので余計気になるのかもしれません。
振り返れば今年はフィギュアの要素が高いキットばかりです。今回を含めて19体作りました。
瞳、口、ほうれい線、眉毛・・・しっかり表現されていて凄いです。
瞳だけエナメルで塗るというのは目から鱗です。
最後の写真でウォシングとドライブラシの効果もはっきりと判ります。
お顔はこの後、油彩のバーントアンバーを薄く流して陰影をより強くしてみました。今回はこれ以上いじるのは止めておこうと思います。
瞳は一発で描くのはとても難しく、そして度胸が要るため修正できる方法はないかなあと思ってここだけエナメルを使うことにしました。案外楽ですよ。
ウォッシングとドライブラシを確認していただき、ありがとうございます。
強めにしても写真に撮るとわかりにくいのが悩ましいところです。肉眼で普通の感覚に見える時は写真での確認は難しいかもしれません。