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《近代絵画の創始者 マネの全貌》 と題して《三菱一号館美術館》で4月から始まり、間もなく終わろうとしています。
【三菱一号館美術館】
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この美術館は1894年 丸の内の最初のオフィスビルであり、その後煉瓦建ての建物が続々と
建ち並び1900年代末期には一丁倫敦と称される街並みを形成するに至りました。
高度経済成長期の1968年 丸の内の高層化再開発が進む中解体されました。
三菱一号館は復元に当たって外観デザインだけでなく、当初設計図・実測図・内外装写真・保存部材などの資料を基に現在の建築基準に合わせながらも 構造・材質まで可能な限り忠実に再現されています。
上記写真は庭園側からみたもの、3~2階が美術館で1階はエントランス・ミュージアムショップ・カフェ(Cafe 1894)・歴史資料館・三菱センターデジタルギャラリー etc。
収蔵作品にロートレック作 リトグラフ、ポスター計200数十点を所蔵し、2011年秋に公開予定。
【マネ と モダンパリ】
以下は104点の展示の中からパンフレットの絵を転載したものです。
《すみれの花束をつけたベルト・モリゾ 1872年 パリ、オルセー美術館》
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《 エミール・ゾラ 1868年 パリ、オルセー美術館》
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《街の歌い手 1862年 パリ、オルセー美術館》
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《メリー・ローランの肖像 1881年 ナンシー美術館》
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《黒い帽子のマルタン夫人 1881年 愛知、メナード美術館》
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/7c/690b6be595f7de7c62772606d0357c9d.jpg)
《死せる闘牛士(死せる男) 1863~1864年/1865年(切断と改変) ワシントン・ナショナルギャラリー》
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上記6点は全て エドゥアール・マネ(1832~1883)の描いた作品です。全104点の中には同時代作家の80点も展示されていて マネが生きたパリの芸術的な背景を見ることが出来ます。然し代表作の「草上の昼食」や「オランピア」「バルコニー」が出展されていないのは寂しいものでした。かってオルセー美術館で展示された絵画を、好きなだけ写真に撮った事が思い出されてやるせなくなって仕舞ました。
マネが関心を寄せていた日本趣味を、エミール・ゾラの背後に多色刷り浮世絵や屏風絵を配しているところが見逃せない所でしょう。
又 ベルト・モリゾをモデルに何枚か描いています。女流画家でもあった彼女を愛していたのでしょうか・・・実弟と結婚してからは一度も描いていないのです。