

10月8日と10日の二日にわたって、「一般薬販売」の実務実習に薬学部5年生が4人、やって来ました。
午前中に、理論や基礎知識をレクチャーに午後からは、実際に店頭に立つ実習をしました。
うちのような相談薬局は、軽医療のセルフメディメーションの相談も もちろんありますが、持病があったり、西洋薬での副作用経験者など、わりと難しい専門知識を必要とする相談も数多くあります。
数あるドラッグストアをかき分けて(^^;)、わざわざうちを選んで下さるお客様は、そこに何か理由があります。
特に、常連さんではない方が薬剤師を指名される時は、ちょっぴり緊張します。
「わからない事、知らない事があって当然!
でも、適当に答えるのではなく、書籍を開くなり、ネットで調べるなり、お客様の許される時間で正確な返答をして下さいね。」
そして、その方にとって最もふさわしい答えを探すためには、その方の体調や生活環境など、詳しい情報が役立ちます。
「落ち着いて、しっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。
その方の病気が治ることと同時に、満足して頂ける着地点に向かって考えましょうね。」
初めて店頭に立った時は頭が真っ白になると言った学生たちも、ロールプレイを重ねるうちに、だんだん落ち着いて実力が発揮できるようになって来ました。
実習終了後、ひとりの学生が
「ひかり薬局みたいな相談薬局に就職したいのですが、どうすれば良いですか?」
と、尋ねてくれました。
うちにとって、一番嬉しい言葉でした。