昨日(2月28日)、津久見市の四浦半島の先端の島
「保戸島」に行ってきました。
人口約1,200人。
この小さな島は全国有数のまぐろ遠洋漁業基地です。
朝、9時10分津久見港を出港。
9時30分保戸島港に到着。
帰りの時間は10時10分。
どうしても10時30分には又津久見港に
帰らないといけない。
島に滞在できる時間はたった40分間。
はたして島を全部回れるのか?
平地が少ないので山に向かって2階建て、3階建ての
家が建ち並ぶ独特の景観です。
その歴史、文化、景観が「未来に残したい漁業漁村の
歴史文化財産百選」に選ばれたそうです。
ここにはいたる所にリヤカーがあります。
メイン道路以外すべてこのリヤカーが活躍します。
「実は私はこの島には正味、30分間しかいられないんです。」
その事を船のクルーであるS君に話すと
「俺の自転車を使っていい」とやさしい返事。
そうここの人はみなさんやさしい人ばかり。
カメラを持ってウロウロしてると「あにい、どこか?」
(兄さん、どこか探しているのか?)
と言ってくれたおじさん。
「こんにちは」と声をかけてくれたじいちゃん、ばあちゃん。
「お~す」と言ったら逃げて行ったネコ軍団。
「もうすぐ、雨が降るぞ~~」と空を見上げながら
教えてくれた超ばあちゃん。
あわてて船券売り場の事務所に帰り、自転車を返したとたん
大粒の雨がザー。
恐るべし超ばあちゃん。(ありがとう)
事務所に入って帰りの切符を買ってると「おやつをやる」と言って
まんじゅうをくれたおじさん。
さらに「船まで濡れるぞ」と傘を貸してくれたお姉さん。
これはたった30分間のこの島での出来事です。
この島ではみんな家族。
お互いがお互いを心配し、いたわりの心を持って生きてる。
そのため、よそ者の私にまで普通に知り合いのように接してくれる。
みなさん、本当にありがとうございました。
何十年ぶりかに来た「保戸島」だったけれど
そこに住む人々の心は何も変わっていなかった。