神社のある風景

山里の神社を中心に、歴史や建築等からの観点ではなく、風景という視点で巡ります。

九頭神社

2008年04月21日 | 奈良県
奈良県天理市苣原町

天理市街から、旧国道25号線を東へ山中に分け入ると、この苣原町に辿り着く。この辺りまで来ると、天理の概念も無く、ごく普通の山の中である。
苣原という地名が気になったので、「苣」という字を調べてみると、レタスのことであるという。いま私達が食べているレタスとは品種が違うが、平安時代には既に日本に伝わっていたらしい。
そのレタスが栽培されていたから「苣原」なのか、と私などは単純に納得してしまうのだけど、実際のところはどうか知らないし、これから行く九頭神社については何も調べない、というのは我ながら困った性分であると思う。



国道から外れて狭い道に入り、小さな谷川を渡ると鳥居が見えてくる。
まだ朝の光がやっと届きだした時間帯。


境内は、杉の大木が林立する。左には谷川が流れていて、その対岸に国道が走る。車の音は聞こえてくるが、集落からは離れており、落ち着いた雰囲気だ。
拝殿の奥には小さな本殿があるが、暗すぎたのと、撮影するスペースが殆ど無いのでまともに撮れなかった。
というか、この二枚のみの紹介である。良い場所なのに二枚というのが自分でも納得いかないけれど、この二枚は割りと好きな二枚である。


2万5千分1地形図 初瀬
撮影日時 071122 6時半前後

地図