きょうは閉店後、学校薬剤師の研修会に佐賀まで行ってきました。20時から22時まで盛りたくさんの内容を勉強してきましたよ。中でも、私が強く印象に残った言葉は「薬育」。今しきりに「食育」の重要性は言われていますが、薬に対してもしっかりとした教育が必要であり、学校薬剤師の仕事のひとつである!という話。しかし「薬育」は、まず薬に興味をもってもらうことがポイントかも・・・例えばハルシオンという睡眠薬は、薬を飲んでも、実際の脳に運ばれるのは全体の2%。その他は小腸や肝臓で分解されて排出されます。さらに脳に入った2%のうちに、実際に睡眠効果を出すために働くのはその60%。なんと飲んだ量の99,42%は利用されないという説明を「ハルシオンのお金を3000円負担したが、17円分しか使われず、2983円分はトイレ下水道へ。」「だからといって製薬会社や医療従事者に怒鳴り込んではいけません(笑)」と書くとぐっと楽しいみたいな。もっと知りたい方は澤田康文先生著の「この薬はウサギかカメか」をおすすめ。風邪薬のPL顆粒は一日4回のむのに、血圧の薬はなぜ1日1回の服用で良いのか?という話もわかりやすく書かれています。・・・「薬育」は生徒だけのためではなく、皆様にお伝えしなければならないものとして、心にしっかり受け止めてきました。タメになった~~~!