健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

安全か効率か?

2006-02-13 | P&E
最近のBSEの問題から姉歯事件は、経済性・効率性を重視するか、安全性を優先するかというところから生じた大きな問題ですが、なんたって安全性を確保するのにはコストが掛かります。CO2排出基準を定めた京都議定書に参画しない大国はアメリカと中国です。工場廃水の垂れ流しで、第二の水俣病などの公害が懸念されるのは中国で、日本海は今、中国の工業排水で酷いことになっているみたいです。二酸化炭素もそうですが、隣国のみならず地球全体の環境悪化につながりますから、英知を結集して問題解決していかなければなりません。
いつも酷いことが起こってからの後追い対策ですから。
医薬品の販売についても現在・厚生労働省化学審議会の医薬品販売制度検討部会で議論されています。ドラッグストアーでは、薬の説明も聞かずに棚から手にとって医薬品を買うことができます。部会では現在の医薬品を、ガスター、リアップ、水虫薬など、一般用医薬品として市販の経験が少なく、安全性が確立していない成分の入った薬は、薬剤師のみが販売できて、書面による情報提供を義務付け、オーヴァーザカウンター(セルフでは売れない)による販売しかできないように検討しています。これらがAグループとすると、Bグループは(まれに日常生活に支障を来たすおそれのある成分を含んだ医薬品で、薬剤師及び都道府県が行う試験に合格した新資格者も販売できます。書面による情報提供が望ましい、と、しています。
残りのCグループは身体に軽度の変調・不調を生じるおそれのある成分を含む医薬品で、電話での相談窓口を設置すればパソコンなど情報技術を活用した販売が出来るとなりそうです。
分類確定までまだ1年以上かかりそうですが、生活者の安全を担保するためにも是非とも早く進めて欲しいです。医療機器は今年度から薬事法が改正となりまして、人体に対する影響度を判断して3分類されました。1、人体に影響無いものは規制がありません。マッサージチェアとか低周波治療機器は2分類になり販売届出制度になりました。3番目は許可制になりますが、レーザーメスとかレントゲン機器、インプラント、心臓ペースメーカーなど生命にかかわる機器で高度管理医療機器とされました。それまでは、どんな人が売ろうと、どこに売ろうと自由だったのです。街頭でレーザーメスを配っても、問題ないとされていました。
でもようやく一歩前進しました。やたらに規制緩和するのではなくて、生活者の安全確保のためには、しっかりとした規制は必要と考えます。

写真は自宅にある山野千里さんの可愛い作品です。小さくて視難いけれど、右が今年の干支、ブルドッグが足が付いていて笑っちゃうでしょう!
左はお猿さんが首だけ出して露店風呂に入っています。
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