a journal of sociology

社会理論・現代思想を主に研究する今野晃のblog。業績については、右下にあるカテゴリーの「論文・業績」から

コピー

2006年11月25日 | 研究生活
 今日は、非常勤をさせていただいている大学の図書館で、ある本のコピーを取る。ブルデューのLa Distinction : Critique sociale du jugementである(原書)。全体が660ページほどの本。かなり疲れる(-.-;)。当初はちゃんとページがめくれていたが、最後の方は今日の寝不足もあり、同じページを何度もコピーしたり、前のページに戻ったりした。

 まあ、ブルデューの翻訳は、訳者の方々がしっかりしているので(などと偉そうなことは言えたものではないのだが)、原文の参照はあまり必要ないのだが(とりわけ日本語で論文を書く限り)、そうは言っても何かと必要な時を考えてのこと。上のリンクからAmazon.frのページにジャンプできるのだが、そこを見てもらえば解る通り30ユーロ弱の本。最近ユーロが強いと言っても、換算して原書でも4500円ほどだから、労力を考えると購入してしまった方が楽のような気がしなくもない。

 が、時々の参照のためにそれだけのお金を払える余裕は、現在の私にはなく、また、原文の参照の回数は多くならないであろうほど、翻訳は信頼できる為、わざわざ原書を購入する必要は感じなかったため(ちなみに私の現在使っているコピーの方法だと、1700円ぐらいに抑えられる)。それでなくても、現在Amazon.frで注文中の本は総額で10万円ほどになっている。出費がいたい……(・〇・;)グェッ。

 実際のところ、買うだけでなくしっかり読まねばならないのだが(;^_^A アセアセ…、他方で、以前購入していた本が突然役に立つことに気付くという経験もあったりする(こちら)。直近の問題設定・関心だけに絞って資料収集をしていると、思わぬ見落としや、あるいは興味関心・知的好奇心も薄れてしまうので、できるだけ気になるものは、手に取れる範囲に置いておきたいもの。ただし、それはお金があれば……(・〇・;)グェッ。

 お金の面、時間の面(読む時間の)、それから読めるスピード(語学力っすね)など、本の購入にも様々な側面があり、なかなか判断が難しいものである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。