大分トリニータ 2018年 想い出を振り返る(前半)

2020-05-16 19:23:00 | 大分トリニータ
2018年の想い出といえばなんといっても夢の舞台”J1に返り咲いたこと”
これはもうねぇ、トリサポであれば皆さんこう答えるはず…ですよね?
ではそれ以外の想い出は、と聞くとこれは人それぞれ。

私も2018年の想い出は「J1昇格」
これは当然のこととしてもう一つ。
この年から始めた「自走車中泊遠征」です。
今まで使っていた公共機関を使わず、嫁の口ナビを頼りに一人で現地まで運転するというもの、しかも車の中で寝泊まりして。

そりゃ不安でした。

今まで遠くは岡山までしか運転したことがなかった私が、車中泊しながら現地のスタジアムまで行こうというのですから。
それだけならまだしも「ナビを無視するという」私の癖がこれまた大問題。
ナビが「(高速を)道なりに進む」と指示しているにも関わらず一般道に降りるという私の癖。
(まぁこれを癖として片付けて良いものかどうかという別問題もあるのですが)

そんな不安を抱えながら始めた自走車中泊遠征でしたが、今では”そのスタイルが当たり前のこと”となった記念すべき年でもあったのです。
                                        
「J3からわずか3年でJ1に昇りつめた2018年」


最終戦でJ1に昇格した、あの瞬間を思い出すと今でも震えがきますが気をしっかり持って、まずは新加入選手の紹介から。

(以下敬称は略させていただきます)

まずはこの選手
お馴染みのLTポーズ「(Love Trinita(ラブトリニータ)」のフジモンこと
                       
「藤本憲明」 FW 背番号10
 鹿児島ユナイテッッドFCより完全移籍。


開幕戦(アウェー栃木戦)でゴールを決め2年連続でJ3得点王を獲得した実力を魅せ、馬場賢治と共にこの年チーム最高の12ゴールをあげたフジモン。



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続いて
                       
「那須川将大」 DF 背番号3
松本山雅FCより完全移籍。
川西が恐れた青森山田の先輩。


第27節・新潟戦では、前半32分にクロス気味のシュート、自称「シュータリング」でこの年の初ゴールを決めたナス。



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「イム スンギョム」DF 背番号16
 名古屋グランパスより期限付き移籍。


リーグ戦は0、天皇杯で1度だけ出場した選手なので知らない人も多いかと。
7月12日に期限付き移籍を終了し、韓国ナショナルリーグのMokpo City FC(韓国)へ完全移籍。




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「星 雄次」 DF 背番号19レノファ山口より完全移籍。


37試合に出場し5得点をあげたホッシー。
初ゴールは第5節(ホーム)水戸戦。
ごっちゃんが先制ゴールをあげ、押せ押せムードの中、24分カットインから右隅に豪快に決めた。
その時のラインダンスでは照れながら「星マーク」を披露。
人見知り指数はチームの中ではダントツの1位(歴代でも1位かも)




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「兼田 亜季重」 GK 背番号23アビスパ福岡より完全移籍。


リーグ戦も天皇杯も出場していないので顔馴染みがないと思いますが、正直で真っ直ぐな性格だったアキ。
2019年2月15日に大分より現役引退。
長髪と坊主で違う選手と思われるかもしれませんが、同じ選手です。



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「丸谷 拓也」 MF 背番号33サンフレッチェ広島より完全移籍。
みなさんよーくご存知の「丸谷会」
月に1回、後輩全員を集め、食事会を開きチームの親睦を図るというもの。
もちろん会計は丸ちゃん。
言うのは簡単だが毎月となると…。
いやぁ大変だわ。
しかしそのおかげで大分の絆が強まったのは言うまでもない。


その丸ちゃんの移籍初ゴールは第10節(アウェー)金沢戦の決勝ゴール。

この勝利で大分は今季初の首位に。
どうですか、思い出してきましたか?



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「宮阪政樹」 MF 背番号35
松本山雅FCより期月付き移籍。
通称「バズ」


バズといえばなんといっても第6節の(アウェー)讃岐戦に決めたスーパーゴール。


開始32分。
ハーフウェイラインやや手前で林容平がファウルを受ける。
リスタートしたバズの蹴ったボールはそのまま讃岐ゴールへ向かっていき、相手GKの頭上を越えてネットに吸い込まれていったあのスーパーゴール。
すごかったですね。
データスタジアム調べによると、シュートの距離は58.4メートル。
歴代11位の記録。
ちなみに1位は2013年11月10日の村山智彦が出した「92.9m」というとんでもない記録です。



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「山口 真司」 DF 背番号50ヴイッセル神戸より期限付き移籍
2016年8月ヴイッセル神戸より育成型期限付き移籍として加入。
2017年に神戸に復帰し、再び大分に。


しかしリーグ戦、天皇杯とも出場はありませんでした。




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「刀根亮輔」 DF 背番号41 
ギラヴァンツ北九州より完全移籍。


マイブームが「後輩いびり」と悪ぶっていたトニーでしたが、子供の前では屈託のない笑顔を見せる一面も。
未だに本人を前にして「トニー」とは言えない私です(笑)
リーグ戦は17試合に出場。



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最後となりましたが「漢」

「馬場賢治」 MF 背番号38
カマタマーレ讃岐より完全移籍。



ババケンの移籍初ゴールは第6節アウェー讃岐戦。
見事な恩返し弾で勝ち点3を奪い取ったあの試合。
昨季までいた讃岐戦が決勝初ゴールとか、まさに筋書きのないドラマでした。
さらに第11節(ホーム)町田戦でプロ入り後初のハットトリックを決め、シーズン終了後にはフジモンと並ぶ12得点をあげチームの得点王に。



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以上の新戦力10名を加えた3年目の片野坂トリニータ。

目標はプレーオフ圏内の6位。
勝ち点は70。

では「J1昇格」までどんな流れだったのか、今一度前半から振り返ってみたいと思います。
得点は全て「大分ー相手」で書いていきます。
                                                      
えー、とにかく長いです。
21節の徳島戦まで長いので手元におやつと飲み物でも置いて、時間があるときにでもゆっくり読んでくださることをオススメします。


まず開幕戦アウェー栃木
この試合4-2で勝ち3位になったものの、第2節ホーム開幕山形戦で2-2のドローで5位に。


さらに第3節アウェー岡山戦で0-1と初の黒星となり9位まで順位を落とします。







  
第4節(ホーム)東京V戦(0-0 ドロー)
で順位は更に下がり11位に。

この試合シュートが15本、コーナーキックが7回。
いかに攻めていたかがわかる数字ですが、結果はスコアレスドローで勝ち点1。

想い出に残っているのが
                    
「中村慎吾 スペシャルLIVE」 

大分県臼杵市出身のシンガーソングライターの中村慎吾さん。
同じ臼杵市ということもあってずっと応援していきたいですね。


              
「全力さん」

東京Vさんのサポーターです。
「日本代表戦のゴール裏、サポーターゾーンの中、息絶え絶えになりながらも、全身全霊をかけて応援を続けるその姿がテレビカメラに抜かれ注目の的となった人物。
人々は彼を全力さんと呼ぶ」 2017年3月23日の「全力さんへのインタビュー」より


                         
「試合後の上福元選手、若狭選手の挨拶」

大分を去るときに「きちんとサポーターに挨拶できなかった」と言っていた上福元選手。


物凄い覚悟を持って移籍したはず。
その覚悟を私はずっと応援したい。
上福元選手 若狭選手挨拶に来てくれてありがとう。



ここまでのどんより重い流れを変えたのが第5節(ホーム)水戸ホーリーホック戦(3-1勝利)「9位」
ここで勝ったのが大きかった。
相手は4戦負けなしで首位を走る水戸ホーリーホック。
ここまで3勝1分けと絶好調、しかも失点がわずかに「1」と強敵中の強敵。
負ければ坂を転がり落ちるかもしれない大分はまさにここが正念場でした。

ごっちゃんが今季4点目となる先制ゴールを決めると、24分新加入の星が得意なカットインから右隅に追加点を決め移籍後初ゴール!
このゴールが「DAZN週間ベスト5ゴール」に。


さらに容平が2017年のゴールから約1年ぶりとなるダメ押しゴールを決め3-1の快勝。


これで大分はホーム初勝利、水戸は初の黒星に。
この勝利で順位は「9位」


ここから一気に上昇気流に乗った大分は
                   
第6節(アウェー)のカマタマーレ讃岐戦(2-1勝利)
で「5位」に。
まずバズのスーパーロングゴールで先制したものの同点にされる。
しかしババケンの初ゴールとなる恩返し弾で勝ち点3をもぎ取った。


高木と踊る修さん。


さらに大分の勢いは加速していった。
              
第7節(ホーム)ジェフユナイテッド千葉戦(4-0勝利)
で「3位」に。

過去、ホームで千葉とは13回対戦し1度も勝てなかった大分。
こうなるともうダメ、信号機の黄色を見ただけで胃が痛くなっていた私(ちょいと大げさ)

千葉を相手に4-0の大差で勝利し、勝てなかった歴史に終止符を打ったのがこの試合。
まず容平が先制ゴールを決めると


星が続き2点目。


さらに清本で3点目。
これが清本今季初ゴール。


トドメは川西のこれも今季初ゴールとなるダメ押しの4点目。
そして勝利を確信したときだけ歌う「トリニータ オーレ」
これも今季初のまさに「初づくし」
これで順位は「3位」に。


次の試合が待ち遠しくて1周間=10日間じゃねえの、と思ったサポも多かったのでは(笑)
                         
第8節(アウェー)京都サンガ戦(1-0勝利)
で「2位」に。


清本2試合連続のゴール。


このまま頂点に行くかと思われた第9節(ホーム)横浜FC戦(1-1ドロー)で足踏み(2位のまま)したものの、確実にその時は近づいていた。






           
第10節(アウェー)ツエーゲン金沢戦(1-0勝利)
でついに念願だった”J2首位奪取!”
冒頭に書いたようにこの試合から自走車中泊遠征が始まりました。
後部座席を倒し、布団を敷き、毛布1枚と寝袋3個を持ち、大分を金曜日に出発し、車の中で2日間寝泊まりして日曜日の朝ツエーゲン金沢のスタジアムに到着。

会いたかった悪の化身「ヤサガラス」様、通称「ヤッサン」に会えて大興奮の私。
どうです、このかっこ良さ!



さてこの試合、体調不良だった「丸谷」が3試合ぶりに復帰。
このスタジアムではまだ勝利のない大分。

引き分けかと思われた「アディショナルタイム 残り1分」
星からのパスを丸谷が上手く足元におさめ、ノーステップでシュート。
相手DFに当たったボールはそのままゴールマウスに吸い込まれた。


勝った瞬間の片野坂監督


そして「ガッツポーズ」
こんな熱い上司だったら部下は嬉しいだろうなぁ。

     
試合後に会った 「ツエーゲン金沢を応援する私設サポーターズクラブ」の会長さんを始めとする皆さん。
「気を付けてお帰りください」と何人もの金沢サポさんから声をかけていただいたりと、金沢サポさんの温かさが本当に嬉しかったですね。


翌日の観光で朝から夜中まで遊んだ私達。
時間を気にしない旅がこんなにも心を自由にするとは…



金沢戦の全行程は「2000km」には届かなかったものの、これが自信となり翌2019年の北海道一周(約2ヶ月間)に繋がっていきました。


金沢戦(アウェー)で首位奪取した大分、しかし
             
第11節(ホーム)FC町田ゼルビア戦(4-3勝利)「1位」
でとんでもない試合をしてしまいます。

まず開始3分ババケンが先制。

ゴール手前で町田5番深津選手が伊佐を倒して一発レッドで退場。
これで11人対10人となり大分数的優位に。

さらに31分、45分とババケンが追加点をあげ「ハットトリック達成!」

このゴールがホーム通算 300得点のメモリアルゴール 


前半が終わって3-0。
楽勝、とは言わないまでも大差で勝つんじゃね、と思っていたお祭りムードを吹き飛ばしたのが後半開始2分の町田ゴール。
これで「3-1」

さらに84分町田ゴールで「3-2」
前半の安泰ムードから一転 尻に火が付く展開となる。
伊佐の4点目となるゴールで「4-3」で勝ったものの試合直後の監督は
「ダメです。こんなゲームをしてたら、もう、勝った気がしません」
「全然 首位のチームじゃないです、こんなの」と大激怒した。

気の緩みがあったとは思いたくないが
第12節(ホーム)大宮アルディージャ(1-2 敗け)に敗れ、第3節以来の黒星となる。
しかし順位は首位のまま。
ここから大分は粘り強く戦い、着実に勝ち点3を積み上げていく。
   
第13節(アウェー)アルビレックス新潟(2-1 勝利)
に勝つと続く 

第14節(ホーム)FC岐阜戦(2-1 勝利)
にも勝ち、2連勝で首位をキープ。

この試合岐阜に先制されるも伊佐が同点ゴールとしサンペーが逆転ゴールを決め大分が勝利した。


意外にもさんぺーの今季初ゴールが開幕14試合目と遅かった。


そして懐かしい「ウェズレイ」


忘れられないのがゴールを決めた伊佐の言葉。
「また(試合に)出れるように(練習で)アピールしたい」

ゴールを決めたからといって次の試合に出られる保証がないのが大分。
まずは熾烈なチーム内の競争に勝たなくてはいけない、という伊佐の言葉にこのときのチームの好調さが伺われた。

そしていよいよレノファ山口との首位決戦。
第15節(ホーム)レノファ山口戦(2-2 ドロー)「1位」

星vs山口
岸田兄弟の対決。
さらに得点がリーグトップタイの27得点同士。

(3月の月間MVPでここまでの得点が9点とリーグトップのオナイウ選手)


さらに山口ビハインドからの2バック超攻撃サッカーなど


見どころ満載の頂上決戦だったが2-2のドローで決着がつかなかった。
大分首位変わらず。
(山口サポさんに挨拶をするホッシー)


そして私達はこのシーズンボコボコに痛みつけられた「ヴァンフォーレ甲府」へ2度目となる自走車中泊遠征に出発した。
大分を出発して3日目の朝、山梨中銀スタジアムに到着。
                           
第16節(アウェー)ヴァンフォーレ甲府戦(2-6 敗け)
「首位」

リーグ3連勝中の甲府。
その勢いそのままに開始3分、4分、6分とゴールを決められあっという間に3点のビハインド。
(さんぺーとTVに引っ張りだこの島川選手)



立ちなおすことができないまま15分にもゴールを奪われ0-4。
さらに28分ゴールを奪われこれで0-5となり万事休す。

しかし「私は今までの人生の中でこれ以上ない大声で応援したで」と試合後に興奮した声で嫁が私に言ったように、甲府に集合した大分サポは決して試合を諦めてはいなかった。


このときの様子は2人の選手がSNSに書いている。
 
「自分たちが応援しているチ-ムがあんな大差で負けてても、最後まで何1つ変わらずに声を出し続けてくれる人たちのためにも」
ババケン選手 ブログより
                                   
「甲府まで行かれたみなさん、皆さんの声、表情、姿勢に僕は感動しました」 

修行選手のツイッターより

                                      
終わってみれば2-6の完敗。
敵地で奪った意地の2点。
しかしこの2点があったからこそ、この試合負けはしたものの首位を維持できたのです。

「大分サポさんにとって青天の霹靂かもしれませんが、私たちにとっても青天の霹靂なんです。
私たちの方がびっくりしているんです。こんな事があるんですね。何も気にすることないですよ。すぐに忘れてください」
選手バスを見送り、駐車場に戻る途中で私たちに話しかけてくれた甲府のシニアサポさん(男性)
お元気でしょうか?
あのときの言葉、忘れていません、ありがとうございました。


気持ちを切り替えホームに
第17節(ホーム)ロアッソ熊本(2-0)「首位」を迎える。


ババケンのゴールで先制すると


ごっちゃんの2試合連続のゴールで2-0に。



ホームで歌う「トリニータ オーレ」をG裏以外で聞く私。



はっきり言うと寂しかったですね。
やっぱり仲間がいるG裏は最高だと今更ですが改めてそう思っています。



第10節のツエーゲン金沢戦から第17節ロアッソ熊本戦までずっと首位を守ってきた大分でしたが、残念ながらその日がやってきました。
第18節(アウェー)愛媛FC(0-1 負け)「3位」

決定機は作るものの決めきれない大分。
試合内容は大分の方が良かった。

しかし決めるべき時に決めておかないと流れは相手に傾き勝ちを逃がす、そんな試合だった。
この試合負けて「3位」
                             
そして第19節(アウェー)松本山雅FC戦(4-1勝利)「2位」 
完全アウェーのアルウィンへと自走車中泊遠征(今季3度目)、出発です。
絶対に行こうと決めていたのは「大名町のはんこや」さん。
そのご主人のお店に貼ってあったのがこれ。
「お帰りなさい松本へ!」の文字が嬉しいですね、思わず「ただいま」と返事をしたくなっちゃいます。


さらにこの年にお世話になった方々がたくさん。
「喫茶山雅」で声をかけてくれた母娘さん(AちゃんとSちゃん)

待機列に向かっていると「写真をお願いしていいですか?」と声をかけてくれた車椅子のサポさん。
もちろん喜んで一緒に写りました。
山賊焼きを食べていると、声をかけてくれたのは5年連続でホームはもちろんすべてのアウェーに行っているというAさん。
それもご夫婦で。
有料の駐車場チケットをいただいた山雅サポさんたち。
みなさんと2019年に再会するのですがその話はまた後で。
完全アウェーがこんなにも楽しめるのもアルウィンならでは。
熱気が凄いですよ。



前節、愛媛に負けはしたものの今季連敗が無い大分。
かたや今季ホームアルウィンで負けなしの山雅。

開始6分、山雅が先制。
しかし22分、5番岩間選手がフジモンを後ろから倒したということで一発レッドで退場に。
これで10人対11人となり大分数的優位になる
ごっちゃん、フジモンと決め2-1と大分が逆転。


さらにさんぺー、ごっちゃん(この日2点目)が追加し4-1と勝負を決めた。


試合後、永井 龍選手が挨拶に来てくれました。


試合が終ると同時にアルウィンはまるで地響きのようなブーイングに包まれました。
もう少し違った形、違った雰囲気の中で闘いたかったと今でも思っています。

完全アウェーの中、最後までクリーンに戦い勝利を収めた大分の選手。
一人少ない中、走り抜き闘う姿勢を崩さなかった山雅の選手。
声を出し、選手の背中を押し続けた両サポーター。

アルウィンはやはり素晴らしい舞台でした。
この勝利で大分は2位に。
第20節(ホーム)アビスパ福岡戦(1-0 勝利)「首位奪還」
ホームに福岡を迎え首位をかけた九州ダービー。
得点力がリーグトップの「37」得点の大分vs守備に絶対の自信を持つ失点「18」の福岡。


今季3ゴール目となる貴重な先制点をあげたのはフジモン。
あれ? LTポーズじゃない!
そう、このときはゴールを決めてもまだLTポーズではなかった。


腰を「クネクネダンス」は星と國分の2人。


「鈴木 惇」選手の挨拶。


高木 駿は週間ベストプレーヤーGKに

大分は20節を終えて
勝ち点     リーグトップ 40点
得点      リーグトップ 38得点
勝ち数     リーグトップ 12勝
得失点     リーグトップ 13
反則ポイント  リーグトップ -22

そして2018年折返しのアウェー徳島戦。
                              
第21節(アウェー)徳島戦(0-3 敗け)「1位」



2連勝中で首位の大分vs4連敗中で17位に沈む徳島。
ただ、ここ数年徳島との相性は悪く、直近の4試合は1分3敗と大分がお客さん状態。


大分、リベンジを胸に折り返し最後の試合が始まる。

今までのハイプレスを止め、ガチガチに引いてサイドの星やレイがボールを持てば複数でつぶしに来る
奪ってからカウンターという作戦に変更した徳島。
これに上手くはめられてしまった。

後ろで回され、取りに行くといなされる。
暑さと戦い、疲労とも戦う。
その光景に胸が締め付けられそうになる。

終わってみれば「0-3」と完敗。


今日が最後の試合になるかもしれない、いつもそういう思いでいる。
だから今日をとことん楽しみたいし、試合には勝ってもらいたい。

ただ、負けたからといって腐ったりはしない。

それ以上の喜びや感動がそこにはたくさん詰まっている。
嫁と2人で元気に試合に行ける、それだけでも幸せだと思うし仲間とワイワイ楽しく出来ることはそれ以上に幸せだと思う。

生でトリニータの試合が見られ、一生懸命なプレーの後押しをすることができる。
そこには勝つこと以上に心を満たしてくれるものがある。

試合が終わって選手が挨拶に来た。
いつもとは違いこの日歌ったのは
 
『HOME』

♬ ここに集い 歌い続ける ♬



♬ 大分の愛を唄う ♬


♬ 勝利目指し 魅せてやれ ♬


♬ 大分のフットボールを ♬


                               

挨拶に来て、並び、礼をして帰って行く。
その間、選手に向かって歌い続けた。

何度も、何度も…

選手をカメラで追いながら今季初めて涙が出た。
女性サポも周りのサポも目を赤くしていた。


こんな日もある。
一生懸命さが空回りする日もある。
心も体もびしょ濡れになる日もある。
そんな心に傘を差せる温かいサポになりたいと思う。


徳島に負けはしたものの21節を終えて大分は首位


しかし大分はこの徳島戦を堺に「ゴールすること」を忘れたかのように点が取れなくなってしまう…
という話は後半で。

ふ~!、長かった前半もこれで終わりです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。



大分トリニータ 2018年 思い出を振り返る(後半)・・・に続きます。









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