大分トリニータ 第16節 6月12日 対京都 2-0 負け

2011-06-15 14:56:13 | 大分トリニータ


彼女はその入り口を指差しながら

「今日は閉まっちょんけど、ここに並んだんで」

「ここは、皆で写真を撮った場所」

「私達はスタンドのあの場所におったんで」

「高松が泣いたのはあの場所やった」

「深谷がサポーターに手を合わせて頭を下げたのがあそこ」

その一つ一つを自分自身に確かめるように私に話しかけた。

あの日、試合終了からメールをしても、電話をかけても彼女からの
連絡は無かった。

試合が終わって一時間後。
彼女からメールが来た。

「悔しくて涙が止まらん。覚悟なんてとっくにしていた。
気持ちの整理なんて終わってた・・はずなのに・・・」

連絡の無かった時間の長さが悲しみの深さを表していた。

自宅に帰ってからもその時の自分の気持ちを
何時間も私に話した。

笑いながら泣きながらそれは続いた。

私はただただ、黙ってうなずいていた。

最後に彼女はこう言った。

「いくら話してもその時、その場にいた人しか
この気持ちは理解しあえんやろうなぁ」

そのとうりだと思う。

その時に戻れるなら私もその場所に行きたい。

そして仲間達とその空気、その想い、その全てを
共有したい。



今回、私がどうしても西京極に行きたかった理由の全てが
そこにあった。

ただ問題はあった。
自分達の思いだけでは遠征はできなかった。

それらを一つ一つ解決しながら「西京極」に到着した時は
本当に感慨深いものがあった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



いつもの帽子をかぶった奥様。





午前11時開門。
まだまだ人は少なかった。







お互いJ1からJ2へ。
だからといって自分自身に変わったものって何もない!!




ここでも、トリサポとサンガサポの交流が見られた。
なんとなく微笑ましくついつい笑顔になってしまう。




朝、清水寺に行った時にも食べた。
本日2本目。
けっこうおいしいもんなんだなぁ。




この牛スジはうまかった。




なんとなく埋まってきたサンガサポ。
アウェーに来て思う事はうちに比べて埋まるのが
遅いよなぁ。
大分ってせっかちなんだろうか?




本日、少人数ながら強力メンバーの女性軍「G裏町内会」。
あ!
本当はここに「足○のおばちゃん」が加わるという
最、最、最強の布陣のはずだったのだけど
子供さんの具合が悪くなって参戦ができなくなった。
男性軍は隅の方に。(笑)




「G裏町内会」本日のゲーフラ。
関東より参戦。
今朝、旦那さんが突然行く事を決めたそうで、
待機列で会った時はビックリした。
でも、楽しかったですよ。




女性3人で参戦のは○わさん。
いっぱい遊びましたか? 笑




シュートの瞬間がよく似てる。




コメントなし。笑




シンゴがサブに入っているので、あわてて着替えた。
2枚持っていって正解。




この時点では勝つ事しか考えていなかった。




途中で降り出した雨が心を濡らす。




シンゴの交代にも最初気づかなかった。




でも、元気そうだし顔も見れたし、まだまだやれるぞ。
シンゴ、ゴーゴー。




試合は終わった。




開幕前、某民放のインタビューで「新しいチームに対して何を望みますか?」
の問いに対して




「勝ち負けに関わらず終わった時にいい試合だった」とサポーターが
思える試合。
「又、見に行きたい」と思えるような試合。
そんな気持ちの入った試合をするチームにしてもらいたい。




下を向いて歩いてくる選手に




ブーイングは無かった。




少ない拍手と「次こそ勝ってくれ~」と叫ぶ悲痛な声が聞こえた。








選手は一生懸命にプレーをしているのだろう。


でも、何も響いてこなかった。
何も伝わってこなかった。

生き生きとプレーをしている相手の選手を見て
「うらやましい」とさえ途中で思った。




負けを知らせる笛が鳴った時、
「悲しさ」は無かった。
「悔しさ」も無かった。
一粒のナミダさえ無かった。

ただただ、仲間から託された多くの「魂」に対して
申し訳ないという気持ちでいっぱいだった。






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