滋賀県大津市仰木町
小椋神社からは鳥居を出ずに、折り返すような形でついている道に入る。
覚性律庵というお寺への看板が立っている。
橋を渡り、右へ分かれる小道に入る。
直ぐに動物避けの柵があって、扉が紐で結ばれているので解いて先へと進む。
あくまで動物避けであって進入禁止ではないが、帰りには必ず元通りに扉を閉じる必要がある。
小道は地形に沿う形で大きく右へと弧を描き、その先の木々が繁ったところで鳥居が見えてくる。
小椋神社からは500メートルも無い。
地形図に神社記号は無いが、思いのほか立派な鳥居が出迎えてくれる。
どういうわけか、頭上をヘリコプターが何度も通り過ぎて騒々しい。
饗庭野へ向かう自衛隊のヘリだろうか?
光線状態は悪く、鳥居周りの雰囲気が上手く撮れない。
特にどこがどうというわけではなく、雰囲気がいいなぁ、と思うようなところだけに、望む光が得られないのはちょっと残念だ。
参道という程のものは無く、左へと曲がれば直ぐに本殿が見える。
手水鉢も無ければ拝殿も無い。
大木があるわけでも無いし、平凡な木々と、ウラジロシダの茂る斜面、それから、ある程度は手入れされているからであろう、背の低い雑草に覆われた小空間。
比較的新しい狛犬に、簡素な社殿。
小椋神社くらいの規模になるとちょっと畏まってしまうけれど、ここでは何となく、「お隣失礼します」といった感じで、寄り添う、と言っては失礼かもだが、凭れ掛かるような感覚で寛げる。
もし、この近所に住んでいたなら、写真撮影には小椋神社に何度も通うだろうけど、無目的にぼーっとするならば、ここへと足を運ぶだろうと思う。
とは言え、滝壺神社や小椋神社では被害に遭わなかったが、ここでは蚊の襲来を受ける。
ペットボトルに残った少しばかりのお茶を飲み干し、来た道を戻ることにする。
小椋神社前を通り、四つ角のところで再び山地神社に来る。
横に伸びる木の幹やら、藤の木が絡み合う狭い空間に祠がある。
ここから四つ角を南東に進んで家並の中に入ると、前回の小椋神社の記事に載せた小椋神社一の鳥居が現れる。
山地神社は小椋神社の一の鳥居より内側にあるわけだが、関連する摂末社というわけでもないようだ。
鳥居を過ぎ、坂を上りきったところで右へと分岐する道の先に、やっと自動販売機を見つけた。
お茶と栄養ドリンクの二本のペットボトルを買い、少し足取りも軽くなる。
あとは下り坂ばかりだ。
こんな感じの、辛うじて軽自動車が走れるような道を下っていく。
琵琶湖が望め、日の出の時間帯には美しい光景に出逢えそうな小道を下る。
いつか、こういった風景も、最高の状況で一眼で撮ってみたいと思う。
やがて退屈な広い道に出て、駅に近づく頃には空からポツリと雨が落ちてきた。
最後の最後で使い果たした体力を振り絞り、駆け足で駅へと逃げ込む。
息を切らせてホームへの階段を上がれば、もう雨は降っていないようだった。
この日の大津の最高気温は32度ほど。
予報の35度より低かったのに、さすがに35度は厳しいなぁ、などと思いながら歩いていた。
この日からどこにも出掛けていないし、最近は実際に35度以上になる日が続いている。
ちょっと出掛けるには躊躇する暑さなので、次の撮影には間が空くかも知れません。
撮影日時 150721 14時10分~14時半
地図
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おはようございます。
もうすぐ世間はお盆なんですねぇ。
私は普段通りに仕事なので実感が乏しいです(笑
こちらではクマゼミしかおりませんが、
例年よりかは静かな印象です。
私はFBはやっておりませんが、見るとしたら、
Junさんと同じようになるでしょうね。
ホームページやブログでも、同じような分類は出来そうですが、
何となく、1と5の融合形が多いような気がします。
ただ、5の要素があっても、殆どはコンパクトデジカメで撮られたもので、
案外と写真に力を入れられているところは少ないような気がします。
その辺は、滝とか花とかの趣味と違って、
写真に写らない歴史的な面とか信仰とか、他の要素があるからなんでしょうかね。
坂とか路地の先に、海や湖が見える風景というのはいいものですよね。
尾道とか、行ったことはないですが、
多分とても惹かれるだろうなと思います。
おや、毎週、精力的にお出掛けされるなと思ってましたが…お疲れ様です。
お盆休みが近づいて(既に入っている職場もあるみたいですが)道路が混んできました。
我が社と契約している個人の運送屋さんやS川便の運転手がちょっと焦っています。期日までの配達が難しくなるシーズンです。
今年の夏は夜中にも蝉が鳴いて五月蠅くて眠れないと言う声もあります。
夏は疲れますね(笑
FBの神社好きのページに参加する人にはいろいろなパターンがあります。
1.歴史を研究する観点から神社を見ている
2.1と関係しますが古代史の研究
3.宗教として神道を信仰している
4.ヘブライの古文書やオカルト書物と関連づけてカルト的な興味を持っている
5.風景として神社を愛している
6.故郷の情景
私は5ですね。6の人の投稿も好きです。
3と4は眺めるだけにしています。とくに4はあまり関わりたくないです。
5の人たちの投稿を見ると、やはり社殿より参道や磐座が素敵に写っている写真に惹かれますね。
神社がある周辺の集落や森の写真も好きです。
琵琶湖が坂道の向こうに見えている、そんな風景もなんだかホッとします。
諏訪もそんな感じなのでしょうね。
今週は隣保に不幸があって、雑用も多く、お出かけはありません。
今までこれだけ山や神社に行っているのに、
実は虫除けの類は使ったことが無いんです。
ひどいところでは一社で20箇所くらい蚊に刺されましたから、
ここはまあ、2、3箇所といったところなので、多い方ではないです。
でも、やっぱり虫除けはあったほうがいいかなぁ…。
暑いですよねぇ。
私が子供の頃は、36度を超えることは滅多に無かったんですが、
最近は当たり前のように目にしますね。
というか、酷暑と猛暑、どっちが暑いんでしょう。
こちらも雷が聞こえてくることはあっても、
気温を下げるような雨が降らないです。
確かに、1人だけの時間を過ごすには良い場所に見えます。
でも、やっぱり蚊が出そうな(笑
蚊取り線香が似合いそうですね。
ハッカ臭のローションとか塗って行くべきでしょうか。
本当に今週の気温には閉口しました。
なんでも酷暑と言う単語は猛暑より古いそうです、と昨日テレビで言っていました。
夕方になると雷が鳴るのですが、雨は降って来ません。降っても本当にピンポイントで角を曲がればもうカラカラです。