2022年10月8(土)~10(月) 膝関節の状況から、もうこれが最後になるかも知れないから、どうしても尾瀬に行きたいという女房を連れて、沼山峠から鳩待峠までを縦断するという無謀な計画を実行した。この計画は女房が自分で計画したので何とか行けると思ったのだろう。さすがに尾瀬沼と山の鼻の山小屋で2泊する計画だ。
新潟駅を6時34分に出発し、いつものように浦佐からバスと船で沼山峠に向かった。11時10分に沼山峠に到着。今日は急がないので沼山峠の休憩所で昼食をとり12時ちょうどに登山開始。普通なら1時過ぎには尾瀬沼に着けるはずだが、とにかく歳と膝の状況をを考えながらゆっくりあるいたため、2時間近くかかって長蔵小屋に着いた。
長蔵小屋には何回も止まったが、今回初めて部屋に電気炬燵が置いてあった。そういえば初めて暖房費を取られたのは、このためだったのだ。
しかし、その日はとても寒く、炬燵がほんとうにありがたかった。
翌日は7時20分に尾瀬沼を出発し、沼尻で休憩した後、見晴十字路へ向かった。ここが前夜に降った雨で木道が濡れていて、おまけに落ち葉がその上にへばりついているので、滑りやすいことこの上ない。
女房が2回、私が1回、完全に点灯して亀の子状態になった。そして何人も転倒する人を目撃した。
私は転倒した時に、木道の端でくるぶしの上を強打し、はれ上がって痛かったが、我慢すれば歩くのは支障がなかったので助かった。骨折しなくて良かったとつくづく思った。
見晴十字路の山小屋の前でコーヒーとおしるこを注文し、やっと一息入れることができた。もうお昼近かったので、ここで昼食をとって竜宮-牛首-山の鼻まで、延々と木道を歩いた。
何とか無事に15時少し前に山の鼻の定宿尾瀬ロッジに到着。これで自信がついたのか、やはりもう無理だと思ったかは二人とも微妙なところだった。
少なくとも尾瀬縦断は、これが最後になることは間違いない。翌日は山の鼻から鳩待峠まで2時間かけて登り切り、後期高齢者の無謀な計画は何とか無事に実行できた。
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〈尾瀬沼を出発する時には小雨模様〉
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〈沼尻の売店もトイレも締まっていて、あてにしていた人たちは困っていた〉
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〈見晴十字路に下る登山道脇には、所々紅葉が見られた〉
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〈見晴十字路を出発、竜宮へ向かう〉
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〈牛首の分岐で一休み〉
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〈やっと山の鼻の山小屋に到着〉
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〈今年6月に子熊と遭遇した鳩待峠への登山道を登る〉