6/9(火)15℃
天気予報によると、今日は太陽は出てこないみたいで、場所によっては雨の降る場所もあるんだとか。万が一のために、傘の準備をお忘れなく。
ここ数日、湯来温泉ホタルまつりの問い合わせやホタルの目撃状況についての問い合わせが多くなってきましたので、今日現在の、知りえてる情報をお伝えしておきたいと思います。
それから、ホタルの生態についても、ネットで調べた結果や、過去の体験を書き記してみましたのでご覧いただければ幸いです。
第19回かじか鳴く湯来温泉ホタルまつり
1 日 時 平成21年6月28日(日)10:00-19:00
※釣り大会参加希望者の受付は9時から
2 場 所 広島市佐伯区湯来町大字多田、湯来温泉地内
まつり本部:湯来西公民館隣
釣り会場:湯来温泉旅館街「打尾谷川」
3 プログラム 10:00~11:00 釣り大会・参加費1,000円/人
・竿各自持参のこと
11:30~12:30 ヤマメ・マス等の魚つかみ取り
・小学生以下参加費500円/人
13:00~15:00 芸能大会(ジャザサイズ、カラオケ、ひょっとこ踊り他)
キングレコード「百々香(ももか)」歌謡ショー
15:00~19:00 神楽上演「水内神楽団」
幕間に凛凛太鼓上演
4 その他 湯来温泉3旅館「期間限定特別プラン」
①宿泊プラン(3旅館湯巡り)
平日1泊2日・2食付き 8,800円/人(税・サ込み)
10,800円/人(税・サ込み)
②日帰りプラン
平日休憩(3時間)4,800円/大人・人(税・サ込み)
5,800円/大人・人(税・サ込み)
※入湯税別途(宿泊150円、日帰り50円)
※詳細については、お申し込み時にご確認ください。
ほ~ほ~ほーたるこぃ あっちの水は苦いぞ~
こっちの水は甘いぞ~ ほ~ほ~ほーたるこぃ♪♪
(濁声だなんて言わないでくださいね)
有名なホタルの歌。「ホーホーほーたる来い。こっちの水は甘いぞ、あっちの水は苦いぞ」という歌詞がありますね。最近では学校の音楽の時間に童謡として歌う事はないんでしょうかね。
私が小さい頃、暗くなるまで遊んで暗くなって家に帰ったものです。トノサマガエルがいれば草で輪を作って釣り上げてみたり、ヘビがいればシッポを持ってクルクルクルクル回しに回してポーイなんてしたこともあったっけ。ホタルが飛ぶ頃にはネギに入れて淡い光を眺めましたが、でも、捕獲したホタルを自分だけのものにする事はなく、ふすま障子の間から夜中に逃げられるようにしたものです。(家が古く、隙間だらけでしたもんね)
最近、人工的に養殖したホタルを放して新たなホタル飛翔地を名乗る地域が増え始めました。でも、その放虫行為をやめてしまうと数年すると一匹も生息しない場所に戻っている場所があると聞きます。
湯来町内のホタルの飛翔地は、昔から生息していたホタルを地域の方々が農薬を少なく、環境保護したことから見ていただけるまでになっています。以前にも書きましたが、ここ数年ホタルが減少している主原因は災害よりも災害復旧工事。ホタルが寄生しているカワニナが工事の濁り水で全滅したからなんです。
湯来地区では、一刻も早く数年前にホタルが乱舞した環境まで回復させようと地域の方々が努力していらっしゃいます。是非とも、数が少なくなった原因を知り、ホタルが見られる場所は地域がどれだけ頑張って保護しているかを考えていただきたいと思います。自宅へ持ち帰って家族に見せたい、増やすために飼育したいという気持ちが分からないわけではありませんが、地域の家族と離れ離れにされてしまう「拉致」的な行為はして欲しくないと切望させていただきます。
湯来で見られるホタルの種類
ホタルは、日本では確認されているだけで46種類。世界では約2000種類以上だと言われています。
湯来地区で見られるのはゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの3種類。特にヒメボタルは小さい上、飛翔場所が限られているし、他のホタル同様に飛び回ることをしませんからとても見つけにくいようです。でも、光る間隔は短く一番明るいのが特徴なんです。毎年、同じところで簡単に見つけられるホタルではないので探し出すのも大変。こちらは現在、情報を収集中という事でご理解いただきたいと思います。
ホタルがいるポイント
ホタルが乱舞する風景を見るために必要なことは、いったいなんでしょうか?
いくつかのポイントを知っておくことが、ホタルがいるかいないか、ホタルを増やせる環境か、滅んでしまう環境か、そのポイントが守れるかどうかにかかっているようです。コンクリートで固められた水路では、まず、自然繁殖は無理みたいです。
ホタルの一生
ホタルの一生は、小さなタマゴをやわらかい苔の上に産み落とすことから始まります。そして、しばらくすると、孵化した幼虫は“カワニナ”という貝に寄生して貝を食べて成長します。そして、翌年の4月頃、一定の水温になった頃に陸へ上がります。
“カワニナ”は1~3cmくらいの、円錐状の“クリームコルネ”という巻貝型のパンに似ています。湯来では、カワニナのことを“タニシ”と呼んだりします。ホタルの幼虫は小さいときは、小さいカワニナ、大きくなったら大きなカワニナと、体の大きさによって色々な種類のカワニナを食べ分けながら成長しているんです。
ホタルが水中から陸に上がるのが、3月下旬から4月上旬。平均水温が1週間程度13~14度になった時、ホタルの幼虫はサナギになるために上陸してくるようです。
ホタルはいつから光るのか
実は、ホタルは卵の時から、淡い黄色の光を放っているみたいです。(私もまだみた事はありません。)上陸するときの光は、幻想的な淡い青い光で、ホタルの良く飛ぶ所はこの青白い光が何千という単位で川から上陸しているみたいです。(私も見てみたい)
5月には土中にもぐり、サナギになります。そのままじっと穴の中でしていて、6月中旬頃に羽化。私たちが、やっとよく目にする群れで飛びながら、光る状態になるのがこの頃です。そして、約1週間で交尾をして、卵を産んだら死んでいきます。私たちが「ホタル、ホタル。」と騒いで夢中になる時期は、実はホタルの一生からすると、ほんの一瞬に過ぎないことを理解しておいてください。だから、捕らないでとお願いしているところでもあるんです。
ホタルを見つけるポイント
ここで最初に戻りますが、たくさんのホタルが乱舞しているかどうかは、その環境にこれらの要素があるかどうかが、ポイントの一つです。もし、ホタルがいるかな?と感じるポイントに出かけたら、ぜひ、苔があるかどうかや、カワニナがいるかどうか、水がきれいかどうかを見てみてください。
湯来町にホタルがいる環境は、ホタル生息に必要なものが揃っています。特にエサとなるカワニナは、川に入るとついつい足を上に置かざるをえないので、ぱりぱりと割れる音がするほどたくさんいます。
最後に、ホタルで本が読めるかどうか?
数日前のテレビ番組でホタルの光で本が読めるかとやっていたのをご覧になりましたか?番組では、ホタルはホタルでもホタルイカで試してました。
歌にでてくる「ホタルの光」は、ホタルの光を集めて本を読んだ、という故事からきているそうで、ホタルイカじゃないと思うんですが・・・・・・。
私が過去に実験したところでは、ホタルが本の上を直接徘徊すれば光の当たっている場所だけ文字が読めました。でも、これって試す価値ってないような気もするんですがどうでしょうか。
ホタルの雄雌の見分け方
ホタルの鑑賞は、よく見てみると活発に飛びまわっている個体と、草の陰などで少し弱い光を放っているものがいると思います。
お腹の節が2つ光を出しているのがオス。飛びながらピカピカ光るホタルは、そのほとんどがオスなんだそうです。では、メスはと言うと、草の裏などで静かに弱い光を発しています。光る部分は1つだけ。オスは草の陰で弱く光るメスを見つけると、そのメスのホタルめがけて飛んでいくんだそうです。
車のフォグランプに集まる、という話を聞いたことがあると思います。点滅のリズムがあえば、実際にホタルが吸い寄せられるように集まって来るときもあります。これはメスと間違えて、よってきてしまうみたいですが、最近では、携帯電話や、タバコの光によってくることがあります。これらの現象は、街灯などのない真っ暗なところだと、顕著に見ることができます。ただし、ホタルは自分たちの子孫を残すための繁殖行動として、光りで交信しながら飛んでいることを忘れないようにしていただきたいですね。
光る速さ(フラッシング)
ある昆虫研究をしている方から聞いた話によると、人間に方言があるようにホタルの光る速度に日本国内でも差があるんだそうです。さしずめ、ホタルの光が国の訛りのような状態なので、意思疎通ができず結ばれないんだとか。
色々と調べてみると、まだホタルの研究が完結してはいないそうです。ホタル博士の第一人者として名声を手に入れるためには、今年から始めてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただいた方へ、ホタルの飛翔状況をお知らせしちゃいます。
湯来しあわせ観音附近で1匹の目撃情報をゲット。今週末頃には出始めると思いますので、ブログをお楽しみに。
天気予報によると、今日は太陽は出てこないみたいで、場所によっては雨の降る場所もあるんだとか。万が一のために、傘の準備をお忘れなく。
ここ数日、湯来温泉ホタルまつりの問い合わせやホタルの目撃状況についての問い合わせが多くなってきましたので、今日現在の、知りえてる情報をお伝えしておきたいと思います。
それから、ホタルの生態についても、ネットで調べた結果や、過去の体験を書き記してみましたのでご覧いただければ幸いです。
第19回かじか鳴く湯来温泉ホタルまつり
1 日 時 平成21年6月28日(日)10:00-19:00
※釣り大会参加希望者の受付は9時から
2 場 所 広島市佐伯区湯来町大字多田、湯来温泉地内
まつり本部:湯来西公民館隣
釣り会場:湯来温泉旅館街「打尾谷川」
3 プログラム 10:00~11:00 釣り大会・参加費1,000円/人
・竿各自持参のこと
11:30~12:30 ヤマメ・マス等の魚つかみ取り
・小学生以下参加費500円/人
13:00~15:00 芸能大会(ジャザサイズ、カラオケ、ひょっとこ踊り他)
キングレコード「百々香(ももか)」歌謡ショー
15:00~19:00 神楽上演「水内神楽団」
幕間に凛凛太鼓上演
4 その他 湯来温泉3旅館「期間限定特別プラン」
①宿泊プラン(3旅館湯巡り)
平日1泊2日・2食付き 8,800円/人(税・サ込み)
10,800円/人(税・サ込み)
②日帰りプラン
平日休憩(3時間)4,800円/大人・人(税・サ込み)
5,800円/大人・人(税・サ込み)
※入湯税別途(宿泊150円、日帰り50円)
※詳細については、お申し込み時にご確認ください。
ほ~ほ~ほーたるこぃ あっちの水は苦いぞ~
こっちの水は甘いぞ~ ほ~ほ~ほーたるこぃ♪♪
(濁声だなんて言わないでくださいね)
有名なホタルの歌。「ホーホーほーたる来い。こっちの水は甘いぞ、あっちの水は苦いぞ」という歌詞がありますね。最近では学校の音楽の時間に童謡として歌う事はないんでしょうかね。
私が小さい頃、暗くなるまで遊んで暗くなって家に帰ったものです。トノサマガエルがいれば草で輪を作って釣り上げてみたり、ヘビがいればシッポを持ってクルクルクルクル回しに回してポーイなんてしたこともあったっけ。ホタルが飛ぶ頃にはネギに入れて淡い光を眺めましたが、でも、捕獲したホタルを自分だけのものにする事はなく、ふすま障子の間から夜中に逃げられるようにしたものです。(家が古く、隙間だらけでしたもんね)
最近、人工的に養殖したホタルを放して新たなホタル飛翔地を名乗る地域が増え始めました。でも、その放虫行為をやめてしまうと数年すると一匹も生息しない場所に戻っている場所があると聞きます。
湯来町内のホタルの飛翔地は、昔から生息していたホタルを地域の方々が農薬を少なく、環境保護したことから見ていただけるまでになっています。以前にも書きましたが、ここ数年ホタルが減少している主原因は災害よりも災害復旧工事。ホタルが寄生しているカワニナが工事の濁り水で全滅したからなんです。
湯来地区では、一刻も早く数年前にホタルが乱舞した環境まで回復させようと地域の方々が努力していらっしゃいます。是非とも、数が少なくなった原因を知り、ホタルが見られる場所は地域がどれだけ頑張って保護しているかを考えていただきたいと思います。自宅へ持ち帰って家族に見せたい、増やすために飼育したいという気持ちが分からないわけではありませんが、地域の家族と離れ離れにされてしまう「拉致」的な行為はして欲しくないと切望させていただきます。
湯来で見られるホタルの種類
ホタルは、日本では確認されているだけで46種類。世界では約2000種類以上だと言われています。
湯来地区で見られるのはゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの3種類。特にヒメボタルは小さい上、飛翔場所が限られているし、他のホタル同様に飛び回ることをしませんからとても見つけにくいようです。でも、光る間隔は短く一番明るいのが特徴なんです。毎年、同じところで簡単に見つけられるホタルではないので探し出すのも大変。こちらは現在、情報を収集中という事でご理解いただきたいと思います。
ホタルがいるポイント
ホタルが乱舞する風景を見るために必要なことは、いったいなんでしょうか?
いくつかのポイントを知っておくことが、ホタルがいるかいないか、ホタルを増やせる環境か、滅んでしまう環境か、そのポイントが守れるかどうかにかかっているようです。コンクリートで固められた水路では、まず、自然繁殖は無理みたいです。
ホタルの一生
ホタルの一生は、小さなタマゴをやわらかい苔の上に産み落とすことから始まります。そして、しばらくすると、孵化した幼虫は“カワニナ”という貝に寄生して貝を食べて成長します。そして、翌年の4月頃、一定の水温になった頃に陸へ上がります。
“カワニナ”は1~3cmくらいの、円錐状の“クリームコルネ”という巻貝型のパンに似ています。湯来では、カワニナのことを“タニシ”と呼んだりします。ホタルの幼虫は小さいときは、小さいカワニナ、大きくなったら大きなカワニナと、体の大きさによって色々な種類のカワニナを食べ分けながら成長しているんです。
ホタルが水中から陸に上がるのが、3月下旬から4月上旬。平均水温が1週間程度13~14度になった時、ホタルの幼虫はサナギになるために上陸してくるようです。
ホタルはいつから光るのか
実は、ホタルは卵の時から、淡い黄色の光を放っているみたいです。(私もまだみた事はありません。)上陸するときの光は、幻想的な淡い青い光で、ホタルの良く飛ぶ所はこの青白い光が何千という単位で川から上陸しているみたいです。(私も見てみたい)
5月には土中にもぐり、サナギになります。そのままじっと穴の中でしていて、6月中旬頃に羽化。私たちが、やっとよく目にする群れで飛びながら、光る状態になるのがこの頃です。そして、約1週間で交尾をして、卵を産んだら死んでいきます。私たちが「ホタル、ホタル。」と騒いで夢中になる時期は、実はホタルの一生からすると、ほんの一瞬に過ぎないことを理解しておいてください。だから、捕らないでとお願いしているところでもあるんです。
ホタルを見つけるポイント
ここで最初に戻りますが、たくさんのホタルが乱舞しているかどうかは、その環境にこれらの要素があるかどうかが、ポイントの一つです。もし、ホタルがいるかな?と感じるポイントに出かけたら、ぜひ、苔があるかどうかや、カワニナがいるかどうか、水がきれいかどうかを見てみてください。
湯来町にホタルがいる環境は、ホタル生息に必要なものが揃っています。特にエサとなるカワニナは、川に入るとついつい足を上に置かざるをえないので、ぱりぱりと割れる音がするほどたくさんいます。
最後に、ホタルで本が読めるかどうか?
数日前のテレビ番組でホタルの光で本が読めるかとやっていたのをご覧になりましたか?番組では、ホタルはホタルでもホタルイカで試してました。
歌にでてくる「ホタルの光」は、ホタルの光を集めて本を読んだ、という故事からきているそうで、ホタルイカじゃないと思うんですが・・・・・・。
私が過去に実験したところでは、ホタルが本の上を直接徘徊すれば光の当たっている場所だけ文字が読めました。でも、これって試す価値ってないような気もするんですがどうでしょうか。
ホタルの雄雌の見分け方
ホタルの鑑賞は、よく見てみると活発に飛びまわっている個体と、草の陰などで少し弱い光を放っているものがいると思います。
お腹の節が2つ光を出しているのがオス。飛びながらピカピカ光るホタルは、そのほとんどがオスなんだそうです。では、メスはと言うと、草の裏などで静かに弱い光を発しています。光る部分は1つだけ。オスは草の陰で弱く光るメスを見つけると、そのメスのホタルめがけて飛んでいくんだそうです。
車のフォグランプに集まる、という話を聞いたことがあると思います。点滅のリズムがあえば、実際にホタルが吸い寄せられるように集まって来るときもあります。これはメスと間違えて、よってきてしまうみたいですが、最近では、携帯電話や、タバコの光によってくることがあります。これらの現象は、街灯などのない真っ暗なところだと、顕著に見ることができます。ただし、ホタルは自分たちの子孫を残すための繁殖行動として、光りで交信しながら飛んでいることを忘れないようにしていただきたいですね。
光る速さ(フラッシング)
ある昆虫研究をしている方から聞いた話によると、人間に方言があるようにホタルの光る速度に日本国内でも差があるんだそうです。さしずめ、ホタルの光が国の訛りのような状態なので、意思疎通ができず結ばれないんだとか。
色々と調べてみると、まだホタルの研究が完結してはいないそうです。ホタル博士の第一人者として名声を手に入れるためには、今年から始めてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただいた方へ、ホタルの飛翔状況をお知らせしちゃいます。
湯来しあわせ観音附近で1匹の目撃情報をゲット。今週末頃には出始めると思いますので、ブログをお楽しみに。